2018年の埼玉西武ライオンズでは、2018年シーズンについての埼玉西武ライオンズの動向をまとめる。
このシーズンの埼玉西武ライオンズは、辻発彦監督の2年目のシーズンであり、10年ぶり22度目(2008年以来)のリーグ優勝を果たしたシーズンである。
2017年は2位で、4年ぶりにAクラスとなり、クライマックスシリーズに出場したが、東北楽天ゴールデンイーグルスに1勝2敗で敗れた。オフに野上亮磨がFA宣言して読売ジャイアンツ、牧田和久がポスティングシステムを使用しサンディエゴ・パドレスに移籍した。新外国人としてニール・ワグナー、ファビオ・カスティーヨを獲得した。
ドラフト会議では田嶋大樹の外れ1位で齊藤大将、2位で花咲徳栄高等学校の西川愛也など、8名(うち2名は育成選手)を獲得した。
オープン戦は8勝6敗2分で7位だった。
開幕投手はエースの菊池雄星が務め、4安打2失点でシーズン初勝利を挙げると、27年ぶりの開幕8連勝。4月は19勝5敗で首位を独走し、多和田真三郎と山川穂高が月間MVPを受賞した。
5月4日に20勝に一番乗りしたが、5月は投打がかみ合わなくなり、10勝14敗と負け越した。
8月には15勝10敗1分と勝ち越したが、8月24日-26日の福岡ソフトバンクホークス戦で3連敗を喫し、8月11日時点で最大で11.5ゲーム差離していたが、5ゲーム差に迫られた。
そして、3ゲーム差まで迫られていた状況で9月15日-17日の2位の福岡ソフトバンクホークス戦で3連勝したことで優勝マジック11が点灯、2年連続のクライマックスシリーズ出場も確定させた。9月30日、ロッテ対ソフトバンクでソフトバンクが敗れたことで10年ぶり22度目のリーグ優勝を決めた。
開幕から一度も首位を譲らず優勝したのは1997年のヤクルトスワローズ以来21年ぶり、パシフィック・リーグでは1962年の東映以来56年ぶりである。浅村栄斗と山川の2選手が120打点以上を挙げる攻撃力を誇るなど山賊打線と異名を取るほどの打線であった。一方で、投手陣の防御率はリーグ優勝したチームとしては2001年の大阪近鉄バファローズ以来2度目となるリーグ最低で、プロ野球史上初めて最多失点、最低防御率、最多失策で優勝した。
迎えたクライマックスシリーズでは投手陣が崩壊し、ソフトバンクに2勝4敗(1勝はリーグ優勝のアドバンテージ)で敗れ10年ぶりの日本シリーズ進出を逃した。
本節では、前レギュラーシーズン終了から本シーズン開幕までの支配下選手・育成選手の登録・抹消について記述する。なお、抹消の去就は、球団職員又はスポーツ関係・芸能関係の職業に転身した場合等、去就が公のものとして扱われるもののみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。また、退団区分は自由契約・任意引退・詳細不明である場合については、記載しない。
本節では、本シーズン開幕から終了までの入退団について記述する。
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