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2000年の文学


2000年の文学


2000年の文学(2000ねんのぶんがく)は、2000年(平成12年)の文学についてまとめた記事である。

できごと

  • 1月4日 - 三島由紀夫が決起の際に、残された楯の会会員・本多清(旧姓・倉持)に宛てた遺書が新聞各紙に公開される。
  • 1月14日 - 第122回芥川龍之介賞・直木三十五賞(1999年下半期)の選考委員会開催。
  • 2月21日 - 大平光代の 『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)が発売される。同書はトーハン発表の「2000年年間ベストセラー」総合1位を記録した。
  • 7月27日 - 三島家に保存されていた三島由紀夫の少年期の詩のノート15冊が、平岡威一郎より新潮社編集部に託される(詩ノートは9月4日に朝日新聞で紹介)。
  • 11月1日 - 『決定版 三島由紀夫全集』〈全42巻+補巻1、別巻1〉が新潮社より刊行開始される(2006年4月まで)。

芥川賞・直木賞

第122回(1999年下半期)
  • 芥川賞 - 玄月『蔭の棲みか』、藤野千夜『夏の約束』
  • 直木賞 - なかにし礼『長崎ぶらぶら節』
第123回(2000年上半期)
  • 芥川賞 - 町田康『きれぎれ』、松浦寿輝『花腐し』
  • 直木賞 - 船戸与一『虹の谷の五月』、金城一紀『GO』

その他の賞

  • 谷崎潤一郎賞(第36回) - 辻原登『遊動亭円木』、村上龍『共生虫』
  • 泉鏡花文学賞(第28回) - 多和田葉子『ヒナギクのお茶の場合』

2000年の本

小説

  • 赤坂真理 『ミューズ』(文藝春秋)
  • 池澤夏樹 『すばらしい新世界』(中央公論新社)
  • 伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』(新潮社)
  • 石牟礼道子 『潮の呼ぶ声』(毎日新聞社)
  • 宇江佐真理 『雷桜』(角川書店)
  • 金井美恵子 『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』(朝日新聞社)
  • 田口ランディ 『コンセント』(幻冬舎)
  • 多和田葉子 『ヒナギクのお茶の場合』(新潮社)
  • 津島佑子 『笑いオオカミ』(新潮社)
  • 猫田道子 『うわさのベーコン』(太田出版)
  • 野沢尚 『深紅』(講談社)
  • 林京子 『長い時間をかけた人間の経験』(講談社)
  • 藤野千夜 『夏の約束』(講談社)
  • 松浦理英子 『裏ヴァージョン』(筑摩書房)
  • 村上春樹 『神の子どもたちはみな踊る』(新潮社)
  • 山本文緒 『プラナリア』(文藝春秋)
  • 吉本ばなな 『不倫と南米』(幻冬舎)

その他

  • いしかわじゅん 『鉄槌!』(角川書店)
  • 江川紹子 『魂の虜囚 オウム事件はなぜ起きたか』(中央公論新社)
  • 大平光代 『だから、あなたも生きぬいて』(講談社)
  • 川島幸希 『英語教師 夏目漱石』(新潮選書)
  • 岸本佐知子 『気になる部分』(白水社)
  • 富岡多恵子 『釋迢空ノート』(岩波書店)
  • 原武史 『大正天皇』(朝日新聞社)
  • 丸谷才一 『闊歩する漱石』(講談社)
  • 三島由紀夫 『三島由紀夫詩集』(山中湖文学の森 三島由紀夫文学館)
  • 村上春樹、柴田元幸 『翻訳夜話』(文春新書)
  • 村上春樹、ティム・オブライエンほか 『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』(中央公論新社)

死去

  • 1月19日 - 牧羊子、大阪府出身の詩人・随筆家。開高健の妻。76歳没。
  • 1月27日 - 大原富枝、高知県出身の小説家。87歳没。
  • 1月29日 - 乾信一郎、米国シアトル出身の小説家、翻訳家。93歳没。
  • 2月12日 - チャールズ・M・シュルツ、米国の漫画家。77歳没。
  • 2月26日 - 田中小実昌、日本の小説家。74歳没。
  • 3月10日 - ジョン・スラデック、米国の小説家。62歳没。
  • 3月27日 - 河盛好蔵、大阪府出身のフランス文学者。97歳没。
  • 4月22日 - 永川玲二、日本の英米文学者・翻訳家。72歳没。
  • 4月28日 - ペネロピ・フィッツジェラルド、イギリスの小説家。1979年にブッカー賞を受賞した。83歳没。
  • 5月21日 - バーバラ・カートランド、イギリスの小説家。98歳没。
  • 9月2日 - カート・シオドマク、ドイツ出身のユダヤ系の小説家・脚本家。98歳没。
  • 9月28日 - 曽根元吉、日本の翻訳家・編集者。87歳没。
  • 12月19日 - 如月小春、東京都出身の劇作家。44歳没。
  • 12月20日 - 江崎俊平、福岡県出身の小説家。74歳没。
  • 12月28日 - 斎藤十一、日本の編集者、実業家。86歳没。

脚注

参考文献

  • 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。 

関連項目

  • 文学賞の一覧

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 2000年の文学 by Wikipedia (Historical)


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