マイケル・エルガン(英語: Michael Elgin、1986年12月13日 - )は、カナダの男性プロレスラー。
本名、アーロン・フレーベル(英語: Aaron Frobel)。オンタリオ州トロント出身。元妻は女子プロレスラーのミスシェフ。
2004年、16歳でプロレスデビュー。2005年以降はアメリカ合衆国、カナダのインディー団体を転戦し、2007年にROHに初参戦する。2010年よりトゥルース・マルティーニ率いるハウス・オブ・トゥルース(The House of Truth)の一員として、同団体にレギュラー参戦する。2011年に同団体と正式に選手契約を交わし、入団する。サバイバル・オブ・ザ・フィットテストに出場し、優勝を果たした。
2012年5月25日、プロレスリング・ゲリラ(Pro Wrestling Guerrilla、略称 : PWG)に初参戦を果たし、ウィリー・マックとシングルマッチで対戦したが、敗戦。
2013年1月12日、PWG主催のタッグ・トーナメント、DDT4にブライアン・ケイジとのタッグ、アンブレイカブル F'n マシンズ(Unbreakable F'n Machines)として出場。一回戦で、PWG世界タッグ王座を保持するスーパー・スマッシュ・ブラザーズ(プレイヤー・ウノ & ステュープファイド組)と対戦。この試合に勝利を収め、同時に同王座の第27代王者組に輝く。同日、準決勝戦にて、ヤング・バックス(マット・ジャクソン & ニック・ジャクソン組)と対戦するも、敗戦。同時にPWGタッグ王座から陥落した。6月に女子プロレスラーのミスシェフと婚約を発表し、7月4日に結婚した。
2014年5月17日、ROH & 新日本プロレスの合同興行、WAR OF THE WORLDSのメインイベントに出場。AJスタイルズが保持するIWGPヘビー級王座に挑戦し、前IWGP王者であるオカダ・カズチカを交えたトリプルスレットマッチで対戦。試合はAJからピンフォール負けを喫し、王座奪取とはならなかった。
6月22日、Best in the World 2014にてアダム・コールが保持するROH世界ヘビー級王座に挑戦。この試合に勝利を収め、第20代王者に戴冠した。以降はマット・ハーディー、ロデリック・ストロング、カイル・オライリー、セドリック・アレキサンダー、サイラス・ヤング、トーマソ・シャンパを相手に防衛を重ねていく。9月6日、All Star Extravaganza 6にて、ジェイ・ブリスコを相手に8度目の防衛戦に臨んだが、ピンフォール負けを喫し同王座から陥落した。
2015年7月、新日本プロレス主催のリーグ戦、G1 CLIMAXに初出場、7月20日より同団体に初参戦を果たす。リーグ戦では4勝5敗という成績で予選落ちに終わったものの、驚異的なパワー殺法を各地で披露しファンの心を掴む。同年11月、新日本が主催するタッグリーグ戦、WORLD TAG LEAGUEに棚橋弘至とのタッグで出場した。
2016年3月3日、NEW JAPAN CUP(以下「NJC」と表記)開幕戦の試合開始前、エルガンが新日本と2年契約を交わし同団体に入団したことを発表した。同日、NJC一回戦にて、天山広吉を相手に新日本所属デビュー戦を行い、エルガンボムでピンフォール勝ちを収めた。翌4日、二回戦ではバッドラック・ファレにも勝利を収めた が、12日の準決勝戦で後藤洋央紀を相手に敗戦した。
4月10日、INVASION ATTACK 2016にて棚橋、ヨシタツとのトリオでNEVER無差別級6人タッグ王座を保持するジ・エリート(ケニー・オメガ & マット・ジャクソン & ニック・ジャクソン)に挑戦。最後はニックからピンフォール勝ちを収め、第5代王者組に戴冠する。試合後、リング上でオメガと一触即発の睨み合いとなり、オメガの保持するIWGPインターコンチネンタル王座(以下「IC王座」と表記)を賭けたタイトルマッチで対戦することが決定的となった。4月27日、Road to レスリングどんたく 2016博多スターレーン大会にて、IC王座を保持するオメガに挑戦。試合終盤にエルガンもリング上から場外に設置されたテーブルに向かってのパワーボムを見舞うといった荒々しいファイトを展開したが、最後はオメガの片翼の天使でピンフォール負けを喫し、エルガンの王座奪取とはならなかった。
その後、IC王座の次期挑戦者として棚橋の名前が挙がり5月21日に両者の前哨戦が組まれたが、この試合後に棚橋がBULLET CLUBの面々より左肩を負傷 し、シリーズを欠場することになった。棚橋の代わりとしてエルガンが代理挑戦者として名乗りを上げ、再びオメガと対戦することが決定した。
6月19日、DOMINION 6.19 in OSAKA-JO HALLのセミファイナルに登場し、ラダー・マッチ形式のタイトルマッチでオメガの保持するIC王座に再挑戦。ハードコアな攻防が続く中、エルガンは試合終盤で乱入してきたヤング・バックスの手によって手錠でコーナーに拘束され窮地に陥るも力づくで手錠をブチ切り、ラダーに登っていたオメガごとラダーを押し倒して場外へと排除。すぐさまラダーを立て直し、天井にぶら下がったIC王座を奪取し第14代王者に戴冠した。
6月23日、メキシコに遠征し現地でルチャ・リブレ・エリート(Lucha Libre Elite)が主催するトーナメント、カンペオナート・ムンディアル・エリーテ 2016に出場。一回戦でジンダー・マハルと対戦し勝利を収めた。翌々25日、二回戦でリオ・ラッシュ、準決勝戦でブラムを制し、決勝戦でボラドール・ジュニアと対戦。エルガンボムでピンフォール勝ちを収め、同大会を優勝し初代リーガエリーテ世界王者となった。2年連続G1 CLIMAXに出場、優勝決定戦に進出したオメガらに勝利し5勝を挙げた。
9月25日、IWGPインターコンチネンタル選手権で内藤哲也と対戦して敗れ、王座を逃した。
2018年6月9日大阪城ホールにて、NEVER無差別級3WAYマッチでタイチから3カウントを奪い(もう1人は王者の後藤洋央紀)、17代NEVER無差別級王者となった。
8月12日、日本武道館で開催された『G1 CLIMAX 28』はAブロック予選を勝ち点6で同点最下位5人の内の1人となって敗退。
2019年3月31日をもって契約満了につき、新日本プロレスを退団。
新日本離脱後は大日本プロレス、プロレスリング・ノアなどのリングに参戦していた。
2019年4月からインパクト・レスリングに入団するも、2020年6月に契約終了。
2022年4月30日、プロレスリング・ノア両国国技館大会に参戦。およそ2年4ケ月ぶりの来日となる。5月21日に行われた大田区総合体育館大会で、マサ北宮と組み、GHCタッグ王座を奪取。
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