『おそ松さん』(おそまつさん)は、赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』を原作とした日本のテレビアニメ。赤塚不二夫生誕80年記念として2015年10月から2016年3月までテレビ東京ほかにて第1期が放送された。1988年に放送されたテレビアニメ第2作『おそ松くん』以来、約27年ぶりにstudioぴえろが制作したテレビアニメであり、シリーズ3作目にして初の深夜アニメでの放送となった。
2017年10月から2018年3月まで第2期が放送された。2019年3月15日には完全新作の劇場アニメーションが松竹の配給で公開。2020年10月から2021年3月まで第3期が放送された。2021年6月には新作アニメの制作が決定し、2022年7月8日には第1弾が、2023年には第2弾がそれぞれ劇場公開。2022年3月25日には実写映画が公開された。
松野家の6つ子であるおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は20歳を過ぎても定職につかず、親の脛をかじるいわゆるニート。仕事にも女性にも縁がない個性的な6人は、時に足の引っ張り合いをしながらも、ひとつ屋根の下で暮らし、それぞれの趣味にいそしむ日々。
そんな彼達に、うさんくさい男イヤミ、おでん屋のチビ太、6つ子のアイドル的存在トト子、いつもパンツ一丁のおじさんデカパン、大きな口の中年男ダヨーン、あどけない少年(に見えるが実は成人)ハタ坊などの面々が加わり毎回騒動が巻き起こる。
構成は通常、本編の前後に時折入るショートアニメを含めて2 - 7本立ての1話完結の形式をとっており、複数のショートアニメを放送する回もある。ストーリーもほぼ本作オリジナルの物だが、時折原作『おそ松くん』の話を本作用にアレンジした物を放送する回もある。
スタジオぴえろの創業者である布川ゆうじによれば、当初、赤塚不二夫生誕80周年にあわせて「おそ松くん」のリメイクを企画していたが、夕方の放送枠がとれず、何度企画を出しても流れることが1年続いた。また、深夜の放送枠では「おそ松くん」はきついとの声もあった。そこで、以前スタジオぴえろで制作した「しろくまカフェ」が人気声優を起用し、女性ファンから支持を得ていたのにならい、六つ子をイケメンにして「しろくまカフェ」と同じ声優をキャスティングするという企画が練られ「おそ松さん」として組み立てたという。
赤塚の娘であり株式会社フジオ・プロダクション代表取締役社長の赤塚りえ子は当初、企画内容に困惑し「原作(子供)の設定でお願いします」と難色を示したが、赤塚の生誕80周年を盛り上げたいという思いや生前の赤塚なら快諾するだろうと考え直し、承諾した。実際に赤塚本人は生前、青年向け連載作品『花ちゃん寝る』で大人になった六つ子たちの「不倫ネタ」や「童貞喪失ネタ」、SEXシーンまでを描き、自身の原作(『おそ松くん』)を壊して遊んでいる。
2015年7月6日に「おそ松さん」の制作が発表された。監督は『銀魂』の藤田陽一が、キャラクターデザインは映画ドラえもんシリーズで総作画監督を務めた浅野直之が担当している。藤田のほかにも、シリーズ構成に起用された放送作家の松原秀を含む『銀魂』シリーズにかかわった者たちが多く参加している。また、お笑いユニット夜ふかしの会の構成作家などで知られる岡田幸生が、お笑いを題材とした第20話Cパート「イヤミの学校」など複数の回の脚本を手がけた。
アニメ化発表に合わせてティザービジュアルが公開された。公式サイトでは「おそま通信」という架空の新聞を6のつく日に発行するという体裁でキャストや作品情報が公開されていったが、赤塚の誕生日である9月14日に「おそま通信」の号外新聞を実際に印刷して発行し、都内のタワーレコードやアニメイトで無料配布した。アニメイト池袋店にはイヤミの着ぐるみも登場した。ティザービジュアル公開前、浅野は「シンプルなキャラクターでウケるのだろうか」と不安視していたが、公開後、「かわいらしい」や「色遣いが気に入った」といった反響が寄せられた。
