泉南郡(せんなんぐん)は、大阪府にある郡。
人口64,995人、面積72.04km²、人口密度902人/km²。(2024年4月1日、推計人口)
以下の3町が所属する。
- 熊取町(くまとりちょう)
- 田尻町(たじりちょう)
- 岬町(みさきちょう)
郡域
1896年(明治29年)に発足した当時の郡域は、上記3町のほか、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。
- 岸和田市(内畑町、大沢町を除く)
- 貝塚市
- 泉佐野市
- 泉南市
- 阪南市
歴史
- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行により、南郡・日根郡の区域をもって設置。郡役所を岸和田村に設置。(3町40村)
- 旧・南郡 - 山直上村、山直下村、南掃守村、八木村、北掃守村、岸和田町、岸和田浜町、岸和田村、沼野村、土生郷村、有真香村、東葛城村、西葛城村、麻生郷村、島村、木島村、貝塚町
- 旧・日根郡 - 北近義村、南近義村、熊取村、北中通村、佐野村、日根野村、長滝村、上之郷村、南中通村、大土村、田尻村、新家村、東信達村、北信達村、西信達村、鳴滝村、樽井村、雄信達村、尾崎村、東鳥取村、西鳥取村、下荘村、淡輪村、深日村、孝子村、多奈川村
- 1911年(明治44年)10月1日 - 佐野村が町制施行して佐野町となる。(4町39村)
- 1912年(明治45年)1月1日 - 沼野村・岸和田浜町・岸和田村・岸和田町が合併し、改めて岸和田町が発足。(3町37村)
- 1922年(大正11年)11月1日 - 岸和田町が市制施行して岸和田市となり、郡より離脱。(2町37村)
- 1923年(大正12年)3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 1926年(大正15年)6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 1928年(昭和3年)1月1日 - 北信達村が改称して信達村となる。
- 1928年(昭和3年)4月1日 - 北掃守村が町制施行・改称して春木町となる。(3町36村)
- 1931年(昭和6年)4月1日 - 貝塚町・島村・麻生郷村・北近義村・南近義村が合併し、改めて貝塚町が発足。(3町32村)
- 1935年(昭和10年)
- 4月15日 - 木島村が貝塚町に編入。(3町31村)
- 7月1日 - 山直上村・山直下村が合併して山直町が発足。(4町29村)
- 同年時点での当郡の面積は287.68平方km、人口は173,316人(男79,860人・女93,456人)。
- 1937年(昭和12年)
- 2月21日 - 八木村・春木町が合併し、改めて春木町が発足。(4町28村)
- 4月1日 - 北中通村が佐野町に編入。(4町29村)
- 1938年(昭和13年)3月3日 - 土生郷村が岸和田市に編入。(4町28村)
- 1939年(昭和14年)
- 4月10日 - 西葛城村が貝塚町に編入。(4町27村)
- 6月1日 - 尾崎村が町制施行して尾崎町となる。(5町26村)
- 1940年(昭和15年)
- 4月1日 - 樽井村が町制施行して樽井町となる。(6町23村)
- 6月1日 - 有真香村・東葛城村が岸和田市に編入。(6町21村)
- 1941年(昭和16年)2月11日 - 信達村・東信達村が合併して信達町が発足。(7町19村)
- 1942年(昭和17年)4月1日 - 春木町・山直町・南掃守村が岸和田市と合併し、改めて岸和田市が発足。(5町18村)
- 1943年(昭和18年)
- 2月11日 - 深日村が町制施行して深日町となる。(6町17村)
- 3月10日 - 多奈川村が町制施行して多奈川町となる。(7町16村)
- 5月1日 - 貝塚町が市制施行して貝塚市となり、郡より離脱。(6町16村)
- 1948年(昭和23年)4月1日 - 佐野町が市制施行・改称して泉佐野市となり、郡より離脱。(5町16村)
- 1951年(昭和26年)11月3日 - 熊取村が町制施行して熊取町となる。(6町15村)
- 1953年(昭和28年)5月3日 - 田尻村が町制施行して田尻町となる。(7町14村)
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 日根野村・長滝村・上之郷村・南中通村・大土村が泉佐野市に編入。(7町9村)
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 淡輪村・深日町・孝子村・多奈川町が合併して岬町が発足。(6町7村)
- 1956年(昭和31年)9月30日
- 新家村・信達町・西信達村・鳴滝村・樽井町・雄信達村が合併して泉南町が発足。(5町3村)
- 尾崎町・西鳥取村・下荘村が合併して南海町が発足。(5町1村)
- 1960年(昭和35年)11月1日 - 東鳥取村が町制施行して東鳥取町となる。(6町)
- 1970年(昭和45年)7月1日 - 泉南町が市制施行して泉南市となり、郡より離脱。(5町)
- 1972年(昭和47年)10月20日 - 南海町・東鳥取町が合併して阪南町が発足。(4町)
- 1991年(平成3年)10月1日 - 阪南町が市制施行して阪南市となり、郡より離脱。(3町)
変遷表
行政
- 歴代郡長
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 27 大阪府、角川書店、1983年10月1日。ISBN 4040012704。
- 大植四郎 編『国民過去帳 明治之巻』尚古房、1935年。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1262271。
関連項目
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