国際スキー・スノーボード連盟(こくさいスキー・スノーボードれんめい)は、スキー及びスノーボードの国際競技連盟。略称はフランス語名よりFIS(フィス)。本部はスイスのドイツ語圏にあたるベルン州トゥーン区のオーバーホーフェン・アム・トゥーナジー(Oberhofen am Thunersee)におかれている。
2022年5月26日にミラノ( イタリア)にて開催した第53回連盟総会に於いて連盟の名称について討議を行い、スノーボードを追加した『国際スキー・スノーボード連盟』(フランス語: Fédération internationale de ski et de snowboard)と改めることを決議した(略称はこれまで通りFISが引き続き使用される)。
1924年にフランスのシャモニーにて14ヵ国の代表で創立。
2013年現在では111ヵ国の各国スキー連盟が所属している。
日本では全日本スキー連盟(SAJ)が1926年に加盟した。
2022年5月より連盟名称を『国際スキー・スノーボード連盟』と改めた。
連盟は下記のスキー競技を認定し、ワールドカップや世界選手権の開催を統括している。
例外として、スキー競技の中でもバイアスロンについては独自に国際バイアスロン連合(IBU)が存在し、FISの管轄に属しない。
スキー競技ではワールドカップ、世界選手権、冬季オリンピックが世界の頂点を決める三大大会とされている。ワールドカップと世界選手権はFISの主催であるが、オリンピックのみは国際オリンピック委員会の主催となる。一方、スノーボード競技とフリースタイルスキーの一部競技ではワールドカップなどよりもアメリカ合衆国の賞金レースXゲームズの方がレベルが高いとされ、Xゲームズで活躍するワールドカップポイントの低い選手が、オリンピックで金メダルを獲ることもある。
FISワールドカップ(FIS World Cup)は、毎年開催されるFIS主催の世界大会である。毎年9-12月から3月にかけて、以下に示す各種目ごとに約10-20試合を転戦する。各試合の上位者にはポイントが付与され、シーズン総合で最も多くのポイントを得た選手が年間総合優勝となる。また、オリンピックの中間年に4年に1度、全ての競技が集まるグランドファイナルが開催される。
FIS世界選手権(FIS World ski championship)は2年に一度、奇数年に開催されるFIS主催の世界大会である。
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