『おそ松さん』では6つ子が成長して大人になった後を描く。キャラクターデザインを務めた浅野は「ブラックで下品なネタは満載ですが、キャラクターの愛嬌はなくさないように心掛けています」「分かりやすくシンプルなシルエットで、カワイイけど少し毒のあるような色遣いで、一度見たら印象に残るようなキャラクターになるよう心がけてます」と話している。アニメに限らず輪郭線を描く場合は一般に黒で描くが、本作は青を使い、ソフトかつ独特な絵を出している。
監督の藤田はアニメ!アニメ!とのインタビューの中で、「『おそ松さん』の雰囲気はだらだらしているが、セリフはタイトである」とし、「『おそ松さん』はセリフの掛け合いがあまりにも多いので、ダイアローグ(登場人物同士の会話)はダイアローグではなく、アクションとして考えて、映像を編集する必要がある。例えば、0.5秒の間が空いても、セリフの言い方によっては埋まることもある」と述べている。 また、藤田はシリーズ構成の松原の書くダイアローグについても「ストーリーのために登場人物が言わされているものというよりはむしろ、より生々しい"会話"になっているため、会話のテンポを大切にしたいと思った」と述べている。編集を務めた坂本久美子も「ギャグなのでストーリーのテンポが早くなりやすかったため時折監督の藤田さんと相談しながら編集を行ったが、監督の藤田さんが考えているテンポとこちらが考えているものが近かったため、もめるようなことはなかった」と述べた。
坂本は「どの作品においてもキャラクターの言動を想像しながら編集する必要があり、『おそ松さん』ではそれを6人分やらなくてはならないので苦労した」と振り返り、パンを行うと尺が長くなり時間が掛かると話した。その一方で、坂本はアフレコ後に声優の演技を聞いて再編集することはしなかったとし、声優にはアフレコ前に一回編集した映像で演技をしてもらったと話している。
次回予告は6つ子が交代でナレーションを担当しているが、第1期・第2期6話予告回ではイヤミが担当し、第1期・第2期最終話予告では6つ子全員が次回予告をしている。次回予告が存在しない回や次回のサブタイトルのみを表示するだけの回もある。
このような番組構成になったのには藤田の制作方針が関係しており、藤田はアニメ!アニメ!とのインタビューの中で「『銀魂』の時からそうだったが、完成した映像を放送枠の尺に合わせるために伸ばすのが嫌だったため、3話目に何かを入れたり次回予告を調整した」と述べている。
アニメ「おそ松くん」の六つ子の声優は全て女性声優が担当していたが、本作では少年時代も含めて全て男性声優が担当している。スタジオぴえろが制作した「しろくまカフェ」に出演していた女性人気の高い声優が起用された。
藤田は2015年10月16日に開催されたイベント「6つ子だよ、全員集合!! トト子もいるよ♪」の場で、普段は多弁なキャラクターやテンションの高いキャラクターを演じる福山潤に対照的な一松役を打診した理由について質問を受けた際、「わりとボソッと毒を言うのが映えそうな…」と答えている。
※ 声はアニメの声優。
本作の主人公である6つ子。誕生日は5月24日。年齢は20代前半。原作やアニメ前2作では6人全員がほとんど同じ性格で外見も区別がつかなかったが、本作ではそれぞれに性格やイメージカラーが設定されると共に、表情・髪型も微妙に変えることで差別化が図られた。また、兄弟間には明確な序列が設定されており上の兄には「兄さん」という呼称をつけるが、物語の途中からは一松がカラ松を「クソ松」と呼ぶなど多少の変化が起きている。私服はティザービジュアルで着ているものや、色違いの松の文様の入ったパーカー、共通のデザインのツナギなど兄弟でお揃いなことが多いが、その着こなし方は様々で個性が光る。全員定職には就いていないが、最終話直前に家族に起こった出来事がきっかけで考えを改めるも緊急事態で白紙になる。全員車の免許は持っている(アニメ第三話にて)。なお、兄弟全員パチンコ好きだが、互いに監視し合っており、誰かが大勝ちしても他の兄弟が目ざとく見つけて勝った分を没収するので、勝ちが個人の懐に入ることは少ない。就寝時は横長の布団を6人で使用しているなど仲は良好だが、場合によっては兄弟であっても容赦の無い態度を取る。トト子に憧れているところは相変わらず。全員の一人称は基本的に「俺」もしくは「僕」で、場面によって使い分けていることも多い。6人全員童貞。
