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一乗寺 (松阪市)


一乗寺 (松阪市)


一乗寺(いちじょうじ)は、三重県松阪市中万町にある天台宗の寺院。山号は神山(こうやま)。本尊は薬師如来。櫛田川と祓川の分岐点北西に位置する神山(こうやま)山頂への道筋にある。山号または山岳の名を冠して神山一乗寺(こうやまいちじょうじ)と呼ばれることも多い。

沿革

この寺は聖徳太子が伊勢神宮への参拝の際にこの地で自ら6尺1寸の薬師如来座像を刻み、創建したと伝えられている(仮託説も参照)。

かつて神山は度瀬山(わたせやま)ともいったため、平安時代に書かれた『続日本紀』に登場する「度瀬山房」という寺がおそらくこの一乗寺であろうという説もある。

寺より神山の山頂に登ると南北朝時代には神山城があった(現在は破却)。1343年(興国4年)の神山城の戦いではこの寺も仁木義長らの攻撃で焼失したが、1470年(文明2年)に再建された。1816年(文化13年)にはまたも火災に見舞われたが、1836年(天保7年)に再建された。

文化財

  • 神山一乗寺制札(市指定 昭和53年11月11日) - 伊勢国司北畠氏による制札(3点)
    • 1490年(延徳2年)守護大名北畠具方、北畠材親の時代のもの。署判の式部少輔は奉行人の大宮勝直。
    • 1496年(明応5年)こちらも北畠具方のもの。署判の左衛門太夫は奉行人垂水幸恒に比定される。
    • 1533年(天文2年)北畠晴具の時代のもの。

墓所

  • 仁木義長

周辺

  • 飯野高宮神山神社
  • JR紀勢本線・参宮線多気駅
  • 三重県道701号御麻生薗豊原線

脚注

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参考文献

  • 大西源一(編)『三重県郷土史』三重県警察部、1939年5月5日
  • 宮内黙蔵(著)『伊勢名勝志』川島文化堂、1889年11月11日
  • 吉田東伍(著)『大日本地名辞書 上巻 二版』冨山房、1907年10月7日

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 一乗寺 (松阪市) by Wikipedia (Historical)