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ポッタパーダ経


ポッタパーダ経


ポッタパーダ経』(巴: Poṭṭhapāda-sutta, ポッタパーダ・スッタ)とは、パーリ仏典経蔵長部の第9経。漢訳で『布吒婆楼経』(ふたばろうきょう)とも表現する。

類似の伝統漢訳経典として、『長阿含経』(大正蔵1)の第28経「布吒婆楼経」がある。

経名は、経中に登場する遊行者ポッタパーダ(布吒婆楼)に因む。

構成

登場人物

  • 釈迦
  • ポッタパーダ --- 遊行者
  • チッタ --- 象使い

場面設定

ある時、釈迦はサーヴァッティ(舎衛城)のアナータピンディカ園(祇園精舎)に滞在していた時、遊行者ポッタパーダが3000人の行者と共にマッリカー園のエーカサーラカ堂に滞在していた。

釈迦が彼らの元に訪れると、彼らは論争しており、ポッタパーダが、「心作用と因縁の関係」について尋ねてきた。釈迦は心作用が因縁に縛られることを述べつつ、十善戒、六根清浄、正念正智、三衣一鉢による満足、五蓋の除去(五禅支の生成)、(色界の)四禅を経て無色界そして滅想受定まで至る「九次第定」について述べる。続いてポッタパーダはアートマンについて尋ねる。釈迦はアートマンを有るとも無いとも答えず、四聖諦を述べる。ポッタパーダは法悦して三宝に帰依することを誓う。

数日後、象使いの子チッタがアナータピンディカ園(祇園精舎)に釈迦を訪ね、有るとも無いとも言えないと釈迦が述べたアートマンについて問い、釈迦の説明を受ける。チッタは法悦して三宝に帰依することを誓い、出家して後に阿羅漢となった。

内容

日本語訳

  • 『南伝大蔵経・経蔵・長部経典1』(第6巻) 大蔵出版
  • 『パーリ仏典 長部(ディーガニカーヤ)戒蘊篇II』 片山一良訳 大蔵出版
  • 『原始仏典 長部経典1』 中村元監修 春秋社

脚注・出典

関連項目

  • 三学
  • 十善戒
  • 六根清浄
  • 五蓋・五禅支
  • 四禅・九次第定・滅想受
  • 欲界・無色界
  • アートマン
  • 四聖諦
  • 無我
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外部リンク

  • Poṭṭhapādasuttaṃ - Tipitaka.org

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: ポッタパーダ経 by Wikipedia (Historical)


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