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特殊作戦群


特殊作戦群


特殊作戦群(とくしゅさくせんぐん、英: JGSDF Special Operations Group)とは、陸上自衛隊の特殊部隊である。

略称の「特戦群」や、隠語としてSpecialのイニシャルから「S」と呼ばれることもある。また、公文書上では「専門部隊 (習志野)」という表記がされる場合がある。

概要

2004年(平成16年)3月29日にアメリカ陸軍のグリーンベレー(アメリカ陸軍特殊部隊群)やデルタフォース、イギリス陸軍のSAS(特殊空挺部隊)、ドイツ陸軍のKSK(特殊戦団)、オーストラリア特殊部隊等、各国の特殊部隊を参考にして設立され、第1空挺団の拠点である習志野駐屯地に群本部を置く。初代群長は直接部隊創設に携わった荒谷卓が就任した。

選抜

創設時当初は、特殊作戦群の発足母体が第1空挺団であったため第一空挺団内から優秀な隊員を選抜にかけていたが、以後は全国の隊員から職種・性別に関係なく選抜されている。

選抜資格
選抜試験の受験資格は一般には公表されていないが、SNS上に流出した特殊作戦群の選考検査受験案内の部内広告によれば、受検資格は3曹以上(職種・性別不問)、課程教育入隊時において36歳未満の者、レンジャー素養試験に合格できる体力等を有する者、職種に応じた特技を有する者などと記載されている。
公表されている防衛省訓令では、特殊作戦隊員の要件として、空挺基本降下課程、もしくは空挺基本降下課程特殊作戦課程両方の履修が必須とされている。
創設時のセレクションにおいては、米英特殊部隊相当の基準により選抜を行ったところ、各部隊が自信を持って送り出した優秀な人材を次々と脱落させたため、抗議が殺到したものの、初代群長の荒谷卓は一切取り合わなかった。

隊員

特殊作戦群隊員の語学能力水準と要求水準は非常に高い。具体的には、アメリカ軍、イギリス軍、オーストラリア軍等の諸外国軍の特殊部隊との合同訓練や共同作戦、そして諸外国での活動のために、必修の英語に加えて、第二外国語の習得を各隊員が選任され、朝鮮語、中国語、ロシア語、アラビア語等を習得する。また、外国語の習得は、かかる言語の話者の背景的民情・地域・諸文化等の学習と一義であり、例えば、アラビア語を習得する隊員は、イスラム教の根本教典であるコーラン(聖典)についても学ぶ。

戦闘訓練については、イラク派遣前に普通科部隊と合流して訓練した際には、生身の隊員を的の両わきに立たせて10メートル以上離れた場所を移動しながら拳銃の弾を的に命中させるなど、諸外国の特殊部隊と同様に一般部隊ではありえない訓練を行っている。特殊作戦群の約300名が1年間に射撃訓練で消費する実弾の数は、陸上自衛隊の1個師団に匹敵すると報じられた。

特に、小部隊の強みを活かして特殊作戦を遂行する特殊部隊であることの性質上、近接戦闘術(CQB)の練度は、陸上自衛隊中最高峰である。

初代特殊作戦群群長の荒谷は、日本古来の軍学書である闘戦経などを研究し、日本独自の武人の価値観の復興と精神規範の確立を目指し、日本国の伝統文化や神話的伝承等と、欧米型特殊作戦部隊の外来価値観の融合により、日本在来の独自性と強みを含んだ精鋭部隊を錬成することを目指した。荒谷は、のちに明治神宮の武道館の館長に就任するなど、退官後も日本の伝統的武芸と武士道を深く探究した。

特殊作戦群隊員の意欲は高く、使いやすい装具や被服を自費で購入したり、休暇に自費で海外のボランティアや民間軍事会社(PMC)での研修を行う者も多く存在するとされる。そのほか、国際機関にスタッフとして出向するなど、国外で様々な任務にも就いている。初代群長の荒谷卓も2、3日の休暇であっても訓練の制約の多い日本を離れて国外でトレーニングをしており、最初の1年でほぼ全財産の300万円以上を投じた。

2022年9月22日、オーストラリア国防省から、10月6日には陸上自衛隊公式SNS上で特殊作戦群の訓練画像が初めて公開された。

編成

  • 特殊作戦群本部
第1部・人事・総務
第2部・情報
第3部・計画
第4部・補給
  • 本部管理中隊
  • 第1中隊
  • 第2中隊
  • 第3中隊
  • 第4中隊
  • 教育隊

