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2021年のJ1リーグ


2021年のJ1リーグ


この項目では、2021年シーズンのJ1リーグについて述べる。

概要

J1リーグとして29年目のシーズン。明治安田生命保険相互会社をタイトルパートナー (冠スポンサー) として、「2021明治安田生命J1リーグ」(英: 2021 MEIJI YASUDA J1 LEAGUE) の名称で行う (4年契約の3年目)。

前年の2020年シーズンでは、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) による影響に伴うレギュレーションの変更によりJ1からJ2への降格は行わず、一方でJ2からJ1への昇格が行われたことからクラブ数が2増の20クラブとなり、次年度に18クラブに戻すために4クラブが降格する(J2からは2クラブが昇格する)レギュレーションが採用されることになった。

また、2020年シーズンでは第1節で導入後、中断明けからは採用が見送られたビデオ・アシスタント・レフェリー (VAR) についても、改めてJ1全試合に導入される計画とされた。

FIFAクラブワールドカップ2021が日本で開催することが予定されていたため、優勝したクラブにはFIFAクラブワールドカップ2021への出場権が与えられる予定だったが、2021年9月9日に日本サッカー協会 (JFA) が同大会の日本開催を返上している。

スケジュール

2020年12月25日に大会方式および試合方式が発表された。2月27日開幕(その後の調整で2月26日開幕に変更)、12月4日閉幕の全38節・合計380試合で行われる。

なお、1年延期となった東京オリンピックが開催される関係で、前年の当初設定日程と同様に、開催期間である7月23日から8月8日までの間は全てのカテゴリで試合を開催しないこととされ、J1は7月10日・11日開催の第21節から8月9日開催の第22節までの5週間、試合が行われない。

参加クラブ

2021年シーズンのJ1のクラブ数は前述のとおり2クラブ増えて20クラブ。徳島ヴォルティスは2014年シーズン以来7年ぶり、アビスパ福岡は2016年シーズン以来5年ぶりのJ1。これにより、J1史上初めて日本列島の主要四島すべてに本拠地を置くクラブが揃うことになった。

  • 本拠地名については各チームのホーム開幕戦時点のもの。

監督交代

特記なき場合、監督代行はトップチームのヘッドコーチが務めている。

  • このシーズンでは10クラブで監督の途中交代が行われ、2019年を上回る史上最多の人数となった。

キットサプライヤー・スポンサー

  • 鎖骨スポンサーは両側でスポンサーが異なる場合のみ左右の表示をする。

リーグ概要

戦前は、前年リーグを圧倒し、シーズンオフにジョアン・シミッチ獲得など戦力をさらに充実させた川崎を軸に、雪辱を期す横浜FM、ACL出場権を逃したことで逆にコンディション管理が有利に働くと予想された鹿島、前年上位のG大阪・名古屋・FC東京などが上位に来ると予想された が、蓋を開けるとG大阪が後述のように降格危機に陥る一方で、2度の5連勝を含めて開幕から無敗を続ける川崎が首位に躍り出て、これを大型補強を敢行しマッシモ・フィッカデンティの下で堅守に磨きをかけて開幕10試合無敗とリーグ最少失点を保った名古屋が追い、さらに、経営難から戦前は降格候補の一角を担うとさえ言われながら、金明輝がユース時代から育てた選手を中心に据えて躍進した鳥栖などが続く展開となった。

その後、ACLを考慮した日程変更の関係でゴールデンウイーク中に組まれ「リーグの天王山」とも目された川崎と名古屋の直接対決2連戦(第22節前倒し分と第12節) で内容で圧倒した川崎が連勝する と、いよいよ川崎が独走態勢に入ったかに思われた。しかし東京オリンピックに伴う中断期間を挟んで、前年からチームの中盤を支えたMF田中碧と前線で攻撃のアクセントをもたらしていたMF三笘薫が相次いで海外移籍して快進撃に陰りが生じ、第26節の福岡戦で敗れて開幕からの無敗が25でストップした川崎 に対し、夏にアンジェ・ポステコグルー監督が引き抜かれるも、ケヴィン・マスカットが攻撃的のサッカーを継承し、リーグ戦消化試合数の関係で序盤は中位に沈んでいたものの、中断前の第15節から7連勝と4連勝を含む13戦無敗(11勝2分)とした横浜FMが勝ち点差1まで猛追し、リーグタイトル争いはマッチレースの様相を示す。ところが、横浜FMは第27節からの7試合で3勝1分3敗と急ブレーキが掛かって川崎と徐々に差が開き、最終的に第34節で川崎が浦和と引き分け、横浜FMがG大阪に敗れたことにより、4節を残して川崎の2年連続4回目の優勝が決定した。

