「Cry Baby」(クライ・ベイビー)は、2021年5月7日にIRORI Recordsより配信された日本のバンド・Official髭男dismの楽曲。当楽曲は、テレビアニメ『東京リベンジャーズ』のOPテーマとして書き下ろされた。
2021年3月12日、本楽曲がテレビアニメ『東京リベンジャーズ』の主題歌に起用されることが発表された。
2021年4月11日、本楽曲が流れるアニメのノンクレジットオープニング映像がYouTubeで公開され、同月21日にはFM802「LANTERN JAM TIMES」にて楽曲のフルサイズの音源が初公開された。
2021年5月3日、ミュージックビデオのティザー映像がYouTubeにて公開された。ミュージックビデオは5月7日の楽曲の配信と同時に公開された。
2021年7月19日、同年6月23・24日に神奈川・ぴあアリーナMMで開催されたワンマンライブ「Official髭男dism Road to 『one - man tour 2021-2022』」で撮影された本楽曲のライブ映像がYouTubeにて公開された。
2022年8月29日からは、ダイドードリンコ「ダイドーブレンド」と『東京リベンジャーズ』のコラボ缶「東リベ缶」のCMソングとしても起用されている。
本楽曲の音楽性は、転調の激しさが大きな特徴となっている。作曲者の藤原聡自身が「〈カラオケで突然キーを下げられたような感じがする〉って言う人もいて」「たぶんですけど、フル尺で10回くらい転調してる」と述べており、一般的なポップ・ミュージックでは非常に珍しい急激な場面転換が繰り返されている。藤原によるとこれは、制作中の「ピアノを不意に間違えてしまったんです。でも、それが結果的にすごい転調の仕方をしていて面白くて!」という閃きから生まれたものだという。また楽曲のレコーディングとミキシングは、以前からバンドのエンジニアを務めてきた小森雅仁が行っている。
楽曲はフィルターのかかったイントロで始まり、スタッカート気味に弾いたベースとピアノがユニゾンするAメロが続く。また2番のAメロ後はBメロに行かず、急にテンポを半分にしたイントロを発展させたパートが始まっており、その後にやってきたBメロでは1番とは全く異なったアレンジが施されている。
本楽曲は、2021年5月12日公開(集計期間:2021年5月3日 - 5月9日)のBillboard JAPAN「Download Songs」にて、週末のみの集計で第2位 (22,068DL) に初登場した。翌週のビルボード・ジャパンではダウンロード3位 (17,272DL) 、ストリーミング7位 (6,247,796再生) を記録し、総合チャート「Hot 100」では前週10位から順位を2つ上げ、8位を獲得した。
発売から2ヵ月が経過した7月3日に日本テレビ系音楽特番「THE MUSIC DAY」に出演し本楽曲を披露すると、同週のビルボード・ジャパンチャートではダウンロード、ストリーミングでともに順位を上げて8位とし、総合チャート「Hot 100」でも7週ぶりにTOP10入り (第10位) となった。その後も同月14日に「2021 FNS歌謡祭 夏」、17日に「音楽の日」と立て続けに音楽番組に出演すると、7月21日公開の「Streaming Songs」では自己最高となる7位を記録し、「Hot 100」ではチャートイン11週目にして最高位となる7位を獲得した。
リリース3ヵ月目を迎えた8月4日公開の「Streaming Songs」では、前週7位から2つ順位を上げて5位を記録。さらに翌週の同チャートでは自己最高となる3位まで順位を上げ、またダウンロード4位、YouTube動画再生数8位など高順位を維持し、総合チャート「Hot 100」では5位として最高位を記録した。8月25日公開の「Streaming Songs」では4位を記録し、また同週付でストリーミング累計再生回数は1億回を突破した。
楽曲は、リリース直後より転調の激しさや「東京リベンジャーズ」とリンクした歌詞・アレンジが話題となり、ヒットを記録。累計ダウンロード数は25万DLを、ストリーミング累計再生回数は5億回を突破している。
MVの監督は、「Pretender」以来バンドの複数のMVを手掛けてきた新保拓人が務めており、スクラップを集めた豪華なセットで撮影されたものとなっている。
2021年5月24日、セット設営の様子や悪天候の中メンバーが撮影に挑む模様を収めたメイキング映像がYouTubeにて公開された。
2022年5月27日、YouTube内でのMV再生回数が1億回を突破した。
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