2000年の読売ジャイアンツ(2000ねんのよみうりジャイアンツ)では、2000年の読売ジャイアンツの動向をまとめる。
この年の読売ジャイアンツは、2回目の長嶋茂雄監督体制の8年目(通算で14年目)のシーズンである。
3年連続で優勝を逃した巨人は、覇権奪回に向けてオフに大補強を行った。福岡ダイエーホークスからFAで工藤公康、野村克也監督との確執から阪神タイガースを退団したダレル・メイを獲得し、ドラフトで高橋尚成を1位指名し、広島東洋カープの主砲江藤智を工藤と同じくFAで獲得した。
シーズン序盤は混戦模様だったが、大補強が功を奏し、6月以降は抜け出した。チーム防御率が去年は3.84だったのがこの年は3.34と改善された。8月以降は貯金5と平凡な成績に終わったが、9月24日の中日ドラゴンズ戦、9回裏に中日の守護神エディ・ギャラードから江藤の同点満塁本塁打と2年目の二岡智宏のサヨナラホームランで4点差をひっくり返し4年ぶりのセ・リーグ制覇を果たした。打撃陣ではこの年から松井、江藤、清原和博、仁志敏久、清水隆行など大物選手がずらりと並んだ打線は「ミレニアム打線」と呼ばれ、203本塁打はリーグ1位で広島など他球団を突き放した。工藤、メイが12勝、高橋が9勝挙げた。対戦成績ではヤクルトスワローズに11勝16敗と負け越したが、中日と阪神タイガースにはそれぞれ18勝9敗と勝ち越した。
この年の日本シリーズは長嶋監督と共に巨人のV9時代を支えた王貞治監督率いるダイエーとの対戦となったため「ONシリーズ」と呼ばれた。4勝2敗でダイエーを破って6年ぶりの日本一に輝き、20世紀最後のシーズンを優勝&日本一で締めくくった。
本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。
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