STU48(エスティーユー フォーティーエイト)は、秋元康のプロデュースにより、2017年に誕生した瀬戸内7県を拠点とする日本の女性アイドルグループであり、AKB48グループの1つである。運営会社および所属事務所は株式会社STU。所属レーベルはYou, Be Cool!/キングレコード。
AKB48を含めて日本国内外にあるAKB48の姉妹グループ(AKB48グループ)の8組目(日本国内6組目)として2017年に発足した。2017年3月31日に結成し、同年5月3日に広島市で開幕した『2017ひろしまフラワーフェスティバル』のステージにおいて、指原莉乃を除くメンバー32名でお披露目された。2018年1月31日にキングレコードよりシングル「暗闇」を発売し、メジャー・デビューした。お披露目から273日でのCDデビューは、日本国内のAKB48グループでは最速である。
STU48は瀬戸内海という「1つの海」、瀬戸内地方の「7つの県」(広島県・山口県・岡山県・香川県・愛媛県・徳島県・兵庫県)を舞台に活動しており、AKB48グループの活動の柱である劇場は船上劇場の「STU48号」となり、船が瀬戸内の主要港を回り、そこで歌やダンスを披露する。STU48はNGT48と同様に、地域活性化の効果が期待され、「瀬戸内」の地方創生を担う。グループ名のアルファベット部分のSTUは瀬戸内 (SETOUCHI) に由来する。
当時の1期生31名の出身地は、広島県が7名、山口県、愛媛県が各4名、岡山県が3名、香川県、徳島県、兵庫県、大阪府が各2名、愛知県、三重県、高知県、福岡県、佐賀県が各1名で、瀬戸内7県の出身者は24名であった。2024年6月1日時点では、広島県が13名、山口県が4名、岡山県、愛媛県が各3名、兵庫県が2名、香川県、徳島県が各1名の計38名である。
運営会社は一般社団法人せとうち観光推進機構と株式会社瀬戸内ブランドコーポレーションから構成される「せとうちDMO」が出資する株式会社STUである。日本国内のAKB48グループで唯一、一度もVernalossomが直接運営を行ったことがない。また所属レーベルのキングレコードにはAKB48も所属していた期間もあり、一時期は同一のレコード会社に2つのAKB48グループが同時に在籍していた。
STU48キャプテン
STU48副キャプテン
これまで3度のメンバーオーディションと合同開催のAKB48グループ ドラフト会議を3回実施し、AKB48とHKT48との兼任を除くメンバーはこれらのオーディションを経て加入している。
CGB41(シージービーフォーティーワン)は、クリーム玄米ブランのテレビCMに出演する「秋元康公認」とうたわれたアイドルグループ。「CGB」はクリーム玄米ブラン(Cream Gemmai Bran)の略である。クリーム玄米ブランをアイドルとして擬人化したもので、STU48から選抜されたメンバーにより結成された。新商品であるブラウニーの2人が2期生として新加入するという設定になっている。
とろみちゅこっこは、「風を待つ」カップリング曲「誰かといたい」を歌うユニット。
青い向日葵(あおいひまわり)は、STU48メンバーによるバンド形式のユニットである。2019年3月31日、『STU48 2周年記念コンサート』で結成された。
2018年10月25日、通常の活動に加えてメンバーを5つのユニットに分け「課外活動」を行うことが発表された。ユニットには、兼任の岡田奈々を除くメンバー全員が参加している。2018年11月18日より各ユニットによる「STU48 課外活動公演」を開始。Charming Trip各メンバーはInstagramの個人アカウント、Charming Trip以外の各ユニットリーダーはTwitterの個人アカウントを開設した。
メンバーの卒業により、他ユニットからの兼任も随時行われている。兼任メンバーの備考は兼任先ユニットにのみ記載している。
2020年6月4日、課外活動ユニットが2期研究生も新たに迎えるためリニューアルと再始動をする予定。当初は課外活動5ユニットで活動していたが、メンバーの卒業で各ユニットの人数が変わり、2期研究生が加入し、同年6月7日にて新課外活動ユニットが結成、課外活動ユニットも一部ユニットの統合により4ユニットに変更となった。
2021年10月4日、2期生昇格に伴って課外活動ユニットを合体すると発表した。
2022年10月30日、2.5期研究生4名が課外活動ユニットへ加入した。
Charming Trip(チャーミングトリップ)は、「女子旅」をテーマに活動するユニットである。2021年10月5日、「little Charming Trip(リトルチャーミングトリップ)」のユニットが合体。
勝手に!四国観光大使(かってに しこくかんこうたいし)は、「四国」をテーマに活動するユニットである。2021年10月5日、「勝手に!四国観光ガイド(かってに しこくかんこうがいど)」のユニットが合体。2024年3月26日、四国運輸局の発表にて、初公認となる「四国観光大使」に就任することを発表した。
STUDIO(スタジオ)は、「パフォーマンス」をテーマに活動するユニットである。2021年10月5日、「mini STUDIO(ミニスタジオ)」のユニットが合体。
旧スポーツユニット(瀬戸7)と旧MCユニット(せとまいく)が統合した新ユニット。
