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1948年の読売ジャイアンツ


1948年の読売ジャイアンツ


1948年の読売ジャイアンツ(1948ねんのよみうりジャイアンツ)では、1948年シーズンの読売ジャイアンツの動向をまとめる。

この年の読売ジャイアンツは、職業野球公式戦再開3年目のシーズンである。

概要

シーズン序盤から借金を重ね、6月終了時点で借金6の5位に沈んだ巨人は7月に入るとチーム成績を建て直し、7月に借金を完済、首位南海を猛追した。最大14.5差あったゲーム差を9月中旬には1.5差まで詰め寄るが、直接対決で敗れてシーズンを2位で終え三原監督の胴上げはならなかった。投手陣は中日から復帰の藤本英雄などの活躍でリーグ1位の29完封を記録し、チーム防御率も2.27で優勝の南海に次ぐ2位だった。打撃陣は青田昇が阪急から復帰したこともあり好調で、95本塁打はリーグダントツで、チーム打率は3位の阪神に次ぐ.256を記録した。

チーム成績

レギュラーシーズン

個人成績

主な投手成績

  • 色付きは規定投球回(220イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高

主な打撃成績

  • 色付きは規定打席(400打数)以上の選手
  • 太字はリーグ最高

できごと

  • 4月14日 - 中尾碩志が対南海戦で日本プロ野球通算1500投球回、史上6人目。
  • 5月1日 - 中尾碩志が対阪急戦で日本プロ野球通算100勝、史上5人目。
  • 5月16日 -川上哲治が対金星戦(仙台)の1回に2ラン本塁打と3ラン本塁打を放ち、日本プロ野球新記録の1イニング5打点。1イニング2本塁打は日本プロ野球初。
  • 5月28日 - 川崎徳次が対中日戦で、日本プロ野球通算1000投球回、史上26人目。
  • 5月29日 - 川崎徳次が対中日戦で、9回裏無死一塁の場面で登板、中日の杉山悟への初球を逆転サヨナラ2ラン本塁打されサヨナラ負け。日本プロ野球史上初の1球による敗戦を記録、スコアは13対12。
  • 7月10日 - 対太陽戦で6月27日の対急映戦から球団新記録の9試合連続2桁安打。
  • 8月17日 - 日本初のプロ野球ナイターが、横浜ゲーリッグ球場(後の横浜平和球場、現在の横浜スタジアム)の対中日戦で行われる。試合開始前、元メジャーリーガーのベーブ・ルースの訃報が入り、全選手やファンによって黙祷が捧げられた。試合は中日が3-2で勝利。
  • 9月5日 - 対南海戦(後楽園)で9月2日の対中日戦から球団タイ記録の4試合連続完封勝利と、8月29日対阪急戦の6回からこの日の9回まで球団新記録の40イニング無失点。
  • 10月3日 - 対大阪戦(甲子園)の9回裏、大阪・藤村富美男の体当たり本塁突入で武宮敏明捕手は衝突して失神、決勝点を許す。1980年以降では常識の「本塁突入による激突」もこの時期では巨人が46分間の抗議に。
  • 10月16日 - この日の対太陽戦(大須)で球団記録(2012年現在)の1試合27安打と、最多得点の26点、14日からの同カード3連戦の合計で56安打で連続3試合安打の最多球団記録(2012年現在)。7本塁打は当時の球団新記録。試合は26対5で巨人が勝利。
  • 10月19日 - 中尾碩志が対金星戦で日本プロ野球通算1000奪三振、史上3人目。
  • 11月7日 - 藤本英雄が対大阪戦で日本プロ野球通算100勝、史上7人目。


選手・スタッフ

  • 登録名変更
    • 呉新亨→呉元敞
Collection James Bond 007

表彰選手

  • 首位打者:青田昇(.306、初受賞)
  • 本塁打王:
青田昇(25本、初受賞)
川上哲治(25本、8年ぶり2度目)
  • 最多安打:青田昇(174安打、初受賞)
  • 最優秀防御率:中尾碩志(1.84、初受賞)
  • 最多勝利:
中尾碩志(27勝、初受賞)
川崎徳次(27勝、初受賞)
  • 最多奪三振:中尾碩志(187奪三振、初受賞)
  • 沢村賞:中尾碩志(初受賞)
  • ベストナイン:
中尾碩志(投手、初受賞)
川上哲治(一塁手、2年連続3度目)
千葉茂(二塁手、2年連続2度目)
青田昇(外野手、初受賞)

出典


Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 1948年の読売ジャイアンツ by Wikipedia (Historical)