一部のエピソードでは6つ子が設定を変えて登場することも多い。ここでは登場頻度の多いもののみ記載する。
話によって、原作・前作までのアニメと同様に様々な役回りで登場する場合もあるが、登場してもセリフがなかったり、1シーンのみという場合もあるなど出番は少なめになっている。
2015年11月5日、『おそ松さん』の公式HP上で「製作委員会の判断」により第1期第1話をBD・DVD第1巻に収録しないことが発表された。また、各種動画サイトでの対応についても触れられており、2015年11月12日をもって第1期第1話は配信終了となった(ニコニコ動画内の「公式アニメ」では、当面1話のみの無料配信を継続する予定であることが発表されており、GYAO!においては2016年4月まで配信予定だった)。発表では理由は明らかにされていない。なお、2016年4月以降にネットされる地上波の局やキッズステーションなどのBSやCSで第1期が放送される場合は第1話は放送されず、第2話から放送開始となる。
第1期第1話未収録の代わりに、BD・DVD第一松(第1巻)には代わりに未放送回“ 「松汁」「童貞なヒーロー」 ”を収録、ソフトメディアの各巻には新作ショート映像が収録された。
「こぼれ話集」では9本のショートアニメが放送されたが10月20日に地上波およびAT-Xで放送されたのち、10月25日のBSジャパンでは『それいけ!アンパンマン』のパロディ部分などが修正されて放送された。これについてテレビ東京の髙橋雄一社長は「オリジナルに失礼な行為だった」と説明した。
第1期第1話同様、「製作委員会の判断」によりBD・DVD第一松ではアンパンマンのパロディは未収録となった。アンパンマンのパロディの代わりに「リアル松」を収録された。各種サイトでの配信も2015年11月24日でアンパンマンのパロディはカットされた(なお、2016年4月以降にネットされる地上波の局やキッズステーションなどのBSやCSも同様で、当該の話とリアル松を除いた内容で放送される)。
第1期第1話はパロディネタと下ネタ満載だったが、放送されると六つ子に「萌える」女性が続出し、Twitterやpixivには本作のイラストが多数投稿された。
おそ松さんの放送期間中にあたる2015年11月末からアニメイト池袋本店で行われた企画展「おそ松さんミュージアム」は、開店前から2000人ほどの行列ができるほどの大盛況をおさめた。その際、スポーツニッポンは女性鉄道ファンを「鉄子」と呼ぶことになぞらえ、本作の女性ファンを「松子」と呼び始めたが、この呼称には女性ファンから批判が殺到した。その一方、六つ子たちのファンを意味する「おそ松girl」「カラ松girl」など、「〜松girl」と自称する女性ファンが増えていると、まんたんウェブは報じている。
アニメージュの編集長である川井久恵はこの状況について、2015年秋から2016年冬にかけてのアニメ業界全体への盛り上がりにつながっているわけではなく一人勝ちに近い状態だとしており、一部の編集者からはアベノミクスをもじって“マツノミクス”と呼ばれていた。
本作を特集した雑誌類が軒並み売り切れが続出し、代わりに電子書籍版を購入するファンも多数見られる。また、アニメ関係のフリーライターの渡辺由美子は主要キャラクターの声優に人気男性声優を起用したことも女性ファンの心をくすぐった大きな要因であると評している。
テレビ東京アニメ制作部の土方真は、東京新聞のインタビューの中で「当初から「いける」という見通しは全くなかった。ターゲットが明確な作品が多い中、人気声優が採用されていたものの誰をターゲットにしたのかわからない印象があった」と述べ、このような予想外の反響は喜ばしいものだとしている。また、インタビューに同席していたアニメ事業部の広部琢も「ターゲットが不明確なのはビジネスとしてはかけかもしれないが、キービジュアルがポップな雰囲気であるため印象に残るだろうし、間口の広い作品だったがために広い支持を得られたのではないか」とみている。
