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チコちゃんに叱られる!


チコちゃんに叱られる!


チコちゃんに叱られる!』(チコちゃんにしかられる、英語: Chico Will Scold You!)は、2018年4月13日(レギュラー放送)からNHK総合テレビジョンで放送されているバラエティ番組。

概要

「好奇心旺盛でなんでも知っている5歳の女の子」という設定の着ぐるみの少女のチコちゃんが、ナインティナインの岡村隆史をはじめとする大人の解答者たちに対して素朴かつ、当たり前過ぎてかえって答えられないような疑問を投げ掛ける、クイズ形式のバラエティ番組。2017年3月以降の3回の単発放送を経て、2018年4月13日からレギュラー放送が開始された。

解答者が答えに詰まると、CGによって突然真っ赤になり巨大化した顔で、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の決めゼリフと共に叱って(場合によっては叱らない)答えを明かし、専門家に取材をした解説VTRを流して答えを掘り下げる、という構成で進められる。逆に解答者が正解した場合には「つまんねーヤツだな〜」と拗ねてしまい、その場で漢字の書き取り問題を出題(回によっては省略されることもある)、この問題の不正解者に対して「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱ってから解説VTRに入る。つまり、よほど雑学と漢字に詳しくない限り、叱られることはほぼ確定なのである。これは度々ネットでも話題になる。

以上の進行形態からクイズ番組的要素もあるが、多くの疑問では番組内で示される答えが「いくつかある説の一つを紹介」するものであり、そのことについては最後に「諸説あります」という注釈が加えられ、必ずしも番組として正解を求めているわけではないことが暗示されている。タイトルロゴに描かれた「Don’t sleep through life!」は「ボーっと生きてんじゃねーよ!」の意訳であり、英語での正式タイトルとは異なる。岡村は、これがはじめてのNHKでのレギュラー番組でもある。

かつてフジテレビで「笑う犬」シリーズなど数々のバラエティ番組を手がけ、共同テレビジョン(共テレ、フジテレビの関連会社)に出向中だった小松純也が企画し、当番組のプロデューサーを務める。ただし、番組そのものはNHKエンタープライズ(NEP)の単独制作名義となっており、これに共同テレビや、同社の子会社であるベイシスなど複数の番組製作会社が制作に関わる。

番組中にはにらめっこのコーナーがたいてい挿入され、「あっぷっぷ」のかけ声と共にCGでいろいろチコちゃんが変化し(たいていキョエを伴う)、すぐスタジオに戻りチコちゃんが笑うシーンが放送され(なおにらめっこがなくても笑うシーンは放送される)、出演者やそれまでのネタで笑いを取ってからそのまま次の問題に移る。

番組の最後に視聴者からのお便りを紹介するコーナー「ひだまりの縁側で…」が挿入される。また、2020年度後期は番組中盤に「私は流されない 唯我独尊ゲーム」が設けられていた。放送時間を拡大したスペシャル版では、ゲストがチコちゃんと狭い部屋で一対一で向き合い、チコちゃんからの質問に答えるコーナー「チコの部屋」が挿入される。このほか、チコちゃんの顔を全く映さないうえで、薄暗いスタジオの隅で岡村とトークする「働き方改革のコーナー」もしくは「CO2削減のコーナー」も放送されている。2020年度までは不定期での放送だったが、2021年度からは「唯我独尊ゲーム」を廃止した代わりにゲストから1人を交えて3人でトークするコーナーとして毎週放送されるようになり、更に2023年1月6日放送回からは番組の次回予告も毎週挿入されるようになった。

放送時間は本放送が毎週金曜19:57 - 20:42で、再放送が土曜(本放送の翌日)8:15 - 9:00であるが、本放送時間帯(金曜夜)は各地域放送局(首都圏を含む)で独自番組が放送される場合があることや、特設ニュース(報道特別番組)により放送自体が休止になる場合もあるため土曜日の放送が本放送になる週や地域もある。そのほか、毎週のレギュラー放送とは別に、過去の放送から質問1問分を抜粋し10分に再編集したミニ番組「チコちゃんに叱られる!チコっとだけスペシャル」も不定期に放送されている。

2020年3月6日放送回からは、ネット常時同時・見逃し配信サービスのNHKプラスにて視聴可能になった。在京民放テレビ局5社が共同運営している動画配信サービスのTVerでもミニ番組「チコっとだけスペシャル」の配信を行っている。

設定・制作

同番組のプロデューサーでもある小松が、NHKチーフプロデューサー(CP)の水高満と飲んでいたとき、小松が「5歳児の女の子にクイズを出され、知らないと『ボーッと生きてんじゃねえよ!』と叱られる番組をやりたい」と話したことが番組誕生のきっかけである。プロデューサーの小松の談話によると、この番組の企画はかつて1996年に自分が企画して『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ)で放送された、正解して当たり前というクイズを出題していた『君たちは漫然と生きていないか?』コーナーを意識したものであったという。またチコちゃんのキャラクターの原点は、これも小松が演出・プロデューサーを務めていた『平成日本のよふけ』(フジテレビ)に登場した『赤さん』である(赤さんの声は、チコちゃんと同じ木村祐一が担当している。ただし、ボイスチェンジャーがチコちゃんよりも低めのトーンに調整されていたり、着ぐるみではなくパペットという違いがある。)。

