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豆田泰志


豆田泰志


豆田 泰志(まめだ たいし、2003年1月15日 - )は、埼玉県越谷市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。

経歴

プロ入り前

越谷市立大袋北小学校1年生のときに『袋山ビクトリー』で野球を始め、越谷市立千間台中学校では軟式野球部に所属。中学3年時には『埼玉スーパースターズ』に選ばれた。本格的に投手を始めたのは中学3年時でありながら、最速は138km/hを計測しており、強豪校からの誘いもあったが、4つ上の兄が浦和実業高校の元エースであり、「兄がいたこともありますが、強豪校を倒して甲子園に行きたい気持ちもありました。当時、浦和実はベスト8くらいの実力があり、『簡単には甲子園には行けないけど、チャンスはある』といったチームでした」と浦和実業へ進学した。

浦和実業では1年秋にチームの県大会ベスト4入りに貢献。2年春の県大会で全5試合に先発し、チームを準優勝に導くと、関東大会2回戦では猛打の山梨学院を相手に7回0/3を2安打11奪三振2失点と好投した。背番号20で迎えた2年夏は4回戦で浦和学院を相手に完封勝利を挙げ、続く市立川越との準々決勝でもリリーフ登板で3回無失点に抑えたが、チームは敗退した。エースナンバーを背負った2年秋は西武台を相手に初戦敗退。3年夏は新型コロナウイルスの影響で県大会が中止となり、その代替大会では浦和学院との準々決勝で敗退したものの、同大会では18回1/3を投げて23奪三振を記録した。9月6日に開催された『プロ志望高校生合同練習会』に参加し、シート打撃に登板すると、打者7人に対して無安打1四球5奪三振。自己最速の147km/hを計測した。

2020年10月26日に開催されたドラフト会議にて、埼玉西武ライオンズから育成4位指名を受け、11月22日に支度金350万円、年俸280万円(金額はいずれも推定)で仮契約し、12月8日には新入団選手記者発表会が行われた。背番号は124

西武時代

2021年はイースタン・リーグで9試合に登板し、2勝1敗・防御率9.45という成績であった。オフに現状維持となる推定年俸280万円で契約を更改した。

2022年はフレッシュオールスターに選出されていた大曲錬がチーム事情で出場辞退となり、代替選手として7月23日のフレッシュ球宴の7回表に登板し、1イニングを3者凡退に抑えた。この年はイースタン・リーグで18試合(10先発)に登板し、3勝6敗1セーブ・防御率3.76を記録。オフに現状維持となる推定年俸280万円で契約を更改した。

2023年は5月下旬から投球フォームを変更すると、成績が改善され(詳細後述)、7月21日に支配下選手契約を締結した。背番号は70。7月26日に出場選手登録され、同28日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初登板を果たし、1イニングを3者凡退に抑えた。8月15日の楽天戦でプロ初ホールド、10月3日の千葉ロッテマリーンズとのレギュラーシーズン最終戦ではプロ初セーブも記録。この年は一軍で16試合に登板し、0勝0敗6ホールド1セーブ・防御率0.59という成績を残した。オフに280万円増となる推定年俸750万円で契約を更改した。

2024年は自身初の開幕一軍入りを果たしたが、4月5日の北海道日本ハムファイターズ戦では同点の延長12回裏から登板するも、無死満塁のピンチを招き、一死を奪った後にアリエル・マルティネスにサヨナラ犠飛を許して敗戦投手。同13日の福岡ソフトバンクホークス戦でも無死満塁のピンチを招き、山川穂高に2打席連続満塁本塁打となるホームランを打たれ、翌14日に出場選手登録を抹消された。

選手としての特徴

身長は173cmと小柄だが、「豆直球」と称される最速152km/hのストレートはホップ率が非常に高く、空振りが狙える。変化球はスライダー、カーブ、フォークを投じる。

プロ3年目の2023年シーズンは春先から制球に苦しみ、イースタン・リーグでは7回2/3を9四球9奪三振7失点という成績であったが、三軍のブルペンで山本由伸の投球フォームを遊び半分で真似して投げたところ、バイオメカニクス担当の武隈祥太から「良かったから(その投球フォームで)投げてみろ」と言われ、そのフォームで本格的に投げると「投げてみたら良くて、試合でも投げようとなりました」とフォーム変更を決断。フォーム変更後はイースタン・リーグで20イニングを投げ、5四球26奪三振1失点と極端に成績が改善され、この年の7月21日に支配下登録を勝ち取った。

人物・エピソード

2人の兄がいるが、4つ上の兄と三森大貴は同郷の友人であり、2023年8月1日のソフトバンク戦で初対戦し、セカンドフライに打ち取った。

名前の泰志はウィリアム・スミス・クラークの名言『少年よ大志を抱け』が由来。ファンには「豆ちゃん」と呼んで欲しいと語っている。

詳細情報

年度別投手成績

  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

  • 2023年度シーズン終了時

表彰

  • 走魂賞:1回(二軍部門:2023年)

記録

初記録
  • 初登板:2023年7月28日、対東北楽天ゴールデンイーグルス15回戦(楽天モバイルパーク宮城)、8回裏に4番手で救援登板・完了、1回無失点
  • 初奪三振:同上、8回裏に西川遥輝から空振り三振
  • 初ホールド:2023年8月15日、対東北楽天ゴールデンイーグルス18回戦(ベルーナドーム)、7回表に3番手で救援登板、1回無失点
  • 初セーブ:2023年10月3日、対千葉ロッテマリーンズ25回戦(ZOZOマリンスタジアム)、9回裏に3番手で救援登板・完了、1回無失点

背番号

  • 124(2021年 - 2023年7月20日)
  • 70(2023年7月21日 - )

脚注

注釈

出典

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関連項目

  • 埼玉西武ライオンズの選手一覧

外部リンク

  • 個人年度別成績 豆田泰志 - NPB.jp 日本野球機構
  • 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
  • 70 豆田 泰志 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズオフィシャルサイト
  • 豆田泰志 (@taishimame) - Instagram
  • 豆田泰志 (@taishi_mame) - X(旧Twitter)

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 豆田泰志 by Wikipedia (Historical)