からなるとされている。

発足当時の人員は約300名で、そのうち戦闘中隊が約200名とされていたが、現在の規模は不明である。特殊作戦群は、内閣総理大臣により部隊査閲を受けているが、部隊査閲が行われたことは内閣官房長官会見などで報道記者団に対して明かされるものの、その内容と詳細については、部隊の性質上、公表は差し控えられている。

諸外国の特殊部隊と同様に、全隊員がハイレベルな第一線救護技術を習得しており、負傷者の後方搬送と外科手術が難しい地域で活動することが想定されるために、高度な外科医療技術を持つ医官、あるいは医官に準ずる外科救護技術を持つ衛生科隊員も在籍している。

沿革

  • 2004年(平成16年)3月29日:防衛庁長官直轄部隊(当時)として習志野駐屯地で編成完結。同年以降、イラク派遣された陸上自衛隊の部隊の安全確保のために特戦群のチームが現地に派遣され、主に要人警護や部隊警備を行った。
  • 2006年(平成18年)5月:第10次イラク復興支援群に含まれる事が防衛庁(当時)より発表される。
  • 2007年(平成19年)3月28日:防衛大臣直轄から中央即応集団隷下に編成替え。
  • 2008年(平成20年)
    • 1月17日から2月2日まで特戦群隊員20名が沖縄キャンプハンセンの市街地戦闘施設でグリーンベレーと実戦訓練研修を行ったと沖縄の現地マスコミが報道。
    • 3月26日:特戦群の英記名がSpecial Operations Group:SOGからSpecial Forces Group:SFGpに変更される。
  • 2014年(平成26年)1月7日:ジョン・F・ケネディ特殊戦センター・アンド・スクール及びフォートブラッグ基地が毎年発行している公認刊行物「Special Warfare(特殊戦)」の2014年1〜3月版の14ページに、グリーンベレー第1特殊部隊グループと特戦群が通常毎年秋にワシントン州のルイスマコード統合基地 (JBLMにて二国間演習「Silent Eagle」を習慣的に実施していると紹介される。
  • 2015年(平成27年)8月12日:米軍ヘリに搭乗していた隊員2人が墜落事故に巻き込まれる。1人は骨折の疑い、1人は軽い怪我。
  • 2017年(平成29年)10月1日:ジョン・F・ケネディ特殊戦センター・アンド・スクール及びフォートブラッグ基地が毎年発行している公認刊行物「Special Warfare(特殊戦)」の2017年10〜12月版の83ページに、沖縄に駐留するグリーンベレー第1特殊部隊グループ第1大隊と特戦群の緊密な関係や歴史等の解説の他、習志野や沖縄における合同交換訓練 (JCETにて旧USPACOM(アメリカ太平洋軍/現USINDOPACOM(アメリカインド太平洋軍)隷下のグリーンベレーCRF(危機対応部隊)と特戦群が直接行動 (DA、人質救出、都市移動及び回転翼機や車両プラットフォームでの機動性等、様々な任務の訓練を実施したと紹介される。
  • 2018年(平成30年)
    • 1月18日:習志野演習場にて安倍晋三内閣総理大臣とオーストラリアのマルコム・ターンブル首相らの視察を受ける。現職首相による視察及び外国首脳に対する公開はこれが初めて。
    • 3月27日:中央即応集団廃止に伴い陸上総隊隷下に隷属替え。
    • 11月27日:習志野演習場にてヨルダン国王アブドゥッラー2世および安倍晋三内閣総理大臣らの視察を受ける。
  • 2021年(令和3年)
    • 6月29日:習志野演習場で菅義偉内閣総理大臣らの視察を受ける。
    • 7月30日:米軍の大規模演習「ディフェンダーパシフィック21」の一環で、グリーンベレー第1特殊部隊グループ第1大隊と特戦群がグアムにて合同訓練を実施した。
    • 8月23日:在アフガニスタン・イスラム共和国邦人等の輸送において、100人の陸上自衛隊員に混ざり十数人の隊員が派遣される。
  • 2022年(令和4年)
    • 8月:オーストラリアのシドニーパラマタにて、オーストラリア陸軍の第2コマンドー連隊(2CDO)と合同対テロ訓練を実施した事がオーストラリア国防省公式ウェブサイトに掲載された。
