宇草 孔基(うぐさ こうき、1997年4月17日 - )は、東京都墨田区出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。広島東洋カープ所属。
墨田区立向島中学校卒。墨田リトルリーグ、シニアを経て常総学院高等学校に入学。在学中の2015年には第87回選抜高等学校野球大会に出場し準々決勝に進出、2015 WBSC U-18ワールドカップに出場するU-18代表に選出された。法政大学進学後3年生の秋季にレギュラーとなり、4年生の春季にはベストナインに選出、第43回日米大学野球選手権大会にも選出されている。高校・大学の1年後輩に鈴木昭汰がいる。
2019年10月17日に行われたドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け、11月19日に契約金8000万円、年俸1200万円(金額は推定)で入団に合意した。背番号は38。
2020年は、10月6日の一軍初昇格から13試合で打率.256、0本塁打、3打点、3盗塁の成績を残した。10月21日の阪神戦で青柳晃洋から死球を受け途中交代し、翌10月22日に右腓骨骨折の手術を行った。
2021年は、4月30日の二軍・阪神戦に2番・左翼で先発出場し、3回裏にソロ本塁打を放つなどの活躍を見せ、実戦復帰を果たす。5月18日に一軍昇格を果たすと、6月5日の楽天戦で、2回裏に田中将大からプロ初本塁打を放つ。しかし、徐々に調子を落とし、7月2日に登録を抹消。後半戦の10月5日に一軍再昇格を果たすと、1番・中堅に定着し、リードオフマンとしての仕事を果たした。オフの11月4日に右腓骨固定プレート除去手術を行った。11月18日、100万円増となる推定年俸1200万円で契約を更改した。
2022年は、6月22日の対阪神戦(マツダスタジアム)で4-4の同点で迎えた延長11回二死無走者の打席でラウル・アルカンタラから自身初のサヨナラ本塁打を放った。
2023年は、プロ入り後初めて一軍出場が無かった。二軍成績は打率.210(166打席33安打)、1本塁打、11打点だった。
2024年は、ウエスタン・リーグでの好調を受け4月9日に一軍昇格すると、4月20日の対巨人戦(マツダスタジアム)で2年ぶりの本塁打を代打で放ち、4月23日の対ヤクルト戦、4月27日の対中日戦でも本塁打を記録し、1週間で3本塁打の活躍を見せた。
俊足巧打が魅力の外野手。打撃では積極性があり、パンチ力も秘める。30m走では3秒98を、50m走では5秒8を記録し、全力疾走を心掛けている。
愛称は「ウグ」。
広島入団後につける背番号38について「赤松(真人)さんがつけられていた番号。僕も泥のようにして食らいついていきたいです」と語っている。
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