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新機動戦記ガンダムW


新機動戦記ガンダムW


新機動戦記ガンダムW』(しんきどうせんきガンダムウイング、英題: NEW MOBILE REPORT GUNDAM WING)は、『ガンダムシリーズ』サンライズ制作のテレビアニメ。1995年(平成7年)4月7日から1996年(平成8年)3月29日まで全49話がテレビ朝日系列で毎週金曜日17時00分 - 17時30分にて放送された。略称は「GW」。米国では最初に放送されたガンダムシリーズ作品である。

概要

前番組『機動武闘伝Gガンダム』の人気の中心が低年齢層だったのに対し、本作ではガンダムのパイロットを始めとする主要キャラクター全員を美少年に設定、女性も対象としたメディア展開(後述の#関連作品を参照)を行うなどし、結果的に多くの女性ファンを獲得した。バンダイビジュアルの運営するブロードバンドコンテンツで本作品は「アニメ・ロボット・美少年」のカテゴリージャンルに配されている。しかしシリーズ構成の隅沢克之によると元々女性ファンの獲得を意識して制作したわけではなかったという。平成ガンダムと呼ばれる『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』『機動新世紀ガンダムX』の中でも人気が高い作品のひとつであり、翌年にはOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』が発売、劇場版の公開など多数のメディア展開へと発展した。

大河原邦男によると本作も前作Gガンダム同様、世界各国をイメージした5機のガンダムが登場する。各国のイメージはバンダイにより指示されており、それぞれ日本、西洋、中東、アメリカ、中国とされている。ただし、前作のGガンダムよりも、各国のイメージは抽象化している。隅沢によれば、前作では5機のガンダムパイロットがいたものの主人公は一人だったが、本作では5人全員が主人公役扱いになっている。

他のガンダムシリーズ同様、物語の主軸は戦争であるが、その中でも本作では特に戦略や人間性についての様々な葛藤が描かれている。また、古今東西の軍人、思想家の思想や言葉が多数引用されているのも本作の特徴の一つである。また、女性キャラクターについて、「あの頃よくあったロリキャラは好きじゃなかった」と述べ、それまでのロボットものにある、添え物のような女性キャラではない、自立した女性を意識してキャラクター作りをしたという。

監督は池田成、キャラクターデザインは村瀬修功が担当した。しかし、半年ほど経った時点で池田が監督を降板する事態となり、『黄金勇者ゴルドラン』の監督だった高松信司が同作と同時進行で、ノンクレジットながら番組後半を担当した。隅沢によると前番組Gガンダムが従来のガンダムファンに不評だったために、本作は当初『ファースト』から『Vガンダム』までのガンダムの再現を目指したものだった。しかし、10話が放映される頃には池田が当初の案を外れてストーリーを展開。池田降板後に隅沢が当初の案を復活させて物語を構築した。このため後半は従来のガンダムに近いものになっている。また主役機は5機のガンダムだが、主人公達の機体の乗り換えが他のガンダム作品と比べても多いのが本作の特徴の一つと言える。

アメリカ合衆国では2000年3月6日よりカートゥーンネットワーク・TOONAMI枠にて『Mobile Suit Gundam Wing』のタイトルで放送が開始され、米国で初めて放映されたガンダムシリーズ作品となった。放送コードの関係上、流血などの残虐性の強い場面には修正が施されているが、2001年からはアダルトスイム枠にて無編集版が放送されている。サンライズの海外営業部次長の渡辺靖夫によると、世界的に受けるキャラクターやドラマを持つ作品。欧米以外の国々でも放映され、ガンダム史上放映された国が最も多い。

タイトルロゴ

本作品のタイトルロゴは複数の種類が存在する。

  • 「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」という表記。
    • 主にTVのOPやDVDのジャケット等に使われる代表的なもの。
  • 「新機動戦記ガンダムW GUNDAM WING」という表記。日本語表記の下に英語表記が入る。
    • 主に音楽関係やガンプラ系の商品等に使われている。

ガンダムVS.ガンダムでは混在して使われており、各作品のタイトルロゴで作成されている公式サイトのバックでは後者、MS・パイロット一覧のページ等では前者が使われている。また、ゲーム本編の出撃デモやEDでは前者が使用されている。

続編の『NEXT』の公式サイトでは後者で統一されている。ゲーム本編や家庭用版のサイトは前者、家庭用説明書の参戦機体のページでは後者が使われている。

物語

宇宙開発が始まった年をアフターコロニー(A.C.)歴1年と定め、人類は宇宙コロニーの開発を始めた。しかし地上・宇宙での紛争や様々な疾病、技術的な問題もあり、L1にてコロニーが初めて完成するまで1世紀を要した。地上の紛争が原因で、宇宙への移民は増大し人口の流出に伴い地上の各国家は衰退の兆しを見せ始めていた。そこで各国家は地球圏統一連合を設立し、コロニーの影響力に対抗しようとした。

