ジャニーズJr.(ジャニーズジュニア)は、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)に所属するタレントのうち、公式サイトで単独ページを持たない者やCDデビューしていない者に対して使用されていた総称。
2023年10月17日にジャニーズ事務所がSMILE-UP.に社名を変更したことに伴い、ジュニアに名称を変更した。2024年2月時点で194人が在籍している。育成・プロデュースは、SMILE-UP.の子会社である株式会社Annex(旧株式会社ジャニーズアイランド)が手掛ける。
主としてジャニーズ事務所からデビューした他の先輩グループのバックダンサーを務める。元々事務所は公式にタレント募集を行っていなかったが、毎月多数の履歴書が送られてきたため、事務所社長のジャニー喜多川が自ら書類選考を行い、コンサート会場などで面接・実技といったオーディションが不定期で開催されるようになった。合格すれば入所し、ダンスなどのレッスンを始めることになるが、入所料やレッスン料は取られていない。オーディション以外では、向井康二のようにジャニー喜多川から直接スカウトされたり、髙地優吾のように番組のオーディションで入所する者もいる。2023年8月20日にジャニーズJr.オフィシャルウェブサイトが開設され、オーディションの募集要項ページがオープンしてからは、従来あった郵送や持ち込みでの応募は受け入れず、WEB応募のみに統一された。
入所後はレッスンを受けながら先輩のステージに立ったり、ジャニーズJr.の単独公演に出演したりとファンの前でパフォーマンスをする機会も与えられ、個人、あるいはユニットごとにドラマ出演やデビューを目標に経験を積んでいく。しかしこのユニットは常に解体の可能性を秘めており、デビュー目前のように見えても自然消滅することが多々ある。デビュー発表までは本人達もどうなるかわからず、誰かが抜けたり増えたり、明日にはどうなるかわからないという不安要素があると述べる者もいる。
CDデビューを果たすことで、ジャニーズJr.からの卒業とみなされていたが、事務所の公式サイト「Johnny's net」や「Johnny's web」が設置されてからは、CDデビューをしていないものの個人で舞台出演やドラマでの俳優活動で実績を積んだ生田斗真・佐野瑞樹・屋良朝幸・風間俊介・長谷川純らのように、事務所公式サイトで単独ページが作成されたことでJr.から卒業したとみなされた者もいる。卒業のタイミングや理由については、ネット上で「最年長ジャニーズJr.」と話題になったことがある佐野が「20代後半から役者としてやっていたので、もうジュニアは取れていた」、風間が「(ホームページなどで若いジャニーズJr.の情報を見に来たファンが、30代のメンバーの情報が並ぶことで違和感を抱かないようにという配慮から)『Jr.』と呼ぶのはやめようと取り決められた」と明かすなど様々。ふぉ〜ゆ〜はメンバー全員が三十路を迎えた2017年秋にジャニーズ史上初めてグループとしてJr.を卒業した。また一度Jr.を卒業しても、内博貴や草野博紀のようにその後不祥事等でグループから除名され、デビュー前のジャニーズJr.よりも下の位置づけとされる研修生の立場に戻る場合がある。
1998年から2002年頃は、番組名に「ジュニア」「J」の名を冠したテレビ番組が多数放送され、その後も東京ドームなどの3大ドームや日本武道館でコンサートを行い、事務所の先輩をしのぐほどの人気を獲得。主に滝沢秀明、渋谷すばるが率いていたことから「東のタッキー、西のすばる」「Jr.黄金期」などと呼ばれた。2002年7月にはタイ版ジャニーズJr.の「G-Junior」が誕生。東海地区出身者は千賀健永のように東京組に入るものもいれば、平野紫耀のように関西ジャニーズJr.として活動する者もおり、ケースバイケースである。
一般のファンクラブに該当するものに「ジャニーズジュニア情報局」がある。元々はハガキを24枚送ると、情報が印刷されて返送されるという仕組みだったが、その後2年程度、無料登録メール配信に形を変えたのち、2016年11月に有料化し、年会費を払って会員限定の動画視聴や公演優先申し込みができるよう大幅にリニューアルされた。また、2023年5月27日には公式Twitterアカウント、6月29日に公式TikTokアカウント、7月19日に公式Instagram、7月20日に公式サイトが開設され、ジャニーズJr.の情報はSNSでも発信されるようになった。
ジャニーズJr.が事務所を退所、もしくはグループが解散しても、テレビ・雑誌などで公表することは原則として行っていない。しかし小原裕貴、秋山純、米花剛史らのように新聞報道される例もある。SNSが主流となってきている近年では、事務所に所属している間は禁止されていたTwitterやInstagramを始めたことで、ジャニーズJr.を辞めたと判断されることが増えていたが、2018年にはLove-tuneが事務所公式サイト「ジャニーズジュニア情報局」を通じて、2023年にはIMPACTorsがジャニーズJr.エンタメサイト「ISLAND TV」を通してメンバー全員の退所を発表した。
2021年1月16日、年齢制限を設けた新制度を2023年3月31日から導入することが発表された。これによれば、22歳になって最初に迎える3月31日の時点でマネジメント契約継続の意思を確認され、合意した場合はその後もJr.として活動を続けられるが、合意に至らない場合は契約満了・退社となる。ジャニーズJr.の育成・プロデュースなどを手がけるジャニーズアイランドの社長は制度発表時の滝沢秀明から井ノ原快彦に変わったが、2023年3月31日にこの制度は当初の予定通り適用され、実際に数人が退社。なかにはスタッフに転身した者もいる。