    • 10月6日:陸上自衛隊公式ウェブサイト、Facebook、Instagram、Twitterにおいて、令和4年8月にオーストラリアにて特戦群と豪陸軍特殊作戦コマンド(SOCOMD)が実働訓練を実施した事について投稿された。なお、特戦群の訓練や特戦群と外国軍特殊部隊の合同訓練に関する陸自による公表は今回が史上初めてである(豪陸軍特殊部隊との共同訓練は2015年に始まり、今回で6回目であった)。
    • 12月5日:三沢飛行場の在日米空軍公式ウェブサイトにて、日米共同統合演習「キーン・ソード23」実施中の11月17日に三沢対地射爆撃場でAFSOC(米空軍特殊作戦コマンド)、米陸軍特殊作戦部隊、特戦群のJTAC(統合末端攻撃統制官)が二国間近接航空支援訓練を実施したと紹介される。既に画像が全て削除され、記載されていたJapan Special Operations GroupがJapan Self-Defense Forcesに変更されている。
  • 2023年(令和5年):アメリカ陸軍特殊作戦コマンドヒストリーオフィスが発行している刊行物「Veritas」の第19巻1号2023にて、特戦群の解説や2011年8月19日〜9月15日に米国で実施された特戦群とグリーンベレー第1特殊部隊グループによる二国間演習「Silent Eagle 2011」の詳細等が掲載された。
    • 3月16日:陸上自衛隊公式ウェブサイト、Facebook、Instagram、Twitterにおいて、令和5年1〜2月に米国にて特戦群とアメリカ陸軍特殊作戦コマンド(USASOC)が実働訓練を実施した事について投稿された(米側の特殊部隊名は明かされていないが、訓練動画の終盤に特戦群とグリーンベレーの記章が映っている)。特戦群の訓練動画が陸自により公表されたのは今回が史上初めてである(米陸軍特殊部隊との共同訓練は2010年に始まり、今回で13回目であった)。
    • 3月17日:グリーンベレー第1特殊部隊グループ公式Facebook、Instagramにおいて、2023年2月に特戦群、グリーンベレー第1特殊部隊グループ、アメリカ特殊作戦軍(USSOCOM)が合同訓練を実施した事について投稿された。
    • 4月15日:アフリカのスーダンにおいて政府軍と準軍事組織RSF(即応支援部隊)との間で激しい武力衝突が発生した(詳しくは2023年スーダンでの戦闘を参照)。戦闘の激化に伴い日本政府は直ちにスーダンに残る在留邦人約60人の救出のため、航空自衛隊、陸上自衛隊の部隊約370人からなる統合任務部隊の派遣を決定する。この派遣に伴い陸自中央即応連隊の部隊に交じり少数の特殊作戦群要員が派遣され、戦闘が続くスーダン国内において邦人の警護及び退避を行った。避難した邦人は自衛隊の輸送機で、自衛隊の海外拠点があるジブチに一時退避し、その後日本へと向かった。
    • 4月29日、防衛省は、スーダンに滞在する在留邦人全員の退避が完了したとの報告を受け、同日、29日をもって作戦の終了を発表し、ジブチに残る自衛隊部隊に派遣終結命令を出した。
    • 4月18日:陸上自衛隊は本年度中に特戦群が米軍、オーストラリア軍とそれぞれ実動訓練を実施する予定だと明らかにした。陸自が特戦群と外国軍特殊部隊の合同訓練の予定を事前に公表するのは今回が史上初めてである

服制

  • 陸上自衛隊の戦闘服には複数の種類があるが、特殊作戦群に属する隊員等は任務に応じてその内の「戦闘服市街地用」(黒い戦闘服)を着用する。
  • 特殊作戦に関する教育等を受けた特殊作戦群の隊員は、「特殊作戦き章」を、自衛隊の施設内及び特に群長が必要と認めた場合にのみ着用する。特殊作戦き章は、左胸ポケットに着用する。
  • 特殊作戦き章は、日本の国旗である日の丸(日本の中心である太陽神の天照大神)、正義や軍事等を意味する剣(武神タケミカヅチの神剣であるフツノミタマ)、急襲が得意な鳶(神武東征の際に勝利に導いた八咫烏=金鵄)、剣の柄には陸上自衛隊の徽章である桜星(身を捨て心を生かす日本の武人の死生観を現す桜)及び古来から神聖な木とされてきた榊(日本の武人の魂の拠り所)からなっている。
  • 特殊作戦群は任務の特性上、様々な戦闘服を装備しており、任務に応じて迷彩服3型、戦闘服市街地用、マルチカム迷彩などを着用する。

