KOBELCO CUP 全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会は、日本ラグビーフットボール協会が主催の、毎年7月下旬に開かれる高校生のラグビーユニオン大会である。2005年の設立当初から神戸製鋼(現・KOBELCOグループ)がスポンサーとなり、2006年までの大会名は「KOBELCOジャパンユースラグビードリームトーナメント」で、2007年から現在の名称になった。2007年まで北海道夕張市平和運動公園ラグビー場で開かれていたが、2008年から長野県上田市菅平高原サニアパークに開催地を移した。
本項では、2011年から併催されているKOBELCO CUP 全国高等学校女子ラグビーフットボール大会も併せて記述する。
この大会は日本ラグビーフットボール協会が主催、KOBELCOグループが協賛スポンサーになり、2011年ワールドカップラグビーの日本開催実現を目指したラグビーの強化策の一環として、これからを担う高校生年代のラグビーのレベルアップを図ることを念頭において設立された。
全国を9つのブロック(北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州)に分けて対戦する。富山県・石川県・福井県と新潟県・長野県は北信越ブロック、山梨県は関東ブロック、三重県は静岡県・岐阜県・愛知県と共に東海ブロックとなる。
後援にJNN系列テレビ局(SBC信越放送、毎日放送)が入っているが、冬の全国大会とは異なり地上波・衛星放送ともテレビ中継はせず、毎日放送のホームページで動画配信のみ実施している。
2020年と2021年は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行のため、開催しなかった。
男子大会はU17(17歳未満)とU18(18歳未満)の2つのクラスに分け、U18は部員不足の学校の生徒から構成し、U17は各ブロックからの選抜選手で構成する。
それぞれ3チームずつによる予選リーグと、その成績をもとに最終日に開かれる決勝リーグ(1位グループ=カップ戦、2位グループ=プレート戦、3位グループ=ボウル戦)を開催する。
2011年から「全国高等学校女子7人制ラグビーフットボール大会」として同時開催が始まったが、2015年の女子第5回大会からは、15人制による「全国高等学校女子合同チームラグビーフットボール大会」に変更された。
15人制となった女子は、2015年はトーナメント戦、2016年は男子と同じ方式で開催された。2017年からはチームレベルを考慮し、上位「決勝リーグ」と下位「育成リーグ」の2部制となり、決勝リーグの優勝チームと、育成リーグの優勝チームが決まる。
男子U17、男子U18は、予選リーグ1位になった3チームによる「決勝リーグ(カップ)」の優勝チーム。2017年以降の女子は「決勝リーグ」の優勝チーム。
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