チコちゃんには、「一昔前にいた、ちょっとこまっしゃくれたおませな女の子」という設定を与えているため、チコちゃんの衣装や髪型に昭和のイメージを与えているといい、番組セットにもレトログッズをちりばめている。そのチコちゃんを、「5歳児」に設定したのは5歳ぐらいが「ヘンな言葉覚えて大人をしかったとしてもイラッとこない感じとか、背伸びしてもかわいい感じ」「まだ社会生活や規律に染まっていない」点にあるという。小松プロデューサー曰く、名前だけは可愛くしたいということで、小松の親友の妻のニックネームから「チコ」と言う名前を採っている。

チコちゃんの顔は、CGで無限に変化することができるが、これは映像や着ぐるみ、CG合成などの案があったなかで、NHKアートの技術担当者やNHK放送技術研究所にも相談して、通常のバラエティでどこまでできるのかを試した結果だという。実際の収録現場での様子は秘匿されている部分も多いが、水高CPの説明によると、スタジオでの収録時には着ぐるみのチコちゃんがいて、ボイスチェンジャーで変換させた木村祐一の声を同時収録であてており、チコちゃんの顔(表情)は収録後にCGで組み替え(メイク)しているとのこと。チコちゃんの顔(表情)の組み替えのため、収録時にチコちゃんを複数のカメラで同時収録し、放映時に頭部を3DCGのモデル(着ぐるみの頭部を精緻に3Dスキャンしたもの)に差し替えているが、実際は他の出演者が手前に被った際のマスク処理や、鏡や主演者のサングラス、現場の映像確認用モニターなどにチコちゃんが映り込んだ場合の処理など多くの手間のかかる作業を要する。この様な事情から収録からオンエアまでに約2か月程度を要するため、2020年に岡村の結婚が報じられた際は、このタイムラグにより当分番組内で岡村の独身弄りネタが続く事を説明している。

チコちゃんの声に木村を起用した意図について、水高CPは木村のアドリブ力の高さと(チコちゃんの見た目との)ギャップの激しさを挙げている。木村自身は女の子を演じることについて「いろんな人に聞いてください、板尾(創路)さんとかYOUとかに。『キム兄は女子だよね』って言いますから」「女子会に参加できるタイプなんです」などと、元々女子的なキャラクターを持ち合わせていることを述べている。

森田美由紀(NHKアナウンサー)が担当する解説VTRのナレーションは、「今こそ全ての日本国民に問います」「そんなことも知らずに、やれ○○だとか、○○などと言っている日本人のなんと多いことか」と、「全国民」に対して上から目線で淡々と毒を吐くスタイルだが、これは番組からの「NHKスペシャル風にやってほしい」とのリクエストに応じたもので、水高CPによると「おちゃらけたバラエティーのナレーションではなくて、真面目に淡々と読む、だけど言っていることは変、という方が面白いというのがあって、『ザ・NHK』に読んでもらった方が、その面白さが増す」との意図で起用したものであるという。ただし、意図的に笑いを誘うナレーションもある。

問題・解説のVTRは問題ごとに別々のディレクターを中心としたチームが担当し、VTRの演出スタイルは担当ディレクターの作家性に委ねられているという。取材前に「面白そうに膨らませるポイント」をスタッフ全員で共有した上で取材に臨み、その上で「NHKは真摯に取材し伝える」という基本線を崩さないように、疑問に関しての取材と解説VTRは「芯のしっかり通ったもの」を作った上で、それを崩しているという。過去の『NHKスペシャル』など他の番組の映像をほぼそのまま解説VTRに使ったり『ダーウィンが来た!』のディレクターに依頼して解説VTRを制作したり、『プロジェクトX』『その時歴史が動いた』などのNHK人気番組のパロディなど大胆な演出も見られる。仮に「答え」の内容が想定外の方向に進んだとしても、そこまでの制作過程は徹底してオープンにすることも心がけているという。

