サンボマスター(英: Sambomaster)は、日本のスリーピースロックバンド。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。レーベルはGetting Better。略称は「サンボ」。
担当楽器の表記など、公式ウェブサイトの「PROFILE」に拠る。
楽曲の作詞・作曲は主にボーカルの山口が担当。レコーディングは基本的に一発録りであることをモットーとしており、山口の感情が高まり"今だ"という時になるまで録音を行わずにレコーディング・スタジオのブース外で何時間も佇み続けることもある。
※特記を除いて、公式ウェブサイトの「PROFILE」を典拠に記す。
2000年2月に東洋大学の軽音楽サークルに所属した山口と木内の2人で結成され、のちに近藤が加わり現在のスリーピースとなる。当時はバンド名が無く、候補として「400勝投手」「くるくるパー」などがあったが、4月に高円寺のライブハウスShow Boatで「サンボマスター」の名が付き、同時に初ライブを催した。7月にインディーズアルバム『キックの鬼』を5か月かけてレコーディングする。
2001年4月にアルバム『キックの鬼』を発売する。
2003年7月にオナニーマシーンとのスプリットアルバムである『放課後の性春』でメジャーデビューし、12月に単独で1stアルバム『新しき日本語ロックの道と光』を発売する。全国ツアー中に、木内の自動車から山口と近藤が結成以来使用してきたギターとベースが盗まれ、木内のドラムセットは被害を免れた。
2004年に劇団大人計画を率いる松尾スズキが監督した映画『恋の門』の主題歌に「月に咲く花のようになるの」が採用され、劇中挿入歌として「人はそれを情熱と呼ぶ」「この世の果て」など数曲が用いられた。12月31日にCOUNTDOWN JAPAN 04/05の1万人規模ステージで年越しカウントダウンする。以後COUNTDOWN JAPANに毎年出演している。
2005年に、フジテレビ系テレビドラマ『電車男』の主題歌に抜擢された「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」がヒットして知名度を高める。エンディングで、終電後の秋葉原駅で撮影された本人出演の映像が用いられた。2005年9月22日放送のドラマ最終回で本編に出演する。10月に公式ファンクラブ「要町ロックンロール」結成。
2007年1月から「新しき日本語ロックキャンペーン2007」と題したイベント『世界ロック選抜』を開始する。最終日の9月1日に両国国技館で、6時間以上約5,000人の観客にそれまでにリリースした全55曲を演奏した。
2010年9月に山口は、福島県出身の松田晋二(THE BACK HORN)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)、箭内道彦と4人で猪苗代湖ズを結成する。
2011年3月23日に初のベスト・アルバム『サンボマスター 究極ベスト』を発売し、福島県が最も被害を受けた東日本大震災のチャリティーソング「I love you & I need you ふくしま」を猪苗代湖ズ名義で録音・配信(後にCDリリース)した。12月にビクターエンタテインメント内のレーベル「Getting Better」へ移籍を発表する。
2018年7月に『輝きだして走ってく』がTBS系金曜ドラマ『チア☆ダン』の主題歌に採用される。
2019年12月に新曲『花束』が「ウコンの力」CMソングに起用される。
2020年3月に結成20周年を記念し、キャリア初のトリビュートアルバム『サンボマスター究極トリビュート ラブ フロム ナカマ』を発売する。3月13日に「花束」を、配信限定シングルとして発売する。4月から放送されるテレビ東京系ドラマ『浦安鉄筋家族』のオープニングテーマを担当する。5月6日に上記ドラマの主題歌「忘れないで 忘れないで」を配信限定で公開し、5月22日から2週連続で、過去のライブ映像を配信する。
2021年3月29日よりスタートしたTBS系の情報バラエティ番組「ラヴィット!」のテーマソングとして新曲『ヒューマニティ!』を書き下ろした。楽曲は2021年6月9日にリリースされた。 3人はその後「ラヴィット!」の2022年8月11日放送で『ヒューマニティ!』をテレビで初披露。その後も「ラヴィット!」で楽曲を披露する機会も多く、2023年8月26日に行われた番組イベント「LOVE IT! ROCK 2023」にも出演。『ヒューマニティ!』『輝き出して走ってく』『ロックンロール イズ ノットデッド』を披露した。
2021年11月11日に山口が網膜剥離と診断されたことを公表し、14日に予定されていた福岡の「Zepp Fukuoka」の公演は見合わせとなる。
2023年11月15日にメジャーデビュー20周年記念作品となる約6年ぶりのオリジナルアルバム『ラブ&ピース!マスターピース!』をリリース。同年には第26回「みうらじゅん賞」を受賞した。
順位はオリコン週間ランキング最高位。
2005年3月、当時フジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組『はねるのトびら』内で、かっこいい男を嫌うバンド「ブサンボマスター」として、レギュラー出演者の塚地武雅(ドランクドラゴン)、堤下敦(インパルス)、梶原雄太(キングコング)によってパロディの題材にされた。しかし、これがサンボマスター側のファンから批判を受け、サンボマスター本人達も抗議し、後にボーカルを演じる塚地は番組内で謝罪した。また、同バンドが同年8月31日に発売したCDシングル「言いたいことも言えずに」は、「ブサンボマスター」ではなく「塚地武雅・堤下敦・梶原雄太」名義となった。また、自分達はこのパロディに関与していないことやファンが怒っていることから、「やめてくれ!」と言ったと山口は語っている。
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