「星空に愛を (コーリング・オキュパンツ)」(ほしぞらにあいを、Calling Occupants of Interplanetary Craft (The Recognized Anthem Of World Contact Day))、または「星空への旅立ち (コーリング・オキュパンツ)」(ほしぞらへのたびだち))は、カナダのオルタナティヴ・ロックバンド、クラトゥの歌で、1976年に初のアルバム『クラトゥ』でリリースされた。
海賊ラジオ局であるラジオ・キャロラインでは、夜の放送時の最初に流された。
リリースの翌年に、カーペンターズが160人のミュージシャン・クルーとともに、同曲をカバーした。カーペンターズのバージョンは、イギリスとカナダのチャートではトップ10に達し、アイルランドでは1位にまで上り詰めた。
クラトゥのメンバーであり、作曲者の1人であるジョン・ウォロシャクは次のように述べている。
カーペンターズのアルバム『パッセージ』に収録されたカバー曲は、世界各国でチャート入りし、後にヒットコンピレーションアルバムのいくつかにも登場した。
歌のタイトルは、カーペンターズのバージョンでのキャッチフレーズ「ワールドコンタクトデーで認められた国歌」の上に記載されており、このカバー曲が成功したことで、カーペンターズのもとには「ワールドコンタクトデー」がいつ開催されるか尋ねる人々から多くの手紙が届いた。
最終的に、この歌はカーペンターズ出演のテレビ番組「スペースエンカウンターズ」の成功へと繋がった。
クラトゥのオリジナル版は様々な生き物の音で始まったが、カーペンターズのバージョンはラジオDJのリクエストショーから始まる。
DJは、電話の発信者を「マイク・レッジャーウッド」と聞き取り、DJがマイクに曲のリクエストを依頼すると、エイリアンの声が反応する。このDJは、長年、カーペンターズの楽曲収録で活躍したギタリストである、トニー・ペルーソが演じた。トニー・ペルーソは 、このトラックのミュージックビデオの冒頭で確認できる。
ボーカルのメロディーはB♭3からG♭5の範囲まである。
この曲のアレンジが、1977年リリースのアルバム『Top of the Pops』や『Volume 62』に収録された。
なお、カバーアートはデザイナーのアンドリュー・プロバートによって描かれた。
2種類のミュージックビデオが存在した。
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