出演者

  • チコちゃん(声:木村祐一、天野ひろゆき(代役)・操演:ちょこグループ)
    好奇心旺盛でなんでも知っている「永遠の5歳」の少女。髪型はおかっぱ頭で、ピンクのワンピースを着ている。
    粗挽きウィンナーとチャーハンが好きで、筒香嘉智の大ファン。東京都港区白金生まれと自称しているが、話の端々に関西弁が頻出する。これらの設定は、基本的に前もって木村とスタッフとの間でおおよそすり合わせているが、木村のアドリブによって決まったものも多いという。なお木村はチコちゃんにとって「知り合いのおじさん」と称されている。
    『叱られたい!』のMVや解説VTRでの教授や専門家からの答えでは母親の存在が示唆されている。
    オープニングでゲストを紹介する際、ゲストがユニットに所属している場合はユニット名で紹介する。2回目の出演の際には、「準レギュラー」、3回目の出演以降は「オリジナルメンバー」と呼んでいる。
    にらめっこでは毎回笑っており弱い。
    パイロット版初回のみ、顔・服装ともに大きく異なっていた。
    2023年12月15日放送回では「チコの知り合いのおじさん(木村)がインフルエンザになった」ため、「もう一人のおじさん(天野ひろゆき)」が声を演じた。
  • 岡村隆史(ナインティナイン) - レギュラー解答者・MC(公式サイトではMCと表記されている)
    一時期岡村の嫁探しコーナーが番組内コーナーでシリーズ化したことがあったが、その期間中に岡村が番組と関係ない人と結婚したため、番組冒頭でチコちゃんから追及されたことがある。
  • ゲスト回答者2人(拡大版では3人になる場合がある。NHK他番組の宣伝を兼ね、当該番組の出演者が出る場合がある。)
  • 塚原愛(NHKアナウンサー) - 公式サイトでは『キャスター』、EPG番組表では『リポーター』と表記されており、NHKアナウンスルームサイトでは『情報プレゼンター』と紹介されている。
  • 森田美由紀(NHKアナウンサー) - 語り
  • 主な出演者
    • 大竹まこと、目黒祐樹、鶴見辰吾、山西惇、つぶやきシロー、宍戸開、池田鉄洋、かたせ梨乃、デーブ・スペクター、木村多江、堀内敬子、石田ひかり、松永玲子、パンツェッタ・ジローラモ、モーリー・ロバートソン、柳沢慎吾、野村将希、橋本直、八十田勇一、宮下雄也、宮川一朗太、陣内孝則、あばれる君、厚切りジェイソン、チャド・マレーン、橋本じゅん、板橋駿谷、野間口徹、勝矢、神保悟志、松尾諭、木村祐一、宇治原史規、草野仁、植野行雄、村上淳、村上純、黒瀬純、山中聡、竹森千人、山下真司、辰巳琢郎、浅野ゆう子、小松利昌、桂三度、今野浩喜 - 解説VTR内の寸劇「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」(回によって異なることあり)に出演する俳優。
  • キョエちゃん(声:非公表)
    視聴者からのお便りを紹介するコーナー「ひだまりの縁側で…」に登場し、視聴者からの手紙を届けるカラスで、年齢は不明。性別は2022年1月28日放送の「ひだまりの縁側で…」内で「彼氏」発言をしていることからメスと推定される。別名「江戸川の黒い鳥」。
    当初は「バカー!」とだけ鳴いていたが、レギュラー放送後は回を重ねるごとに多くの言葉を喋るようになった(2019年2月ごろから声色が甲高い声からドスの効いた低いダミ声に変わっている)。
    更に歌も歌えるようになっており、2019年4月・5月の『みんなのうた』では、キョエちゃんが歌う「大好きって意味だよ」(作詞・作曲:槇原敬之、編曲:本間昭光)が放送された。
    2022年10月7日のOAから「旅に出た」という理由で出演しなくなった。「捜さないで」と言っているわりに番組が見かけたら撮影するよう視聴者に呼びかけており、実際にキョエちゃんを撮影したとされる写真がコーナーで数回紹介されている。2023年3月31日のOAから復帰した。
  • ズン吉(声:非公表)
    2022年10月7日放送回からキョエちゃんに替わって視聴者からのお便りを紹介するコーナーに加わった新キャラ。頭はリーゼント風になっている。キョエちゃんとは深い付き合いであると話した。性別はオス。年齢は不明。2023年3月31日のOAで市川の板金工場に戻るため番組を卒業した。ただ、その後もしばらくは「上空から見ている」という設定で、声のみ出演していた。

テーマ曲

全体的に70年代子ども向け番組へのオマージュがよくみられる。

  • オープニングテーマ『カリキュラマシーンのテーマ』(作曲:宮川泰/スキャット:西六郷少年少女合唱団)
    • 水高CPによれば、オープニングテーマに『カリキュラマシーンのテーマ』を用いたのは、パイロット版の際に充ててみたところ番組のイメージに合致したことに加え、番組としての『カリキュラマシーン』自体が当時としては非常にアバンギャルドな子ども向け番組であり、クリエーションもしっかりしていたことへの精神的なリスペクトの意味が込められているという。
  • エンディングテーマ『叱られたい!』(作詞・作曲・編曲:奥田民生/歌:チコ村民生と江戸川オールスターズ)
  • 2代目エンディングテーマ『江戸川慕情』(作詞:Mr.M/作曲:しだみ/プロデュース:奥田民生/歌:キョエ)
    • 当初「江戸川の生ゴミに恋をしたんだ」という歌詞があったが、江戸川区出身のスタッフから「江戸川に生ゴミは落ちていない」という抗議があったため、後にこの部分は「江戸川のせせらぎで恋をしたんだ」に変更されている。
  • ゲスト紹介時のBGM 不明
  • チコちゃんが出題し始めるときのBGM 不明
  • お題が出された直後に質問の意味を森田が詳しく説明するシーンのBGM 不明
  • 「ひだまりの縁側で…」オープニング テレビ朝日系アニメ『魔法少女ララベル』の『ことわざ日記』のコーナーBGM(曲名不明、作曲:いずみたく)
  • 「ひだまりの縁側で…」コーナーBGM(以前はエンディングテーマ)『大好きって意味だよ』(2019年4・5月放送の『みんなのうた』作詞・作曲:槇原敬之/編曲:本間昭光/歌:キョエ)
  • 「ひだまりの縁側で…」内「専門家のウケウリ情報」(不定期)BGM 不明
  • 次回予告BGM(2023年より) NET(現・テレビ朝日)系アニメ『魔法使いサリー(1966年版)』の劇中BGMで使われる曲の一つ(曲名不明、内容は『サザエさん』の次回予告をもじったものである。ちなみに加藤みどりはサザエさんと魔法使いサリーの両方に出演している。)。
  • ジングル
    • オープニング『走れジョリィ』(『名犬ジョリィ』オープニングテーマ、作曲:ティティーネ・スケーベンス/編曲:田辺信一)
    • エンディング『おいらロボコン ロボットだい!』(『がんばれ!!ロボコン』2代目オープニングテーマ/作曲・編曲:菊池俊輔)(2022年限りで終了し上記次回予告のみとなる)