漫画家の倉田真由美は本作の人気について、「モテる男性像が変わってきている。身近にいそうな『おそ松さん』は、今の若い子にとってダメダメなんだけれども元気をもらえる存在になっている」と分析している。
月刊アニメ雑誌「アニメディア」の馬渕悠編集長は、女性のアニメ視聴者がイケメンの登場するアニメに疲れたことが一因ではないかと推測しており、馬渕編集長のコメントを掲載したまんたんウェブもシンプルな作画のギャグアニメであるがゆえにイケメンが登場するアニメよりも作画崩壊が起きにくい分、ファンも安心して見られるのではないかと評している。
音楽評論家の石黒隆之は本作のサウンドトラックについて、「『おそ松さん』のアニメも漫画も見ていないが、何でもありの音楽の大図鑑ともいえるほどの内容で、最初から最後まで楽しませてもらった。」と評し、「2枚目の26番目に収録されている「実松さん」とその次の「十四松と概念」を聴き比べて、同一のメロディを基にしていても、調やリズムパターン・楽器構成等が異なると全く別の曲のように聞こえるということを改めて知った」とも述べている。
第1期2クール目の開幕となる第13話の各パートは、いずれも実験的な内容から視聴者の間でさまざまな反響を呼んだ。
Aパート「連続テレビドラマ 実松さん 第三話」は、これまでとは異なるリアルな作風やショッキングな結末が視聴者の間で話題となり、声優情報ウェブサイト・ボイ☆スタは第13話のレビューの中で、このパートを制作陣からの挑戦状とみたと述べている。また、ボイ☆スタはこのパートのメインキャラクターだった実松がアダルトゲーム『遺作』のキャラクターに似ていることを指摘し、同作の原画を務めた横田守が第13話に関連するイラストを投稿したことを報じている。
Bパート「じょし松さん」は、6つ子を女体化したキャラクターたちが居酒屋で話し合う内容でありながら、6つ子を演じた男性声優たちが彼女たちを演じたことも話題となり、ボイ☆スタは「まさに公式が最大手」と評した。また、アニメイトTVは女性の視聴者から「女の嫌なところがすべて出てきた」、「私もこのように気持ちを吐き出したい」といったキャラクターへの共感が多数寄せられ、再登場を望む声も上がったことを報じた。
Cパート「事故?」は、チョロ松の一人遊びをおそ松がからかったことに端を発した6つ子たちの大喧嘩を描いた内容であり、ボイ☆スタは生々しいテーマだったと評した。一方、アニメイトTVは視聴者から「翌朝に元の関係に戻っているのが良かった」「6つ子たちの日常が見られた」「今まで描かれなかった側面が描かれたことでさらにキャラクターに興味を抱けた」といった好意的な反応が寄せられたことを報じた。また、この回は番組名こそ書かれてはいないが、行為を兄弟に見られてからかわれるというネタだったことから、BPOに苦情が入った。そして、一部の視聴者がNHKのニュース番組『NEWS WEB』のミニコーナーの一つでTwitter上の流行ワードを取り上げる「つぶやきビッグデータ」に「シコ松」を乗せようとする動きもあったが、実際の放送では「松さん」が表示された。
第1期最終回である2016年3月28日の放送1か月前からネット上では番組終了を惜しむ声が上がり、「松ロス」「松鬱」という言葉がネット上に現れるほどだった。
2016年3月29日1時35分 - 2時5分(28日深夜)放送の最終回では、自己最高となる平均視聴率3.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯、以下略)を獲得し、占拠率も21.8%を獲得した。
2015年12月10日には、同時期放送の『ヤング ブラック・ジャック』第11話のエンドカードで漫画家の田中圭一による本作風のパロディイラストが公開され、ヤングチャンピオン編集部が公式Twitterで謝罪した(詳細はヤング ブラック・ジャック (漫画)#テレビアニメを参照)。