主要幹部

装備

個人被服・装具

  • 迷彩服3型
  • 迷彩服3型市街地用
  • 戦闘服市街地用
通常部隊に配備されている迷彩服の他、濃紺の迷彩服、黒い戦闘服など独自の装備品が支給されている。陸上自衛官服装細則(昭和43年2月28日陸上自衛隊達第24-8号)第4条第1項及び別表第1では、戦闘服装を一般用、航空用、空挺用、機甲用及び市街地用に分類しており、戦闘服装市街地用は「特殊作戦群の自衛官(配置予定を含む)が出動、教育訓練等に従事する場合」に着用することができるものとされ、戦闘服市街地用、防寒戦闘外衣市街地用、戦闘帽市街地用、戦闘手袋市街地用及び戦闘靴市街地用がその着用品とされている。2022年にオーストラリア国防省および防衛省公式SNSにて公開された画像で、特殊作戦群隊員が市街地用迷彩服を着用していることが確認できる。(現在公式SNSからは削除済み)
  • マルチカム迷彩服
任務・作戦に応じて着用される。日米共同統合演習「キーン・ソード23」では、マルチカム迷彩服を着用している隊員が確認できる。
  • マルチカム迷彩の各種装備品
迷彩服のほか、マルチカム迷彩の各種装備品を保有しており、オーストラリア国防省より公開された画像にて特殊作戦群隊員がマルチカム迷彩のファーストライン(ベルトキット)を装備している事が確認されている。
  • コンバットシャツ
オーストラリア国防省より公開された画像にて、特殊作戦群隊員が迷彩服3型と同様の迷彩のコンバットシャツを着用している。
  • 18式防弾ベスト
  • 防弾チョッキ3型(改)
  • FASTヘルメット
  • 88式鉄帽2型
中央即応集団編成完結式にて、第1空挺団で使用されているものと同様の3点式あご紐仕様のものを装備していたことが確認されている。
  • 難燃素材製目出し帽(バラグラバ)
  • 個人用暗視装置 JGVS-V8(単眼暗視装置)
  • GPNVG-18(4眼型暗視装置)
FMS(対外有償軍事援助)で購入。オーストラリア国防省より公開された画像にて特殊作戦群隊員が装備していることが確認できる。
  • 個人用防護装備
  • 気密防護衣
  • バリスティックゴーグル
  • 各種難燃素材製手袋、対熱・対摩耗素材製手袋

小銃

  • M4A1
軍用光学照準器などをアメリカ政府に無許可で日本に輸出し、起訴されたアメリカ陸軍大尉、飯柴智亮の声明文により陸上自衛隊がM4カービンを購入、採用していることが判明した。また、2007年と2008年にQDSS-NT4サプレッサーやM203A2グレネードランチャーとともにFMS(対外有償援助)でM4カービンを購入していることも確認されている。
  • H&K HK416
特殊小銃Bとして調達され、UH-60 ブラックホークに搭乗していた隊員が装備していたことが確認されており、2022年にオーストラリアで行われた訓練での画像でも確認された。その際、光学照準器、レーザーモジュール、フラッシュライト、PMAGおよびH&KGEN3マガジンなどを使用していることが確認されている。
  • H&K HK417
補給統制本部の公募情報に「技術援助」の名目で「中央調達に係わる公告」に記載されている。
  • 20式5.56mm小銃

短機関銃・機関拳銃

  • H&K MP7(4.6㎜短機関銃B)
4.6x30mm弾の調達が確認されている。
  • H&K MP5
UH-60JAに搭乗していた隊員のうち、一部の隊員が携行。
  • SIG MPX
試験用機関けん銃及び試験用9mm普通弾(MPX)が防衛装備庁で調達されている。
  • 9mm機関拳銃