放送時間

  • 本放送:金曜日 19:57 - 20:42
  • 再放送:土曜日(本放送の翌日)8:15 - 9:00(2024年度から9:00 - 9:45)
    • 金曜日の放送時間帯は地域別番組の枠となっているため、一部地域では土曜日が初回放送となる。このため、番組公式サイト上では「金曜日は、それぞれの地域放送局の判断で、独自に制作した番組を放送する場合がある」というお断りが掲載されている。また、金曜日に全国的に『NHKニュース7』の延長枠や報道特別番組に差し替えられた場合は、土曜日が全国的に初回放送となる。まれに土曜日分が地域放送局側の事情で差し替えられることもある。
    • 編成上の都合で土曜日の放送が休止になる場合(全国高等学校野球選手権大会期間中など)、あるいはまれに発生する製作上の理由で、金曜日の放送が過去の放送分のアンコール放送(再放送)になる場合がある。
    • 急な特別編成(例:MLB中継※日本選手出場予定試合)で土曜日の放送が差し替えられた場合、金曜日の放送がなかった地域は放送なしとなる(臨時返上)。
    • 不定期に(主に学校の長期休み期間中)金曜日の地域別番組枠を置き換える形で全局で19:30 - 20:42 に拡大される場合がある。その場合の翌土曜日8:15 - 9:00の再放送枠は、前日ではない過去放送分の再放送、もしくは別番組への差し替えとなる(拡大版の再放送は翌週以降の土曜や日曜、祝日に設定される場合が多い)。
    • 番組終了前の数秒間、画面右上に次回の放送日と放送時間(本放送と再放送)のテロップが挿入される(次週に放送が予定されていない場合はなし)。ただし、金曜日の放送時間帯を独自番組に差し替える放送局は、その告知を別の位置あるいはそのテロップに被せるようにテロップで挿入している。
Collection James Bond 007

評価

肯定的評価

レギュラー放送開始後の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下において同じ)は、おおむね2桁の数値を挙げている。本番組の視聴率の特徴として「本放送(金曜日)より再放送(土曜日)の視聴率の方が高い」という傾向がある。具体的には、2019年2月9日放送の再放送分が18.0%という視聴率を記録し、2019年2月第1週(2月4日 - 10日)の週間高世帯視聴率番組の「その他の娯楽番組」部門で、前夜の本放送のみならず『笑点』や『世界の果てまでイッテQ!』(いずれも日本テレビで10日放送。)といった番組を抑えて週間1位となる現象が起きている。 この理由について、スポーツ報知は、「再放送が高視聴率を挙げる連続テレビ小説の直後に放送されること」「土曜朝という時間帯が視聴者層に合致したこと」「番組から伝わる『ライブ感』」を挙げている。

  • ライター・お笑い評論家のラリー遠田は、東洋経済オンラインのコラムで、番組が人気を集める理由について「(チコちゃんの決め台詞という)番組の代名詞になるような『キャッチーな演出』がある」「番組全体が民放っぽい軽いノリで作られており、NHK特有の『お勉強臭さ』がない」「そもそものテーマ設定が面白い」の3点を指摘した。遠田はさらに、番組について「生意気盛りのチコちゃんに導かれて、新しい知の扉を開くのではなく、すぐそこにある日常を再発見する」「雑事に追われてあくせくしないで目の前にあるものを見つめ直す大切さを私たちに教えてくれているのかもしれない」と好意的に評している。
  • テレビ番組に関する著述を多く手がけるフリーライターの木俣冬は、本番組の人気の理由として「チコちゃんがかわいい」「扱われる題材がユニーク」「『ボーッと生きてんじゃねえよ!』と叫べる爽快感」「誰もが5歳児の自由な発想に戻って柔軟に考える楽しさ」「NHKらしくない(民放のバラエティーのノウハウを取り入れた構成)」の5点を挙げた。また、番組最後のお便りコーナーを例に挙げて「誰でも5歳を設定することで、誰でも参加できる真の公共性というNHKらしさを獲得している極めておもしろい番組である」と評している。
  • コラムニストの木村隆志は、自身の連載コラムの中で、本番組を民放のバラエティ番組と比較して「番組で取り上げる題材が『役に立つ情報』ではなく『普通の雑学』である」「ネタや笑いの手数が圧倒的に少ない」「『あおり』『ひっぱり』などの(視聴者が)嫌悪しがちな演出がない」点を指摘し、さらに「当番組のヒットは、『大量のタレントを起用した演出過多な民放バラエティに対する不満』の表れに見える」「『チコちゃんに叱られる!』を見るたびに、民放バラエティに一石を投じる番組だなと感じてしまう」とも述べている。