『おそ松さん』のBD第1巻は発売1週目で3.6万枚の売上を記録し、日本のオリコン週間BDランキングのアニメ部門で1位を獲得した。また、同日に発売したDVDについても4.3万枚を売り上げて週間DVDランキングのアニメ部門で1位を獲得し、アニメ部門での同時首位を達成した。 続く第2巻も第1巻と同様に、BD・DVD双方で週間ランキングの1位を獲得した。
また、『おそ松さん』の大判ポスターを付録とした月刊アニメ雑誌「PASH!」の2016年1月号は大きな反響を呼び、発売の5日後には発行部数の6万部を完売したため緊急重版が実施された。その後、「PASH!」の2016年2月号においては発売前から重版が決定するなど異例の事態となっている。また、本作を表紙として特集を行った「アニメージュ」の2016年2月号においても売り切れ店舗が続出し、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の「マチルダ・アジャン」が表紙を飾った1980年3月号以来、約36年ぶりに重版が行われた。ピンナップやクリアファイルを付録にした「アニメディア」「オトメディア」の2016年2月号も同様の経緯から重版されることとなった。
『おそ松さん』の人気により、原作『おそ松くん』にも若い層が興味を持つという現象も発生しており、eBookJapanでの電子書籍版の売上は前年(2014年1月 - 12月)対比で80倍にものぼった。これを受け、「eBookJapan」の運営元であるイーブックイニシアティブジャパンは、原作全34巻セット半額かつ1巻無料キャンペーンを2016年1月14日まで延長した。また、チバテレは本作の大ヒットにあやかり、第2作の再放送を2015年11月27日から開始することを発表した。
『おそ松さん』はニュースサイト「アニメ!アニメ!」が行ったアンケートにおいて、2015年素晴らしかったアニメ総合4位を獲得した。
『おそ松さん〜The Game〜(仮)』の予約を2016年5月13日にAmazon.co.jpにて開始した所、2016年5月14日正午時点でAmazon.co.jpのゲームの人気度ランキングの1位から14位までを独占するという事象を記録した。
2016年5月7日に発売された『おそ松さん Original Sound Track Album』は発売初週に約1万4000枚を売り上げ、オリコンチャートで初登場5位を記録した。
オープニングテーマ(OP)のアーティストは一貫してA応Pが担当。
エンディングテーマ(ED)では松野家6兄弟が合いの手で参加している。第1期および第3期EDの作詞・作曲・編曲はTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが担当。アニメーションは「イヤミ音頭」を除き一貫してアニメスタジオ「dwarf」が担当。
スタッフロールに表記された楽曲のみ記載。一貫して作曲・編曲は橋本由香利。
公式サイトの「ストーリー」で紹介されているエピソードは太字で表記。第3話・第11話・第13話・第14話・第16話・第17話・第19話・第20話は公式サイトの「ストーリー」で画像が掲載されたものを太字で表記。
放送日はテレビ東京のものを基準とする。
第2期以降は全てのエピソードの脚本を松原秀が担当。エピソードの内容も公式サイトの「ストーリー」で全て紹介されているため、複数のエピソードがあるものは前話予告で紹介されたエピソードを太字で表記。例外的に、小編が複数ある第5話・第13話・第20話・第3期7話・第15話は公式サイトの「ストーリー」で画像が掲載されたものを太字で表記。
2017年に期間限定で上映された、六つ子それぞれにスポットを当てた傑作選。4月6日に全国6か所の劇場で先行上映。その後、4月7日から4月13日までは「おそ松部屋」「カラ松部屋」「チョロ松部屋」を、4月14日から4月20日までは「一松部屋」「十四松部屋」「トド松部屋」を上映。全部屋共通の新作パートとして、「銭湯クイズ2」と第2期制作の告知アニメが上映された。主題歌は「はなまるぴっぴはよいこだけ」(「おそ松部屋」「カラ松部屋」「チョロ松部屋」)、「全力バタンキュー」(「一松部屋」「十四松部屋」「トド松部屋」)で、オープニング映像もテレビ版のものがそのまま使われている。
