1998年の福岡ダイエーホークスでは、1998年シーズンについての福岡ダイエーホークスの動向をまとめる。
この年の福岡ダイエーホークスは、王貞治監督の4年目のシーズンである。
前年4位のチームは松永浩美などのベテラン選手が引退したことを受け、若手主体のオーダーで開幕に臨むはずだった。しかし、1997年の開幕前に発覚したプロ野球脱税事件で4番の小久保裕紀が連座し、パ・リーグから開幕8週間の出場停止を受ける最悪のスタート。急遽小久保の穴埋めとして広島のルイス・ロペスを獲得し、シーズンに臨んだ。チームは5月に15勝9敗で勝ち越したが、6月に7勝13敗で負け越して4位に転落。それでも首位独走の日本ハムが8月以降失速したこともあり首位戦線には踏みとどまったが、終盤の24試合で10勝14敗と息切れし最後は5連敗で閉幕。その後オリックスが西武とのダブルヘッダーに連敗したことにより、両球団が同率3位となり球団としては1977年以来21年ぶりのAクラス入りを果たした。投手陣は武田一浩が13勝で最多勝を獲得し、近鉄から移籍の西村龍次は10勝を上げる活躍を見せた。打撃陣では2年目の井口忠仁が低打率にあえいだものの、柴原洋や城島健司などの活躍でチームは勝率5割復帰を果たし、1999年のリーグ優勝につながった。小久保の復帰もあり、ロペスはわずか1年で退団した(2000年に広島に復帰)。
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