テレビ業界の反応

  • 本番組は、2018年7月度のギャラクシー賞月間賞に選出された。選考する放送批評懇談会では選出理由として「民放カルチャーをうまくNHK化し、各局がのどから手が出るほどほしい3世代視聴を実現している」と述べている。
  • 関西テレビ放送元社長の福井澄郎は、社長在任時の記者会見にて、気になる他局の番組として本番組の名前を即答した。本番組の高視聴率が続いていることについて、「ちくしょーと思った」と発言している。なお、福井が本番組の制作にも関わる共同テレビジョンの役員も務めていることに鑑み、「余計に悔しい」としながらも「ああいう面白いコンテンツが出てくるのは良いこと」と称賛している 。

否定的評価

本番組で紹介された説は、視聴した専門家や業界関係者から「事実関係に誤りがある」「ものごとを単純化し過ぎている」と指摘されることがある。また、本番組で紹介される『答え』には「諸説ある」という注が付けられているものの、「『諸説ある』という言葉で逃げているだけである」「信憑性がほとんどない説にもかかわらず『諸説ある』という体で取り上げている」との批判もある。

  • 2019年1月4日の放送回で取り上げられた「たい焼きの起源」に関して、「近代食文化研究会」を名乗るTwitterアカウントが、番組で放送された内容はデマだとする趣旨の解説を投稿した。一連の投稿は拡散され、インターネット上で話題を呼んだ。
  • 2020年8月21日の放送回では、「肉じゃがのルーツ」について「東郷平八郎が英国留学中に食べたビーフシチューの味が忘れられず、それを日本にある材料で再現させたところ生まれた」とする説を紹介したが、これは舞鶴市の清水孝夫が地元町おこしのために創作したものであることが知られており、インターネット上で論議を呼んだ(肉じゃが#誕生の経緯および都市伝説も参照)。
  • 2020年9月11日の放送回では、「ギョーザ(餃子)」という漢字の書き取り問題を行った際、「餃」の食へんを簡単な形で書いた(いわゆる拡張新字体の)回答を不正解と判定した。この放送に対して、毎日新聞校閲部のブログは、朝日新聞や読売新聞の活字も同様の字体を使用していることを挙げつつ「どちらで書いてもよい」「NHKのスタッフはチコちゃんにぜひ『同じ字でもいろいろな形がある』ということを、5歳児にも分かるように伝えてほしいと思います」と批判した。(食部#食偏の終端部も参照)。
  • 2020年10月30日の放送回では、「スーパーで売られている野菜の大きさが揃っているのはなぜか」という問いに対して「品質が揃いやすい種(F1種)を使っているから」だと紹介した。この放送を視聴した埼玉県の農家の男性が、毎日新聞に対して「視聴者に誤解を与えかねず、農家をないがしろにしている」などと投書した。JA全農の発行するWebマガジン「Apron」は、店頭に野菜が整然と並んでいる理由を「生産者が良品出荷に向けて努力を重ね、それぞれの野菜ごとに決められた出荷規格に合わせて選別・出荷しているから」としている。
  • 2023年7月14日の放送回では、「水は地面に染み込むのになんで海の水は無くならないの?」という疑問について、大学教授の解説と共に「海底が水圧でカチカチだから」とする答えを紹介した。これに対し、堆積学者で京都大学准教授の成瀬元は、Twitter上で「チコちゃんの説明は完全におかしい」「浅海の表層堆積物に比べて深海の軟泥は固結していない」などと解説した。日本地質学会副会長の星博幸は、成瀬のツイートを受けて放送を確認し、「出演した大学教授が完全に誤解している。制作陣はこの教授の言説を鵜呑みにし、その真偽の確認もしなかったと推測される」「専門家がNHKにクレームをつけるべき案件である」とした。この騒動を取り上げたネットメディアのSmartFLASHはNHK側に見解を問い合わせたが、期日までに回答を得られなかったとしている。

雑学ライターの杉村喜光によると、本番組は「諸説ある中の「特殊なケース」を取り上げることがある」。文化人類学者の亀井伸孝は、「文化人類学では、一つの原理によって一つの答えを押し付ける姿勢を厳しく反省し、自己批判してきた。チコちゃんも同じ問題を抱えている」と評した。さらに亀井は、本番組のフォーマットを「執拗に問い、自身の思考様式に合わない他者を罵倒する」ものだと断じ、「無知で尊大で傲慢です。およそ知的な態度ではありません」と厳しく批判した。

受賞

  • ギャラクシー賞 2018年7月度 月間賞
  • 2018年ユーキャン新語・流行語大賞トップテン「ボーっと生きてんじゃねーよ!」。
  • 第4回(2018年度)CGWORLD AWARDS大賞(NHKアート)
  • 第22回(2019年)文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 大賞
  • 第24回(2018年度)AMD Award '18 大賞/総務大臣賞
  • 第34回 ATP賞グランプリ2018 情報バラエティ部門 優秀賞
  • VFX-JAPANアワード2019 先導的視覚効果部門 最優秀賞
  • 第56回ギャラクシー賞 マイベストTV賞グランプリ
  • 第45回放送文化基金賞 テレビエンターテインメント番組部門 最優秀賞