『えいがのおそ松さん』のタイトルで2019年3月15日より公開。 本編は、現在の6つ子が高校卒業を間近に控えた時期の「思い出の世界」に来てしまう、「『おそ松くん』と『おそ松さん』をつなぐストーリー」となる。
声 - 高橋伸也(柳田) / 利根健太朗(内川)/ 中務貴幸(大山)/ 齋藤綾(岩瀬)/ 福沙奈恵(上原)/ 菊池こころ(則本)
『えいがのおそ松さん 前説劇場』は、本編上映前に週替わりで上映された短編作品。監督藤田陽一、脚本松原秀。
公開5周年を記念し2024年3月15日に『えいがのおそ松さん』、続けて3月16-18日に『春の全国大センバツ上映祭』がリバイバル上映。
2021年6月に制作が決定した新作アニメの第1弾として『おそ松さん〜ヒピポ族と輝く果実〜』のタイトルで2022年7月8日より公開。
『まつのけチャンネル』は、本編上映前に週替わりで上映の短編作品。
2023年6月23日公開。詳細は後述。
2023年7月21日公開。6周年記念映画第2弾。劇場公開と同日2023年7月21日より上映劇場にて「劇場限定版Blu-ray」および「劇場限定版DVD」が販売されている。
DVD&Blu-ray収録映像特典短編エピソード。アニメーション制作は10GAUGE。
第2期DVD&Blu-ray収録映像特典短編エピソード。
『オールフリーと楽しむ、この夏イチオシ物語』は2016年6月28日より配信のサントリーオールフリーとのコラボ動画。また『6つ子流 オールフリーの楽しみ方』キャンペーン告知動画も配信された。
JRAとのコラボ作品として、テレビ東京で2016年12月13日1時 - 1時30分(12日深夜)に放送された新作アニメ。特設サイトでは12月13日から、dTVでは12月16日、ニコニコ動画では12月21日から配信。実況は清水久嗣が担当。
JRAとコラボサイト『走れ!おう松さん』で配信の短編Web限定アニメ。全6話。脚本・監督は渡辺直と依田伸隆、制作は10GAUGEとソーダコミュニケーションズ。
ぴえろ制作のJRA×おそ松さん、30秒テレビCM。作画監督は浅野直之。
第1期&第2期でマツモトキヨシとのコラボCMを放送。また公式サイトでも2018年1月4日まで会員限定動画を配信、マツキヨのコラボアプリ『おそ松さん 6つ子大レース』の関連動画となっている。
2017年12月7日から2018年1月8日まで、アドアーズのサンシャイン店とアニメプラザ町田店で稼働の視聴・体験型VRコンテンツ。PlayStation VRを使い、銭湯をテーマにした完全オリジナルストーリー。
2018年7月2日には新宿バルト9で『映画館でVR!』の1作として『evangelion:Another Impact (VR)』『夏をやりなおす』と共に劇場公開された。
2018年1月9日より映像配信サービスdTVで、コラボレーション短編アニメ『dTVオリジナルショートアニメ d松さん』を配信。全12話。6つ子とトト子、イヤミとの日常会話劇。
『CRおそ松さん〜はじまりはじまり〜』特設サイトで配信の短編アニメ。
映画公開記念として2019年3月1日よりdTVで配信の短編アニメ。
YouTubeおそ松さん公式、AT-X公式および第3期内CMで放送のAT-X15秒CM。
dTVで第3期コラボレーション短編アニメを配信。2021年2月に『dTVオリジナルショートアニメ チョコ松さん〜バレンタインデー編〜』、2021年3月に『dTVオリジナルショートアニメ チョコ松さん〜ホワイトデー編〜』を配信。全6話。
2022年10月6日から29日までHall Mixaで公演の特殊なスクリーンを使用した体験型アトラクション。6つ子(声はアニメ同様)が舞台に登壇し、18種類の演目からお客が観たい演目6本をスマートフォンで投票し多数決で決定した講談を披露する(東京公演千秋楽、仙台公演、劇場版は演目固定)。講談監修は神田春陽。2023年5月3日から28日までCROSS B PLUSで仙台公演を開催。2023年6月23日にはイオンシネマ27館で劇場公開。同日より劇場内でblu-rayも発売。
