オリンピックのバレーボール競技(オリンピックのバレーボールきょうぎ)は予選の上位チームによって行われる近代オリンピックのバレーボールである。国際バレーボール連盟主催の3大公式戦の一つである。1964年の東京オリンピックで正式競技となった。1996年アトランタ五輪からビーチバレーも種目に加わった。最多優勝チームは、男子バレーがアメリカ・ブラジル・ソビエト連邦(3回)、女子バレーがソビエト連邦(4回)。
世界選手権・ワールドカップと併せて「バレーボール3大大会」 として位置づけられている。
1954年5月、アテネでのIOC総会でバレーボール、柔道、アーチェリー、ローラースケート(のちのローラースポーツ)のオリンピック競技化が検討されるが全競技保留に。1964年東京オリンピックでは柔道(男子のみ)とバレーボールが新競技になった。女子バレーボールはオリンピック競技に採用された最初の女子団体種目である。
日本は女子が1964年東京五輪、1976年モントリオール五輪、男子が1972年ミュンヘン五輪で金メダルを獲得した。オリンピックでの日本の活躍から、バレーボールが日本のお家芸と呼ばれるようになった。1990年代以降は世界のトップクラスに届かない状態にあったが、2012年ロンドン五輪で女子が28年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。
カーチ・キライは、オリンピックのバレーボール(インドア)とビーチバレーの両方でオリンピックのメダルを獲得した唯一の選手である。
オリンピックに出場できるのは全部で12カ国で、2024年パリ五輪では以下のように選出される。
オリンピックに出場できるのは全部で24組で、1カ国からの出場は2組までに制限される。
かつては、ワールドカップにおいては現在も使われている、1リーグ総当たり制(ラウンドロビン)で試合が行われていた。しかしこれには最後の試合が終わる前に優勝国が決まってしまう可能性があり、試合の興味が最後まで続かないという欠点があった(日本で最終節を順位決定戦扱いする報道もあるが、厳密には誤りである)。そこで、1972年ミュンヘン五輪以降、1次ラウンドと決勝トーナメントに分ける大会形式が採用されている。出場チームは1996年アトランタ五輪以降、男女各12チームである。参加12チームが6チームずつA・B2組に分かれ、それぞれ1回戦総当りリーグを行う。各組の上位4チーム(計8チーム)が準々決勝へ進出する。
参加24組が4組ずつ分かれ、1回戦総当りリーグを行う。各組の上位2組と3位のうち4組(計16組)が決勝トーナメントに進出する。
※ 右端の数=本戦の出場国数。
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