『第71回NHK紅白歌合戦』(だい71かいエヌエイチケイこうはくうたがっせん)は、2020年(令和2年)12月31日19時30分から23時45分まで放送された通算71回目のNHK紅白歌合戦。
日付はいずれも2020年。
今回は感染症対策として、NHKホールに加えてNHK放送センター内のCT-101スタジオとオーケストラスタジオ(CR-509スタジオ)の3か所で放送。ホール内にあったゲスト審査員席とラジオ中継席も別室に移され、ホール2階客席には第67回(2016年)以来4年ぶりにルーフステージが設けられた。なお、翌年からNHKホールは改修工事が始まるため、次回の第72回は東京国際フォーラムで開催された。
今回は無観客開催のため、ゲスト審査員・視聴者審査員の得票数で競われた。
総合結果は紅組が第67回以来4年ぶりの優勝となった。得票数では紅組が白組の約2倍に及んだ。例年はゲスト審査員の代表者が優勝旗を授与しているが、今回は内村から二階堂へ優勝旗が授与された。なお、2023年現在優勝旗の授与は今回が最後となっている。
特別企画・企画コーナー、 初出場、 返り咲き。
脚注
紅組トリおよび大トリに5回出場達成のMISIA、白組トリにこの年デビュー30周年を迎えた福山と、共に長崎県出身歌手がトリに起用された。前者は2年連続の紅組トリかつ初の大トリ、後者は初トリ。
各種メディアが挙げていたトリの候補は以下の通りである。
結果としてはMISIAが紅組トリおよび大トリを務めたが、MISIAが怪我の影響によりもし出場できない場合には石川さゆり、坂本冬美、乃木坂46が紅組トリを務める可能性があったとの報道もあった。
氷川きよしが白組トリを務める予定の案が直前まであったとの報道もある。
ここ2年白組トリおよび大トリを務め、同日を以って活動休止とし活動休止前最後コンサート『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』の会場(東京ドーム)から中継出演する嵐は25番目に歌唱。嵐の出番順を巡り、終盤歌唱はするものの、(コンサート優先や中継出演者がトリを取った前例がないため)トリを務めることはなく、22時台後半から23時台の間で調整をしていると報道されていた。嵐の中継出演の発表前には当初嵐が白組トリおよび大トリを務める予定だったとの報道もあった。
今回は無観客開催という事情も踏まえ、総合テレビ・BS4K・BS8Kの視聴者投票(NHKプラスとワンセグでの投票は不可)に重きを置いた形式となっている。
視聴開始で1票獲得、その後5分連続視聴を10回達成するごとに1票ずつ増える(テレビ1台あたり最大5票)。得た票は全対戦終了後に番組連動データ放送を通して投票するが、「紅組3票、白組2票」のように紅白に分割して投じることはできず、紅組と白組のいずれかに得た票の全てが投票される形となった。ゲスト審査員も同様に投票を行った。
ビデオリサーチによると、平均視聴率は前半が34.2%(前回から0.5p減)、後半が40.3%(前回から3.0p増)で第69回(2018年)以来2年ぶりに40%を上回った(関東地区・世帯・リアルタイム)。二階堂がヒロインを演じた『エール』の舞台である福島地区では後半で51.0%を記録した。今回から個人視聴率についても発表され、前半が25.0%、後半が29.6%、平均視聴人数は3494.7万人だった。これについては新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛が影響したと報じられている。瞬間最高視聴率は21時52分、嵐が「Happiness」を披露しているシーンで世帯47.2%、個人35.5%だった。
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