『コウノドリ』は、鈴ノ木ユウによる日本の漫画作品。2012年35号から『モーニング』(講談社)で連載を開始。当初は短期集中連載としての形であったが、2013年春から通常連載となり、2020年23号をもって完結した。
2015年、第39回講談社漫画賞・一般部門にノミネート、2016年、第40回講談社漫画賞・一般部門受賞。2022年4月時点で累計部数は940万部を記録している。
2015年10月から実写テレビドラマ化され、同年12月まで放送された。2017年10月から同年12月まで第2シリーズが放送された。
医師であり、ジャズピアニストでもある、鴻鳥サクラが主人公の産科医療漫画。医療機関名は「聖ペルソナ総合医療センター」。妊婦とその家族を中心にストーリーが展開していく。「切迫流産」「人工妊娠中絶」などテーマごとに2話から4話で描かれることが多い。
2008年に作者の鈴ノ木が妻の出産に立会って感動し、これを伝える使命を感じ、漫画化を企図したことから始まり、当時大阪大学病院で妻の担当医だった、りんくう総合医療センター泉州広域母子医療センター長兼産婦人科部長(2024年現在)の荻田和秀が主人公のモデルとなっている。
2020年10月23日発売の第32巻で完結していたが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) のパンデミック(世界的流行)を受け、2022年4月28日発売の『モーニング』22・23合併号より新シリーズ「新型コロナウイルス編」の集中連載を開始し、同年32号にて完結。
2014年2月17日、日本テレビのテレビ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』内で『コウノドリ』の1エピソードが実写ドラマ化され主人公・鴻鳥サクラを河相我聞が演じた。
2015年7月24日、NHKの『あさイチ』内特選!エンタのコーナーに、鈴ノ木ユウ出演の上コウノドリが紹介された。
2015年10月16日から12月18日までTBS系の「金曜ドラマ」枠(毎週金曜 22時 - 22時54分)で綾野剛の主演でテレビドラマ化された。綾野は本作品が連続ドラマ単独初主演となった。
キャッチコピーは「ボクらは毎日、奇跡のすぐそばにいる──」(2シリーズ共通)。
2017年10月13日から12月22日まで同じくTBS系の「金曜ドラマ」枠で、続編で2年ぶり2回目となる第2シリーズが放送された。
2020年4月10日から4月24日まで、後に追加放送として5月8日にも、同じくTBS系「金曜ドラマ」枠で、「コウノドリ傑作選」が放送された。
※ 各話の主となるストーリーは、以下の通りである。
※複数回登場人物には演者名横に登場回を追記
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