スタッフ

  • 構成:海老克哉
  • CG:中野大亮
  • キャラクターデザイン:オオシカケンイチ
  • 音響効果:田中寿一、越塚仁士(J-WORKS)
  • 操演:ちょこグループ
  • 着ぐるみ造型:服部弘弐
  • リサーチャー:近江谷志織
  • サウンドエディター:恵比須弘和
  • ディレクター:上原伸、武田晋助、佐藤智之、池ヶ谷実希、隅田隆之、関根健二、神戸謙太郎、桒田洸治、高野信行、立野明史、松尾宗之、藤井雄真、小木曽克典、三宅佑治、杉本千紘、井上融、小笠原豪、新垣博章、木學卓子、蔡理皓、益田洋平、宇都竜太、西岡奈美、居垣寿典、西野拓也、宗實紀子、竜崎琢也、立松恵、伊藤哲、永井宏樹、和田彩、山下俊一、安藤愛優美、山村裕一、矢島理恵子、青木淳、薮田望、白形隆幸、佐々木文恵、雨宮智史、倉田斎、松澤祐介、寺見佑弥、佐藤恵梨子、佐久間隆太、瀬津巧、前田洋、武藤由華(共同テレビ)、柴田真嗣、横伝輝信、阿部佑哉、吉田萌海、内田義之、寺見佑弥、高橋優介、佐藤祐貴、古市誠、白井奈津美、本村宗一朗、柳橋祥太、加藤光城、平田恭崇、佐々木文恵(週替り)
  • 演出:河井二郎(共同テレビ)(毎週)/吉川修・原島雅之(しーん)、澤田親宏、古賀光輝・相澤幸一(共にアクロ、古賀→以前はディレクター、相澤→以前はプロデューサー)、谷口欽也、大川剛史(アリソデナサソ、谷口→P担当回あり、大川→以前はディレクター)、尾形征輝・渡邊美香(共に共同テレビ)、亀山剛志(kimika)、山本泰輔、多田美保、熊澤美麗、野村緑、奈良部隆久(山本~奈良部→共に以前はディレクター)(週替り)
  • プロデューサー:小松純也(スチールヘッド)、中島由布子(共同テレビ)(毎週)/大和加奈子(しーん)、永辻貴子(アクロ)、木村修二・本永巳樹(共にアリソデナサソ)、森亜希子(kimika)
  • 制作統括:糸瀬昭仁(NHK)/稲毛重行(NHKエンタープライズ)
  • 制作協力:ベイシス(毎週)/しーん、アクロ、アリソデナサソ、kimika(週替り)
  • 制作:NHKエンタープライズ
  • 制作・著作:NHK

過去のスタッフ

  • 制作統括:水高満(NHK)/西ヶ谷力哉(NHKエンタープライズ)