2023年7月2日から9月24日にかけてBS日テレのアニメにむちゅ〜枠(毎週日曜 23:00 - 23:30)にて放送された、テレビシリーズ第1〜3期のセレクト再放送(第3期の一部は無料BS局初放送)。
テレビ東京(関東ローカル)『イニミニマニモ』内で2023年10月7日、AT-Xで10月12日より放送されたテレビアニメ。全12話。六つ子をモチーフに2018年3月にプライズゲーム商品として誕生した犬のようなキャラクターがアニメ化。
公式X(旧twitter)及びYouTube『TVアニメ「おそ松さん」公式』チャンネルでは振り返り動画『きょうのまついぬ』を配信。振り返りでは遠藤綾によるナレーションがつけられる。
本作に登場する犬たち。カッコ内はモデルとなった六つ子。全員声優はなし。
「第○松」という名称で呼ばれている。
上記以外に、以下のBD・DVDも発売されている。
2016年にシリーズ第1弾『おそ松さん 6つ子のお仕事体験 ドラ松CDシリーズ DORAMATSU(どらまつ)』のタイトルで全7巻が発売された。また、2017年にシリーズ第2弾『かくれエピソードドラマCD「松野家のなんでもない感じ」』全3巻、2019年にシリーズ第3弾『かくれエピソードドラマCD「松野家のわちゃっとした感じ」』全3巻がそれぞれ発売された。
ドラ松CDシリーズでは、6巻までは2人1組、7巻は6人全員となってそれぞれが職業体験をする内容となっている。脚本は柿村イサナ(1・2・6・7巻)、ふでやすかずゆき(3・4・5巻)が担当。かくれエピソードでは六つ子の日常を描く内容となっており、こちらは6巻とも全て構成・脚本を松原秀が担当。
オリコンランキングではドラ松CDシリーズ全巻が週間アルバムチャートで5位以内にランクイン。また、7巻以外を除き6作が週間アニメアルバムチャートで1位を獲得。最初に発売された1巻の売り上げは5万枚を突破し、ドラマCDとしては歴代1位の売り上げを記録した。かくれエピソードも全巻が週間アルバムチャートで10位以内にランクインしている。
2020年10月6日よりドラマCDシリーズ全話の単品配信・販売が開始され、全話試聴可能な特設サイト「ドラマCDコレクション」も公開された。
『TVアニメ「おそ松さん」WEBラジオ シェーWAVE おそ松ステーション』のタイトルで、2015年10月5日(第0回)から2016年4月18日(第13回)までアニメ公式サイト、アニメイトTVにて配信された。月2回月曜日更新。パーソナリティはイヤミを演じる鈴村健一。お便りを紹介する「おた松さん!」、出演声優への質問に答える「おこ松さん!」のコーナーがある。
2016年3月13日には舞浜アンフィシアターでファン感謝イベント『チミ達と一緒にシェーザンス!』を開催。第11回は昼の部、第12回は夜の部の公開録音イベントを配信。パンフレットにはスペシャル出張版CDを同梱。
2016年3月27日に発表された第2回アニラジアワードにおいて、「BEST FUNNY RADIO 大笑いラジオ賞(新人枠)」を受賞した。
2017年4月6日にスペシャル回として復活配信された。2017年10月から2018年4月まで第2期に合わせ配信復活。公開収録が2018年4月1日に開催、ラジオ版DJCD『おそ松さん第2期 シェーWAVE おそ松ステーション DJシェーD』が同年7月11日に発売。『えいがのおそ松さん』、第3期に合わせその都度配信。
いずれも原作:赤塚不二夫、監修:おそ松さん製作委員会。
様々な出版社から公式アンソロジーコミックが複数刊行されている。いずれも原作:赤塚不二夫、監修:おそ松さん製作委員会。
上記以外に『おそ松さん』のキャラクターが使用された同人アンソロジーコミックも複数刊行されているが、それらはタイトルに「おそ松さん」が含まれておらず、おそ松さん製作委員会の監修も付いていない非公式のものとなっている。