ジャニーズJr.一覧(五十音順)も参照。
Wikipediaにてページが作成されているタレントのみ記載。
関西ジャニーズJr.一覧(五十音順)も参照。
※グループを結成した順。
2015年10月結成。
2016年11月結成。
読みは「セブンメンさむらい」。グループ名はジャニー喜多川が考案したものであり、黒澤明監督映画『七人の侍』が由来。2018年2月26日、『ジャニーズ銀座2018』に向けて菅田、五十嵐、中村、本髙、佐々木、今野、前田の7人で結成され、同時にホームページでユニットの結成が告知される。同年4月にお披露目。12月6日から上演される『JOHNNYS' King & Prince IsLAND』から矢花黎が加入。歌だけでなくバンド、ダンス、スケートボードができるグループで、2020年10月の『ミュージックステーション』出演時には、「Jr.屈指のバンドグループで異端児」と紹介され、本人たちも深く納得している。
「痺れるほど俺たちを愛してくれる」という意味を込め、ファンネームは、姫、痺愛(どちらもヒメと読む)。
2018年6月9日、「ちびっこ忍者」として14人で結成され、テレビ朝日系『裸の少年』でグループ名がサプライズ発表された。同年8月に開催された『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』で初ステージを踏む際、「少年忍者」に変更された。グループ名の"少年"の部分は小さく表記される場合がある。派生ユニットで同年9月中旬には結成されていた、元木湧・川﨑皇輝・内村颯太・ヴァサイェガ渉・北川拓実の5人からなる5忍者(読み:ごにんじゃ)も存在していた。
結成日は2018年5月24日とされており、その日開催された『ジャニーズ銀座2018 観なきゃソン!ボクたちの作るジャニカルとスペシャルショータイム』の7 MEN 侍公演で、4人が初パフォーマンス。「スペシャル」、「スペシャリスト」など表記が変わりながら、同年12月の『JOHNNYS' King & Prince IsLAND』で「Jr.SP」(読み:ジュニアスペシャル)の表記となった。2022年12月4日に「SpeciaL」(読み:スペシャル)へとグループ名を改名。ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦が命名した。なお、「名前にJr.が付いていると、いつまでもJr.のままという感じになってしまう」という理由での改名だが、ジャニーズJr.としての活動は続く。4人それぞれ得意分野がある。
2022年5月3日に東京グローブ座で行われた『JOHNNYS' Experience』で結成が発表された。グループの特技はローラースケート。
2019年1月3日に受け取ったメールで結成を知らされ、同月発売のアイドル雑誌『Myojo』にて結成発表。読みは「リトル かんさい」で、名付け親はジャニー喜多川。結成当時は全員中学生。同年2月に『ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV!』の大阪城ホール公演でファンにお披露目された。リーダーは『まいど!ジャーニィ〜』収録中に藤原丈一郎に任命されて岡﨑彪太郎に決定した。メンバーカラーは元々なんとなく決まっていたが、大倉忠義と一緒に決めた。 メンバー全員が同じ高校出身。
2019年2月18日結成。
2020年11月21日配信された「Kansai Johnny's DREAM PAVILION 〜Shall we #AOHARU?〜」にて結成発表。グループ名は関ジャニ∞の横山裕、大倉忠義が命名。Boysには、ぼくら(B)大阪の(o)やんちゃな(y)少年(s)という意味がある。結成当初のメンバーは11人だったが、2021年9月に中川惺太が加入。その後は12人で活動している。
2021年10月22日発売のアイドル雑誌『Myojo』にて結成発表され、メンバーも誌面で結成を知った。読みは「アンビシャス」、由来は「野心」で「熱量や夢を持つことを恥ずかしく思う人もいるけど、彼らがステージで頑張る姿はまさに"野心的"だと思った」とプロデューサーの大倉忠義は語っている。2021年10月結成時は「メンバーは固定ではない」と発表していた。
2023年6月16日、小柴陸の無期限活動自粛が発表された。2024年1月27日、小柴がジュニアのファンクラブの会員サイトの動画で挨拶し、メンバーと話し合って退所を決断したことを発表。ジュニア公式サイトでも2024年1月31日をもって小柴が退所し、今後AmBitiousは8人でグループ活動を継続することが発表された。
ジュニアが中心となって出演しているもののみ。
関西ジュニアが中心・レギュラーとなって出演しているもののみ。
元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトが暴露系YouTuberガーシー(東谷義和)の生配信でジャニー喜多川によるジャニーズ事務所所属の男性タレントへの性的虐待を告発。それに対しイギリスの大手メディアBBCニュースが疑惑を元にしたドキュメンタリー番組を制作・放送したことを発端に、ジャニー喜多川の性的虐待が再び問題となる。
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