機関銃

  • 5.56mm機関銃MINIMI
  • 12.7mm重機関銃M2
  • M134機関銃(ミニガン)
UH-60JA・CH-47JAに搭載して運用される。

狙撃銃

  • 対人狙撃銃
M24SWSを配備しており、迷彩塗装が施されている。
  • 対物狙撃銃
M95バレットを調達し、使用していることが公式書類や公開資料から判別できる。
  • SAKO TRG
2023年1〜2月に行われた「令和4年度米国における実動訓練(FOIP 〜自由で開かれたインド太平洋のために〜」におけるアメリカ陸軍特殊作戦コマンドとの共同訓練においてM24A2とともに使用。
  • レミントンMSR

拳銃

  • H&K USP
本体の他にサプレッサーと光学照準器が配備されている。
  • 9mm拳銃
2007年3月31日の中央即応集団編成完結式で報道陣の前に姿を現した際にレッグホルスター(サファリランド6004)に入れて携行。
  • SIG SAUER P226
  • H&K SFP9
  • 大口径拳銃(機種不明)
  • 秘匿携帯用小型拳銃(機種不明)

アタッチメント

  • M203 グレネードランチャー
  • QDSS-NT4 サプレッサー

誘導弾・ロケット火器

  • 91式携帯地対空誘導弾
  • 01式対戦車誘導弾
  • 84㎜無反動砲(B)
  • 110㎜個人携帯対戦車弾

擲弾・地雷

  • 96式40mm自動てき弾銃
  • 各種破片手榴弾
  • 各種発煙筒(スモークグレネード)
  • 閃光発音筒(スタングレネード)
閃光発音筒1型、および多段式閃光発音筒の調達が確認されている。
  • 92式対戦車地雷

その他携行品

  • 21.5mm信号けん銃
  • 特殊警棒
バトンホルスターの調達が確認されている。また、中央即応連隊、海上自衛隊立入検査隊、警務隊も特殊警棒を装備している。
  • 手錠
  • ケミカルライト
  • 個人携行救急品
IFAK(Individual First Aid Kid)等を装備している。一般的に特殊部隊は任務特性上、一般部隊よりも先進的で高度な救護資機材を装備する。
  • マルチツール、サバイバルナイフ
  • レンザチックコンパス
  • タクティカルライト(懐中電灯)
  • 双眼鏡等(一部レーザー測距儀等内蔵)
  • 各種センサー、ドローン等の偵察・情報収集機材
  • 各種野外通信機器(衛星通信機材等)
  • GPS航法機器(いわゆるGarminなど)
  • 携帯式爆発物探知装置2形
  • 化学剤検知器
  • CR検知器
  • 部隊用線量計
  • 線量計3形
  • 中隊線量率計3形
  • 携帯線量計セット
  • 携帯気象計
  • リブリーザー(CCR)
  • 自由降下傘

車両等

  • 高機動車
  • 軽装甲機動車
  • 73式大型トラック
  • 73式中型トラック
公開された隊舎の写真から、73式中型トラックと73式大型トラックを保有していることが明らかになった。
  • 偵察用オートバイ
高高度空中投下装置(CADS)による空中投下ならびにエアボーン輸送が可能である。米軍特殊部隊も装備している。
  • 防弾突入支援車両
  • 戦闘強襲偵察用舟艇(CRRC)
水陸機動団、第1空挺団、特殊作戦群が保有している。海上自衛隊では11メートル級RHIBを特別機動船(SB)の名称で採用し、特別警備隊が装備している。一般部隊では偵察用ゴムボートを装備している。
  • 各種のSUV
防弾仕様・武器庫搭載。民間車両に擬態

ギャラリー

防衛省・自衛隊は、特殊作戦群の画像公開に消極的だが(機密保全を徹底している)、協力関係にある外国軍(アメリカ軍・オーストラリア軍)の広報ウェブサイト等から、たびたび共同訓練時の画像が流出している。