この他に『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とのコラボレーション小説がある。詳しくは#タイアップ・コラボレーションなどを参照。
上記以外に、複数のスマートフォンアプリとの期間限定コラボを行っている。
前2機種には液晶画面は搭載されていない。
2016年から舞台化作品が上演されている。演劇パートとライブパートで構成された「おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN'S SHOW TIME〜(通称:松ステ)」シリーズ、ニートの6つ子とサブキャラクターが出演する演劇で構成された喜劇「おそ松さん」シリーズ、びっくりするほどルックスの良い6つ子、F6が行うライブシリーズ「F6 LIVE TOUR」の3種類の公演形態がある。
『6つ子のステージショー〜松野家のなんでもない感じ〜』は、ドラマCDリリース記念に2017年3月20日に山野ホールで上演。ドラマCDを着ぐるみで再現したステージショー。2020年10月6日にはドラマCD全話配信記念としてYouTubeで配信された。
2022年3月25日公開。主演はSnow Man。エンド、クローズ、ピリオドの3人は実写映画オリジナルキャラクターとなる。
2015年10月16日にメルパルクホールで開催されたTVアニメ『おそ松さん』初のスペシャル上映イベント。出演者 は櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、藤田陽一(監督)、松原秀(シリーズ構成)、桑原正人(フジオプロ)。全国映画館でライブビューイングも実施。
2016年5月8日に幕張メッセイベントホールにて開催された。 出演者は櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子。全国映画館でライブビューイングも実施。
2016年8月3日〜同年8月9日に東京の秋葉原UDX、同年8月13日〜同年8月21日に大阪南港ATC、同年9月6日〜同年9月12日に名古屋のポートメッセなごや、同年9月23日〜同年9月25日に福岡の福岡国際会議場で開催された展示会。
2017年10月6日に新宿文化センター大ホールにて開催された第2期放送記念スペシャルイベント。出演者は櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾。全国映画館でライブビューイングも実施。
2018年8月19日にパシフィコ横浜国立大ホール国立大ホールにて昼の部、夜の部が開催された。 出演者は櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子。全国映画館でライブビューイングも実施。
2020年9月25日に開催された第3期放送記念スペシャル生配信イベント。特典映像が異なる“6つ”のプラットフォーム(おそ松ルーム:360Channel、カラ松ルーム:チケットぴあ、チョロ松ルーム:あにてれ、一松ルーム:mu-moLive、十四松ルーム:Rakutenチケット、トド松ルーム:ミレール、おそ松さん公式ファンクラブ限定VIP ROOM:チケットぴあ)より配信された。出演者は櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾。
2020年12月18日〜同年12月27日に東京の池袋 サンシャインシティ、2021年2月25日〜同年3月8日に大阪のあべのハルカスで開催された展示会。
2021年6月6日に中野サンプラザホール にて昼の部、夜の部が開催された。 出演者は櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由、遠藤綾、鈴村健一、國立幸、上田燿司、飛田展男、斎藤桃子、山本和臣。配信プラットフォームミクチャにてイベントの生配信も実施。
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