『お祭り野郎 魚河岸の兄弟分』(おまつりやろう うおかしのきょうだいぶん)は、1976年5月29日に東映で公開された日本映画。カラー、94分。
松方弘樹の新シリーズ第一弾。
大の祭り好きな築地市場に勤める若者を主人公に繰り広げる人情喜劇である。
1975年夏の『トラック野郎・御意見無用』、1976年の正月映画『トラック野郎・爆走一番星』の連続大ヒットで、女子どもの十数年来の大動員を大喜びした岡田茂社長が、1976年上半期に悪名高き"健全喜劇・スポーツ映画路線"を敷いた。このため、前年まで"不良性感度"の強い映画で売り出していた松方の"脱ヤクザ"を構想し、この年、4月の『テキヤの石松』と5月に出した本作は、松方のヤクザ脱皮の決め手の一つとして企画された。1976年年頭1月7日の東映記者会見で1976年の製作方針を岡田社長が発表した際の本作のタイトルは『河岸の若親分』、『魚河岸の若親分』、『テキヤの石松』は『関西テキヤ一家』であった。1976年4月30日に東映が7月までの確定番組と後続予定番組を発表した際には『お祭り野郎・魚河岸の兄弟分』に変更されている。
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