MiKER!(マイカー)は、「スポーツ」と「MC」をテーマに活動する新ユニットである。2021年10月5日、「pin MiKER!(ピンマイカー)」のユニットが合体。
せとまいくは、「MC」をテーマに活動するユニットである。
Charming Trip(チャーミングトリップ)は、「女子旅」をテーマに活動するユニットである。
勝手に!四国観光大使(かってに しこくかんこうたいし)は、「四国」をテーマに活動するユニットである。
STUDIO(スタジオ)は、「パフォーマンス」をテーマに活動するユニットである。
瀬戸7(せとセブン)は、「スポーツ」をテーマに活動するユニットである。
備考欄において、★は初のセンターポジション、■はグループ在籍時最後のシングル表題曲のセンターポジションを示す。
シングル表題曲のセンターポジションは下表のとおり。
合格者のうち太字となっているのは2024年6月1日現在、在籍しているメンバー。
告知ポスターにおけるキャッチコピーは「瀬戸内から、AKB総選挙1位を出そう。」となっていた。
第1期生オーディションでは、画像共有サービスInstagramによるオーディションが同時開催された。応募方法は、瀬戸内7県で美しいと感じる絶景を背景に自身の写真を撮影し、Instagramでハッシュタグ「#STU48絶景オーディション」をつけて投稿する。#地域名や、地元愛のあるコメントなどもつけられる。特に素晴らしい写真の投稿者には、第1期生公式オーディション1次審査への招待メッセージが届けられる。また、このオーディションには通常のオーディションとの重複応募も可能であった。
募集要項
第2期生オーディションでは、「瀬戸内セミナー」が別途開催され、最終審査はファン投票によりメンバーが選出される。
STU48×ASH 限定オーディション企画では、アクターズスクール広島の地元テレビ局である『TSSテレビ新広島』の地域で盛り上げるプロジェクト。
第3期生オーディションが開催される。
2018年1月21日ドラフト会議開催、候補者68名中被指名者55名、うちSTU48から5名が指名された。
STU48の楽曲はAKB48関連の楽曲一覧参照。
以下における「最高位」の記述はオリコン週間チャート最高位。
AKB48
STU48名義でない作品の収録曲。
STU48号(エスティーユー フォーティーエイトごう)は、STU48専用劇場として使用される目的で整備された船舶である。建造時の経緯から貨客船に分類される。
STU48の劇場は「船上劇場」であることを特徴としているが、発表当初「2017 夏出航」としていた劇場船の計画は具体的な進捗状況が不明なまま1年が経過した。2018年4月になり、壱岐対馬シーラインが調達し壱岐・対馬フェリーが博多港 - 芦辺港(壱岐) - 厳原港(対馬)航路で運用していた貨客船(フェリー)「みかさ」(全長77.8メートル、全幅12.5メートル、山中造船建造)を改造の上で船上劇場として使用することが発表された。
劇場は二層構造となっていた既存の客室部分を撤去した上で大型化した一層の上部構造ブロックを新たに設置して広いデッキを確保し、この中にステージと客席が置かれたホールを設けた。改造工事はジャパン マリンユナイテッドが受注し、同社の因島工場(広島県尾道市)と子会社のJMUアムテック(兵庫県相生市)が分担して劇場用の大型ブロックを製造した。
貨客船を劇場船に改造するという前例のない工事でもあり、STU48がアンバサダーを務める「C to Seaプロジェクト」を推進する国土交通省(海事局)が船舶の基本設計についての技術的な支援を行っており、同プロジェクトにおけるウェブサイトやSNSを通じて改造工事の様子を発信した。
2020年7月9日、船上劇場が2021年春に閉鎖となることが発表された。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、第2波の到来も予想されることから、船上劇場での公演開催が難しい状況が断続的に訪れる可能性が高いためとされる。
2021年5月23日の公演をもって引退、以降は壱岐対馬シーラインにおいて、再び「みかさ」(フェリーみかさとは異なる)として就航している。
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
各港湾を巡回し、岸壁に係船した状態で公演が行われた。船舶である特性を活かし、下記の港以外での公演が行われることもあった。
STU48
2期研究生
船上劇場の完成が滞り劇場公演が開始できないため、瀬戸内7県の各ホール・ライブハウスにおいて実施するSTU48最多・最長となる陸上公演ツアーであり、2018年3月12日より開始された。STU48では初となる「生誕祭」も実施された。当初は5月12日の山口・RISING HALLでの公演をもって終了予定だったが、5月18日から6月29日にかけて第2クール(追加公演)が実施された。さらに第3クールとして同年10月25日より『STU48 陸上公演〜出航準備中!〜』を実施した。
課外活動5ユニット別による公演。
特別課外活動
春節特別公演
2017年
2018年
2019年
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