2002年の読売ジャイアンツでは、2002年シーズンの読売ジャイアンツの動向をまとめる。
この年の読売ジャイアンツは、原辰徳監督の1年目のシーズンである。このシーズン終了後、松井秀喜がフリーエージェント (FA) の権利を行使してMLBのニューヨーク・ヤンキースに移籍した。
概要
シーズン序盤は開幕7連勝で飛び出した阪神を巨人が追いかける展開になったが、前年リーグ最下位だったチーム防御率が飛躍的に改善し、リーグ1位になった巨人が6月以降首位に立ち、2位以下を突き放して独走。そのままセ・リーグ優勝を果たした。
そして日本シリーズでも西武を4勝0敗のストレートで下し、2年ぶりに日本シリーズ制覇を果たした。
このシーズンオフ、松井秀喜がFAによる海外移籍を表明し、ニューヨーク・ヤンキースに移籍した。
レギュラーシーズン
日本シリーズ
オールスターゲーム2002
- 太字はファン投票による選出。選出回数のカッコ内は上記回数中不出場のもの。
個人成績
投手成績
主な打撃成績
できごと
3月
- 3月 - 東京ドームの人工芝が天然芝に近いものに改良される。
- 3月25日 - 内薗直樹との交換トレードで、西武ライオンズの黒田哲史が加入。
5月
- 5月7日 - 武田一浩が対中日7回戦(ナゴヤドーム)で勝利投手となり、史上3人目の全球団勝利を達成。2005年のセ・パ交流戦開始以前では最後の達成
7月
- 7月1日 - 読売新聞グループの再編に伴い、運営会社が株式会社よみうりから株式会社読売巨人軍に変更。合わせて球団名も東京読売巨人軍から読売巨人軍に。ビジターユニフォームの胸部分も「TOKYO」から「YOMIURI」に変更になった。
8月
- 8月1日 - 対中日20回戦(東京ドーム)で、川上憲伸に21世紀初(NPB史上70人目・81度目)のノーヒットノーラン(無安打無得点試合)達成を許す。巨人がノーヒットノーラン達成を許した試合は、1996年8月11日の対中日戦(東京ドーム:達成者は野口茂樹)以来で、2021年時点ではこの試合が最後である。
9月
- 9月24日 - 2年ぶり30回目のリーグ優勝。ただし、当日は対阪神タイガース戦でサヨナラ勝ちを許した。
10月
- 10月10日 - 巨人の今季観客動員が史上最多の378万3500人
- 10月30日 - 西武ライオンズとの日本シリーズ第4戦(西武ドーム)に6対2で勝利したことにより、2年ぶり、通算20度目の日本一に輝く。日本シリーズにおけるストレート4連勝(4タテ)は、1990年の西武以来で、球団史上初。また、西武の日本シリーズでの5連続敗退は阪急ブレーブスと並ぶワーストタイ記録
11月
- 11月1日 - 松井秀喜がFAを行使してメジャーリーグ挑戦を表明
- 11月16日 - MLBニューヨーク・ヤンキースと業務提携
- 11月17日 - 前ダイエーのロドニー・ペドラザを獲得
- 11月19日 - ヤクルトを退団したロベルト・ペタジーニが入団
12月
- 12月2日 - 長嶋茂雄が、アテネ五輪野球日本代表の監督に就任。
- 12月19日 - FA宣言していた松井秀喜がニューヨーク・ヤンキースと契約合意
入団・退団
本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。なお、退団の去就はスポーツ関係又は芸能関係の職業に転身した場合のみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。
選手・スタッフ
表彰選手
- 最優秀選手:松井秀喜(2年ぶり3度目)
- 本塁打王:松井秀喜(50本、2年ぶり3度目)
- 打点王:松井秀喜(107打点、2年ぶり3度目)
- 最多安打:清水隆行(191安打、初受賞)
- 最高出塁率:松井秀喜(.461、2年ぶり3度目)
- 最優秀防御率:桑田真澄(2.22、15年ぶり2度目)
- 最多勝利:上原浩治(17勝、3年ぶり2度目)
- 最高勝率:上原浩治(.773、3年ぶり2度目)
- 沢村賞:上原浩治(3年ぶり2度目)
- ベストナイン:
- 上原浩治(投手、3年ぶり2度目)
- 阿部慎之助(捕手、初受賞)
- 清水隆行(外野手、初受賞)
- 松井秀喜(外野手、8年連続8度目)
- ゴールデングラブ賞:
- 桑田真澄(投手、4年ぶり8度目)
- 阿部慎之助(捕手、初受賞)
- 仁志敏久(二塁手、4年連続4度目)
- 高橋由伸(外野手、5年連続5度目)
- 松井秀喜(外野手、3年連続3度目)
ドラフト
出典
関連項目
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