登場作品

映画
  • 『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』
  • 『デスノート Light up the NEW world』
  • 『ミッドナイト・イーグル』 - 終盤、孤軍奮闘する佐伯三等陸佐と西崎の援護と救援、墜落機の核弾頭の警護のために、国家安全保障会議(NSC)における渡良瀬首相の指令により、「特殊部隊」が出動するが、御嶽山周辺の猛吹雪の悪天候と、北朝鮮特殊部隊側によるロケット弾攻撃により、ヘリが降着できず撤退。最終的にはトマホーク巡行ミサイルが発射される。
漫画
  • 『BUGS -捕食者たちの夏-』
  • 『亜人』 - 特殊作戦群から着想を得たような似た名称の部隊「対亜人特選群(Anti Demihuman Special Selected Task Forces Group)」がアニメ版も含めて登場する。作品内で米軍特殊部隊と共にエポックメイキングな武器として登場するM134(ミニガン)は、特殊作戦群も実際に保有していることが確認されている。
  • 『オメガ7』
  • 『空母いぶき』
  • 『日本国大統領 桜坂満太郎』
  • 『魔法少女特殊戦あすか』
アニメ
  • 『Re:CREATORS』
小説
  • 『Op.ローズダスト』 - 劇中においては「発足間もなく、実戦運用のレベルに達していない」として出動はせず、非公式情報機関「防衛庁情報局」が擁する特殊部隊の一つ「729SOF」が部隊の性質上特殊作戦群の名称を借りて出動している。
  • 『SFGp 特殊作戦群 導火線』
  • 『官邸襲撃』 - 高嶋哲夫の小説。テロリストにより首相官邸が占拠されたことを受けて出動し、物語終盤にSATと合同で突入する。
  • 『北朝鮮ゲリラ侵攻〜自衛隊特殊部隊ブラックアウルズ』
  • 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』 - 漫画版、TVアニメ版にも登場。
  • 『交戦規則-ROE-』 - 新潟市に北朝鮮工作員が潜入し、自衛隊に治安出動が命じられたことを受け、第12旅団・富士教導団とともに出動する。
  • 『ゴルゴタ』 - 深見真の小説。主人公は特殊作戦群にいた元自衛官で、物語序盤では石川県に上陸した北朝鮮工作員との実戦や、部隊内での訓練の様子が描かれる。妊娠中の妻が不良少年達に惨殺されたことで、除隊後に復讐に動く。
  • 『消滅世界』
  • 『ゼロの迎撃』 - 都内に潜伏した北朝鮮特殊部隊への対処に2個中隊が出動するが、第1輸送ヘリコプター群所属の7機のCH-47で移動中に地対空ミサイルで攻撃され、部隊として壊滅する。
  • 『総理にされた男』 - テロリストに占拠された在アルジェリアの日本大使館から人質を救出すべく、総理大臣(の替え玉にされた主人公)の命令で出動する。
  • 『テロ・クルーズ〜血塗られた航海〜』
  • 『瀕死のライオン』
  • 『北朝鮮核侵略』
  • 『東京×異世界戦争 自衛隊、異界生物を迎撃せよ』 - 異界生物群が出現する有明地域に生じた巨大空洞を塞ぐべく、先に出動した第1普通科連隊と第1施設大隊が壊滅したことから、特殊作戦群が空洞横のマンションを倒壊させて空洞封鎖を図る。また、取り残された生存者の救出も行う。
  • 『特殊作戦群追跡す!』
  • 『南沙艦隊殲滅』
  • 『邦人奪還』
  • 『封鎖海域』
  • 『黎明の笛』

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 第102飛行隊
  • コマンド(部隊編成)
  • ゲリラコマンド
  • 特別警備隊(SBU)- 海上自衛隊の特殊部隊。2001年3月27日に、特殊作戦群に先行して創隊されている。
  • 特殊警備隊(SST) - 海上保安庁の特殊部隊。不審船の臨検や洋上テロ等対処、核燃料物質等の警備輸送等に特化した部隊である。特殊救難隊と共に、NBCテロにも出動し対処する。
  • 特殊急襲部隊(SAT)- 警察庁警備局の対テロ等特殊部隊。一部任務(対テロ、対ゲリコマ)が特殊作戦群と重複する。隊員は第1空挺団の空挺レンジャー課程を修了しており、山岳地での森林戦能力や、潜水による水路潜入能力、NBCテロ対処能力も有する。
  • 国境離島警備隊 - 沖縄県警察の離島警備部隊。いわゆるグレーゾーン事態において、警察力と防衛力の隙間を埋める部隊として2020年に創設された。
  • CAG(アメリカ)
  • SAS(イギリス)
  • KSK(ドイツ)
  • 第707特殊任務大隊(韓国)
  • 特殊部隊の一覧
  • 特殊部隊(Special Forces)
  • 特殊作戦(Special Operations)

外部リンク

  • “防衛省人事発令” (2015年4月1日). 2015年12月23日閲覧。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 特殊作戦群 by Wikipedia (Historical)