コラボレーション企画

  • 2018年9月22日にNHKと日本テレビで同時生放送された番組『NHK×日テレ同時生放送! テレビ65年 スポーツのチカラ』に特別ゲストとしてチコちゃんが出演、同番組の出演者(有田哲平・水卜麻美(日本テレビアナウンサー)/博多華丸・大吉)に問題を出した。岡村の他、レギュラー出演者は登場せず、この時の解説は桑子真帆アナウンサーが務めている。チコちゃんから問題を出された4名全員が正答できず「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とテロップ表示したが、チコちゃんの顔にはCGを一切用いていない。
  • 2018年12月31日放送の『第69回NHK紅白歌合戦』では、チコちゃんが岡村とともにゲストとして随所に出演しNHKホールの舞台にも登場した。クイズを出し、正答できなかった白組司会の櫻井翔(嵐)、出場歌手の村上信五(関ジャニ∞)を「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱咤すると共に、テレビ画面上でチコちゃんが顔を赤くさせて激高するお馴染みの演出が行われた。ちなみにこのシーンのみ舞台正面でなく横からの撮影となり背景が黒い幕だったため、舞台とチコちゃんの顔がかぶることはなかった。
  • 2019年3月29日 19:30-20:43 に、連続テレビ小説(朝ドラ)100作記念の特集番組『朝ドラ100作! 全部見せますスペシャル~歴代ヒロインがチコちゃんに叱られる!?~』を放送。
  • 2019年3月30日にNHK BSプレミアムで放送の『着信御礼!ケータイ大喜利』(特別番組として放送)にチコちゃんが登場し、お題「番組中、“チコちゃん恋してるのかな?”何と言った?」に視聴者から事前に寄せられた回答を紹介した。
  • 2019年6月1日に横浜スタジアムにて開催されたプロ野球『横浜DeNAベイスターズ×東京ヤクルトスワローズ』でのイベント「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2019」のゲストとしてチコちゃんが出演。観客に向けて問題を出題したが、反応が微妙だったため、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱咤。その後、始球式を行った。この模様は同年7月19日の「ひだまりの縁側で…」コーナーで放送された。
  • 2019年7月26日にNHK総合で放送のドラマ10『これは経費で落ちません!』第1話の劇中番組として、藤原紀香演じる著名な空間デザイナー・曽根崎ミレイがゲストパネラーとして出演する『チコちゃんに叱られる!』を主人公の森若沙名子が見るシーンで本作が再現された。
  • 2019年10月4日放送の『ニュースウオッチ9』にチコちゃんが出演。10月7日から2019年のノーベル賞の受賞者が発表されることを受けて、司会の桑子真帆アナにクイズを出題した。
  • 2019年11月23日放送の『サラメシ勤労感謝の日スペシャル』にチコちゃんが出演。視聴者の投稿写真を紹介後、CGチームの昼食の様子を密着取材した。
  • 2019年12月31日放送の『第70回NHK紅白歌合戦』では、前回同様チコちゃんと岡村がゲストとして登場し、NHKホールの舞台にも登場した。総合司会の内村光良(ウッチャンナンチャン)に問題を出したが答えられなかったため、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱咤すると共にテレビ画面上でチコちゃんが顔を赤くさせて激高するお馴染みの演出が行われた。
  • 2022年5月7日放送の『NHKスペシャル「君の声が聴きたい~若者が願う 幸せのカタチ~」』ではチコちゃん、岡村、キョエちゃんがオープニングアクトとして登場した。
  • 2020年3月24日放送の『緊急特番・#みんなの卒業式』にチコちゃんが出演。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全国の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校の臨時休校などで卒業式が中止または規模縮小となってしまった卒業生にチコちゃんがメッセージを送った。
  • 2020年12月31日放送の『第71回NHK紅白歌合戦』にて、チコちゃんがゲスト審査員に選出されたことが同月23日の放送総局長定例会見にて発表された。また、岡村が他局のバラエティ番組で共演している出川哲朗、田中裕二(爆笑問題)と共にサプライズ出演。松任谷由実と共に「きみのためにSuperman」「やさしさに包まれたなら」を歌唱した。
  • 2022年11月25日放送の『2022 FIFAワールドカップ・カタール大会デイリーハイライト』にチコちゃんが特別アシスタント、岡村がゲストとして生出演した。
  • 2022年12月にNHKとBS民放5社(BS日テレ・BS朝日・BS-TBS・BSテレ東・BSフジ)が共同で展開する4K放送・8K放送普及促進キャンペーン「新4K8K(BS)衛星放送で見ようよ!」にチコちゃんがナビゲーターとして選任され、NHK・BS民放各局で放送される4K・8K番組を紹介した特別番組をNHKとBS民放5社で順次放送した。このキャンペーンは2023年7月にも行われ、前回と同様にチコちゃん出演の特別編をNHKとBS民放5社で放送する予定。
  • 2022年12月29日放送の『ニュースなるほどゼミ 年末スペシャル』の「もっと知りたい!ことしの重大ニュース」にチコちゃんが出演した。
  • 2023年にNHKと日本テレビがテレビ放送開始70年を迎えることから同年3月に両局で「NHK×日テレ コラボウィーク」に実施。それに伴い、チコちゃんが日本テレビ制作の番組に出演し、同月12日に『笑点』、同月16日に岡村がMCを務めている『ぐるぐるナインティナイン』の「グルメチキンレース・ゴチになります!」にそれぞれ登場。
  • 2023年3月28日、「おしりたんてい」でコラボ作品「ププッ ねらわれたチコちゃんのたからもの」を放送。エンディングではおしりたんていのエンディングと並んで「叱られたい!」も放送された。
  • 2023年12月1日、同日に実施予定のBS放送波再編によって誕生する「NHK BS」と「NHK BSプレミアム4K」の放送開始を記念した特別番組『チコちゃんに叱られる!新BSスタート生放送スペシャル』にチコちゃんが出演する予定。『ワールドニュース』や『ワイルドライフ』など、BSにて放送されている人気番組と絡めたクイズを出題する。
  • この他、NHKエンタープライズを幹事社とする製作委員会が主導し、不定期で配信番組『チコちゃんといっしょに課外授業』を製作。全国各地の美術館や博物館、動物園など、新型コロナウイルスの影響により、訪問が制限されている施設にチコちゃんが行き、特別な課外授業をライブ配信のほか、五藤光学研究所の配給によりプラネタリウム向けのCGアニメ映画『プラネタリウムでチコちゃんに叱られる! チコとキョエの大冒険!無知との遭遇』を2021年6月19日より東大和市立郷土博物館を皮切りに全国各地のプラネタリウムで順次上映することが、2022年3月にはヨーロッパ企画が制作した舞台版『チコちゃんに叱られる! on STAGE〜そのとき歴史はチコっと動いた〜』が東京・大阪にて上演されたほか、同年10月7日からは全国のユナイテッド・シネマにて同舞台を映画作品として公開、2023年5月7日の14時30分から16時01分にはNHK Eテレにて同舞台の模様を放送した。

コミカライズ

2019年1月15日発売のコロコロコミック2月号と同年2月28日発売の別冊コロコロコミック4月号(共に小学館)からコミカライズ版が連載されることが発表された。作者はコロコロ版では住吉リョウ、学年誌版はあべさよりである。

また、コロコロ版が『女性セブン』『ちゃお』『ぷっちぐみ』、学年誌版が『学習幼稚園』にもそれぞれ読切として掲載されたこともある。

単行本

現時点ではコロコロ版のみ刊行。

  • 「チコちゃんに叱られる!」 小学館〈てんとう虫コミックススペシャル〉、全4巻
    1. 2019年4月26日発売、ISBN 978-4-09-143028-1
    2. 2019年9月27日発売、ISBN 978-4-09-143078-6
    3. 2020年4月28日発売、ISBN 978-4-09-143174-5
    4. 2021年6月28日発売、ISBN 978-4-09-143245-2

