グッバイフジヤマは、日本のロックバンドである。2019年の活動終了まで、東京を中心に全国のライブハウスで活動していた。本稿では、グッバイフジヤマの後継バンドである「愛しておくれ」についても記述する。
大学卒業後就職したものの「バンドをやりたい」と数ヶ月で退職した中山が、高校の同級生だった中澤と中澤の幼馴染である冬木を誘ってスタジオに入ったことから始まった。
結成当初は「ルンペンフジヤマ」というバンド名で活動していたが、2013年から現在の「グッバイフジヤマ」というバンド名になった。 バンドの名付け親はGEEKSTREEKSのカワノヤスユキとイツエの馬場義也である。
その音楽性は、GOING STEADYや銀杏BOYZ、andymoriといった邦楽ロックをルーツにしつつ、小沢健二の渋谷系ポップスの要素も取り入れるなど、ロックとポップスを融合したものとなっている。初期においては「平成の渋谷系」を自称するなど、よりポップス色の強いサウンドであったが、バンド末期においてはむしろパンクロック色を強めていた。
ほぼ全てのアーティスト写真を、andymoriや神聖かまってちゃんなどの撮影で知られる佐藤哲郎が担当している。
中山卓哉(なかやま たくや、1987年12月15日 - )ボーカル、ギター
小島”lue”秀和(こじま“るー”ひでかず、1987年6月24日 - )ギター
中澤健介(なかざわ けんすけ、1987年2月13日 - )ベース
高原星美(たかはら ほしみ、1987年12月5日 - )ドラムス
冬木涼太(ふゆき りょうた)ドラムス
宮元ナナ(みやもと なな)キーボード
稲荷直史(いなり なおふみ)キーボード
※1st・2nd・3rd Demoはルンペンフジヤマ名義
愛しておくれ(あいしておくれ)は、日本のロックバンドである。略称は「おくれ」。レーベルは自主レーベルのふがくRecords。グッバイフジヤマの活動終了後に、別のバンドとして新たに結成されたが、ライブのレパートリーには一部グッバイフジヤマ時代の楽曲が引き継がれるなど、一定の連続性を有する。
グッバイフジヤマは2019年6月30日をもって活動を終了した。同日、グッバイフジヤマのメンバーである中山卓哉、仲沢犬助(中澤健介)、高原星美及びサポートギタリストであった小畑哲平が、新たなバンドとして、愛しておくれを結成した。
バンド名は、中山が影響を受けたという峯田和伸のロックバンド、GOING STEADYの代表曲、「愛しておくれ」に由来する。バンド名として同曲名を使用するにあたって、中山が峯田に許可を願い出たところ、峯田は「好き勝手に使っていいよ。お互いがんばろうね」と快諾した。(中山本人のブログによれば「いい名前ですね、どうぞ使ってください」との返信を受けたという)
その音楽性は、GOING STEADY及び銀杏BOYZに強い影響を受けた青春パンクである。前身のグッバイフジヤマにおいてはパンクロックとポップスが混在する音楽性であったが、愛しておくれにおいてはよりパンクロックの傾向を強めている。
2019年6月30日、グッバイフジヤマの活動終了と同時に結成。同日、1stシングルとなる「こんな地獄のような世界で」を発売。
2019年12月24日、高円寺HIGHで初のワンマンライブ「地獄のクリスマス・イブ」を行う。
2020年2月22日から4月25日にかけて全国5都市を巡る初の全国ツアー「地獄からの救出ツアー2020」を開始したが、新型コロナウイルス感染症の流行により、仙台、名古屋、大阪心斎橋での公演が中止となり、また渋谷での公演が延期となった。
2021年2月23日、1stアルバムとなる「夢みる頃がおわっても」を発売。
2021年12月25日、新代田FEVERでのライブ「地獄からのハネムーンツアー"-コウノトリ編-」をもって一旦活動休止となる。これは、ドラマーの高原に第一子が誕生するため「育休」を実施するものとされ、祝福の中での活動休止となった。
2022年12月24日、下北沢SHELTERでのライブ「地獄のクリスマス・イヴ2022」にて活動を再開する。
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