ACL出場権を得られる3位争いには、上述の名古屋・鳥栖に、絶好調の古橋亨梧中心に得点を重ね、夏に古橋が海外移籍すると、武藤嘉紀や大迫勇也・ボージャン・クルキッチなど攻撃陣を超大型補強した神戸、また前年徳島のJ1昇格に貢献したリカルド・ロドリゲス監督を招聘し、更にノルウェーリーグ得点王のキャスパー・ユンカー、酒井宏樹、江坂任など積極的かつ堅実な選手を獲得に成功した浦和、第9節に15位でアントニオ・カルロス・ザーゴ監督を解任し相馬直樹を監督に昇格し、そこからの6戦無敗(5勝1分)を皮切りに猛追を見せた鹿島、15年ぶりにデビュークラブに復帰した大久保嘉人が序盤に得点を量産したC大阪、降格候補に挙げられながらも外国籍の実力者を多く補強して10節からクラブ史上初のJ1・6連勝を達成した福岡などが並んだ。しかし、その後は12節から13試合勝ち無し(9分4敗)のC大阪が一気に順位を落として残留争いにまで肉薄し、6連勝のあと1分けを挟み5連敗を喫した福岡、更にはACL争いでは序盤で4位以下に差をつけるも、後半戦で6戦勝ち無し(3分3敗)を含む急ブレーキがかかった鳥栖がACL争いから脱落した。その後、第37節で3位神戸と2位横浜FMの直接対決を横浜FMが制すも、4位名古屋がC大阪に敗れたことにより2位横浜FM・3位神戸が決定し、横浜FMが川崎と共にACLグループステージ出場を決め、神戸がACLプレーオフ進出(以上)を決めた。

一方、「降格枠4」となった残留争いは、降格候補とされた神戸・福岡などが好調を維持したのに対し、攻撃陣を積極補強も守備陣で大きな課題を抱え、開幕戦の札幌戦で1-5の大敗を喫し、そこから開幕13戦勝ち無し(3分10敗)、五輪中断期間までわずか2勝と低迷する横浜FC、また累積赤字という危機を抱え開幕11戦未勝利(3分8敗)、五輪中断期間まで3勝に甘んじる仙台が序盤戦で他チームに大きく引き離される展開となる。それ以外では、前年2位も第2節鹿島戦を前にクラスターが発生して活動停止となり、さらにその後も開幕12試合で3得点と攻撃陣が大苦戦したG大阪、主力選手が大量流出したこともあり第5節から7連敗を喫した大分、その上では大得点源である前年J1得点王マイケル・オルンガの放出で攻守のスタイルの再構築を強いられた柏、第6節から8試合負けなし(2勝6分)を挟むも決定力不足が響く湘南、リーグで実績のあるミゲル・アンヘル・ロティーナ監督を招聘するもこちらも得点力があと一歩となった清水などが巻き込まれる展開となる が、中断明け以降、まずは外国籍選手を補強した柏や守備陣が安定した仙台、さらに前述の活動休止による延期試合とACLの過密日程も、システムなどの変更もあり攻撃陣が復調したG大阪、さらには守備陣が安定した仙台が勝ち点を重ね、その後は攻守ともに外国人選手を積極補強した横浜FCが復調の兆しを見せる一方、序盤では甲本偉嗣HCが何とか勝ち点を重ねたが、ダニエル・ポヤトス新監督が暫く入国できないことでシーズンオフの準備に出遅れた徳島が勝ち点を積めず順位を落としていき、不調から抜け出せない大分が一時最下位となる、徐々に各チームの勝ち点差が詰まり始め、第31節終了(残り7試合)時点で13位柏から最下位横浜FCまでの8チームが勝ち点差12の中にひしめき合う展開となる。その後着実に勝ち点をキープしたG大阪・柏が一歩抜けだし先に残留を確定させる。残るは、時間はかかったものの戦術を少しづつ浸透させた大分・徳島が復調を見せ、第33節終了(残り5試合)時点で15位から清水・湘南・徳島・大分・仙台・横浜FCの順に6チームが勝ち点差7の中にひしめく大混戦となる。そのまま勝ち点差が大きく変わることなく迎えた第36節、下位直接対決となった19位仙台と15位湘南の試合は湘南が勝利し、16位清水も広島に、17位徳島もFC東京にそれぞれ勝利した一方、18位大分は鹿島と引き分け、20位横浜FCは神戸に敗れた結果、2試合を残して16位清水を上回ることが不可能となった大分・仙台・横浜FCのJ2降格が決まり、残留争いは清水・湘南・徳島の3チームに絞られた。

続く第37節では湘南と徳島の直接対決を控え、湘南が勝てば得失点差からほぼ残留が確定する中、岸本武流のゴールを守り切った徳島が1-0で勝利し残留への望みをつないだ。また、清水は浦和のホームに乗り込み、同点の中迎えたほぼラストプレーで中村慶太のゴールから1-0で勝利し、残留を大きく引き寄せた。迎えた最終節、15位清水はホームでC大阪に2-1の逆転勝ちを収め、16位湘南はアウェイG大阪戦を、谷晃生不在の中無失点で乗り切り引き分けた一方、17位徳島は序盤に連続失点を喫してホームで広島に2-4で敗北。この結果、清水と湘南のJ1残留と徳島のJ2降格が決定した。

結果

順位表

順位推移表

1節-19節

20節-38節

戦績表

表彰

得点ランキング

出典: J.LEAGUE Data Site

ハットトリック

月間MVP

月間ベストゴール

月間優秀監督賞

観客動員

出典: J.LEAGUE Data Site
註記:
†:前シーズンはJ2。‡:緊急事態宣言に伴う無観客試合あり。

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 2021年のスポーツ
  • 2021年のサッカー
  • 2021年のJリーグ
  • 2021年のJ2リーグ (J2)
  • 2021年のJ3リーグ (J3)
  • 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

外部リンク

  • 【公式】Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)



Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 2021年のJ1リーグ by Wikipedia (Historical)