グッズ展開

キャラクターに関するライセンスはNHKエンタープライズが管理しており、同社の許諾により複数の企業から様々なキャラクターグッズが展開されている。

関連書籍

  • 『チコっと冒険 First: Eternal Five CHICO チコちゃんに叱られる! ビジュアルファンブック』 徳間書店 (2018年12月18日発売) ISBN 978-4-19-864745-2
  • 絵本『チコちゃんに叱られる: なぜ、ひとと わかれるときに てを ふるの?』オオシカ ケンイチ 文溪堂 (2019年3月5日発売) ISBN 978-4-7999-0321-6
  • 絵本『チコちゃんに叱られる: ごちそうさまって なに?』オオシカ ケンイチ 文溪堂 (2019年7月発売) ISBN 978-4-7999-0322-3
  • 絵本『チコちゃんに叱られる: おとうさん おかあさんと いっしょにすごせるじかんは どれくらい?』オオシカ ケンイチ 文溪堂 (2019年11月発売) ISBN 978-4-7999-0323-0
  • 『チコちゃんに叱られる! 』NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班編集 小学館 (2019年3月19日発売) ISBN 978-4-09-388670-3
  • 『チコちゃんに叱られる! (ワンダーライフスペシャル)』NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班編集 小学館 (2019年3月19日発売) ISBN 978-4-09-106620-6
  • 『はやくしないとチコちゃんに叱られる迷路BOOK』NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班監修 宝島社 ISBN 978-4-8002-9338-1
  • 『キョエちゃんからの挑戦状!?チコちゃんのまちがいさがしBOOK』NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班監修 宝島社 ISBN 978-4-8002-9704-4
  • 『大人の脳トレ! チコちゃんの漢字クイズ』NHK「チコちゃんに叱られる!」制作班監修 宝島社(2020年6月12日発売) ISBN 978-4-299-00477-2

キャラクター商品

食品

  • おやつカンパニー
    • ベビースターラーメン - ウィンナー味
    • ベビースタードデカイラーメン - チャーハン味、粒マスタード風味のあらびきウィンナー味、エビチリ味、かに玉味、キムチチャーハン味
    • お湯かけベビースターラーメン - 平めんチキン味
  • UHA味覚糖
    • シゲキックス - コーラ味
    • おしえて!チコちゃんキャンディ
    • チコちゃんグミ - ピーチ味
    • ぷっちょTHEワールド - フルーツミックス味
  • 永谷園
    • チコちゃんに叱られる!ふりかけ
    • チコちゃんに叱られる!カレー ポーク中辛
    • チコちゃんに叱られる!ちゃーはんの素 醤油風味
  • 山崎製パン
    • ランチパック チャーハン風
    • あらびきウインナードーナツ
  • 丸大食品
    • チコちゃんに叱られる フィッシュソーセージ&お弁当ウインナー
  • 丸川製菓
    • マーブルガム - オレンジ味
    • 風船ガム - サイダー味
  • 森永製菓
    • チョコボール - ピーチ味

ゲームソフト

  • チコちゃんの脳活研究所(クラウズプレイカンパニー、2023年7月6日発売)

コラボレーション

  • LINE ポコポコ - 期間限定クエストにて登場。

当番組を巡る騒動

出演者による失言

2020年4月24日(23日深夜)放送の民放ラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送制作)での岡村の発言内容についてNHKにも苦情が寄せられたことから、同年5月15日放送のラストに「番組からのおことわり」と題したテロップが流され「岡村さんは、自身の発言は不適切なもので、多くの人に不快な思いをさせてしまったと深く反省しています。私たちも皆さまからの声を真摯にうけとめ、これからも心から楽しんでいただける情報をお届けしてまいります」とのメッセージを放送した。

出演者によるパワハラ

2022年5月20日放送回で「フォークの歯が4本なのは、スパゲティを上手に食べるため」という解説のVTRに、マナー講師の平林都が出演。この際、女性スタッフがフォークを使ってスパゲティを食べる所作に対して、平林が「すごい仏頂面。下を見ずに私を見て」、「下を見るなと言うてるやろ」、「下品」、「人と一緒にいるときは “頂戴いたします” やろ」などの厳しい言葉でマナーを指摘。女性スタッフが耐えきれずに泣き出してしまうと、平林は「泣くな! ええ年して!」と追い打ちをかけるような指摘を行った。VTR後、岡村は「(スタッフが仕事を)やめてしまうよ」とこぼし、また視聴者からも「パワハラではないか」などと批判が相次いだ。NHK会長の前田晃伸は同年6月2日の定例会見において、「批判をいただくことは、あってはならない。放送ではさまざまなことが起きるが、ご意見には真摯に対応していきたい」と語っている。

海外版

この番組のフォーマットを用いた海外版が制作されている。

スペインでは、『Mapi』(マピ)が2022年8月から12月まで放送された。日本版のチコちゃんに相当するのは「マピ」という名前の女の子である。

関連項目

  • トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜 - プロデューサーの小松が監修した、やはり豆知識をテーマにしたフジテレビの番組。

脚注

注釈

出典

外部リンク

テレビ番組
  • チコちゃんに叱られる!
    • キョエちゃん公式サイト - LAUNDRY POLE RECORDSによる公式サイト
  • チコちゃんに叱られる! - NHK放送史
舞台版
  • チコちゃんに叱られる! on STAGE〜そのとき歴史はチコっと動いた!〜 - エイベックス・エンタテインメントによる舞台版公式サイト
  • チコちゃんに叱られる! on STAGE〜そのとき歴史はチコっと動いた!〜 (@chicostage) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: チコちゃんに叱られる! by Wikipedia (Historical)