A.C.165年、連合とコロニーとの対立問題を調停するための機関が発足。代表としてヒイロ・ユイが選出された。彼は非暴力・非武装の完全平和主義を掲げ、宇宙の心宣言を提唱し、コロニーや地上に賛同者が現れるもA.C.175年に暗殺される。彼の死によりコロニー側は混乱し、連合はスペシャルズ(後のOZ)のMS部隊を派遣。地上でも、ヒイロ・ユイの思想に賛同したサンクキングダムを始めとする国々が連合の武力によって蹂躙されてしまう。

以後、連合軍は圧倒的な軍事力で各コロニーを制圧し、宇宙機雷によりコロニー間の連絡が寸断される時期が長く続いた。

A.C.195年、地球圏統一連合の支配に反目する一部のコロニー居住者による地下組織が「オペレーション・メテオ」を発動させる。それは流星に偽装した5機のモビルスーツ(MS)「ガンダム」をパイロットと共に地球に降下させ、破壊活動を行わせるというものである。しかしこの作戦は事前に「M作戦」の名で連合及びOZに察知されていた。このため工作員の一人ヒイロ・ユイの乗機は地球への降下中に、OZの攻撃輸送機との遭遇戦で海に落下、その後リリーナ・ドーリアンと出会うこととなる。そして互いを知らぬまま地球に降下した他の工作員たち、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、カトル・ラバーバ・ウィナー、張五飛も、ガンダムパイロット同士や様々な人間と出会い、時代を動かしていくこととなる。

5機のガンダムとそのパイロットは地上に降り立つと、連合の中にその存在を隠すOZが傘下に置く施設を集中的に破壊し、ガンダムの威力を連合やOZの間に轟かせた。しかしガンダム単機の行動はやがて限界に達する。情報戦に長けたOZは彼らを逆に泳がせ、偽情報を流し連合内の軍縮論者達を一掃させ、更にそれに乗じて「オペレーション・デイブレイク」を発動。全世界で同時に連合に対するOZの反乱を成功させてしまう。OZはガンダムのパイロット達に対し、コロニーを人質にした上で降伏を迫り、ヒイロはガンダムを敵に渡すことはできないとし、ウイングガンダムを自爆する選択肢を選ぶ。その後、OZはコロニー側に対し、武力による恫喝ではなく協調性を前面に押し出す懐柔策によってコロニーを次々と味方につけていき、コロニーにとって最後の希望となるはずだった5機のガンダムとパイロット達は、掌を返される形で「人類の敵」として糾弾される側に陥ってしまうが、それでも彼等は自分達の存在意義を賭けて、それぞれの形で戦おうとする。

しかし、宇宙に残った連合の残党が、新たにOZで開発された無人兵器モビルドールの前に駆逐されていく中で、OZとそれを支援するロームフェラ財団は、有人のモビルスーツに代わるモビルドールで、地球圏の支配という野望を達成させようとしていた。しかし、OZの総帥トレーズ・クシュリナーダは、戦争は生身の人間が戦うべきであるという独特の美学を主張し、財団の方針と対立。総帥を解任されてしまい幽閉に追い込まれた事で財団内部ではトレーズを支持する一派が内紛を起こし、戦火は各地に飛び火していく。

やがて宇宙で、コロニーの武装勢力がホワイトファングを名乗り蜂起し、かつてゼクス・マーキスを名乗っていたミリアルド・ピースクラフトを指導者に祭り上げ、真のオペレーション・メテオを実行しようとする。それは、大型のコロニー(x-18999)を地球に落下させ、これによって混乱した地球を5機のガンダムで制圧するというものである。しかし、ガンダムを設計した5人の科学者はそれに反対して指令内容を変更し、大量虐殺の実行者となる事を拒否した。

一度は歴史の表舞台から退いていたトレーズが世界国家元首に着任して地球上の軍事力を統一し、ホワイトファングとの戦いに挑む。5人のガンダムパイロット達はそれぞれが己の信じる道を信じて戦い、また5人の科学者も自身の命と引き換えに、地球に落下する巨大戦艦リーブラの軌道を変える。最後のリーブラの破片を射つヒイロの一撃が、戦争の歴史に一旦の幕を引いた。

登場人物

ヒイロ・ユイ
声 - 緑川光
15歳。兵士として育てられた少年で、ウイングガンダムで地球に降下する。当初は任務遂行のために手段を選ばずに行動していたが、リリーナたちとの出会いで人間らしい感情が芽生える。
デュオ・マックスウェル
声 - 関俊彦
15歳。ガンダムデスサイズで地球へ降下。今までに奇跡を見たことがない自負から、自らを「死神」と名乗るが、明るく人懐っこい性格。
トロワ・バートン
声 - 中原茂
年齢・経歴不詳の少年。ガンダムヘビーアームズで地球へ降下し、サーカス団に潜伏する。
カトル・ラバーバ・ウィナー
声 - 折笠愛
15歳。ガンダムサンドロックで地球へ降下。裕福な家庭に育ち、心優しい性格の持ち主。
張五飛
声 - 石野竜三
15歳。シェンロンガンダムで地球へ降下。古代中国の戦士の子孫で、ヒイロ以上に単独行動が多い。
リリーナ・ドーリアン
声 - 矢島晶子
本作のヒロインで15歳。地球圏統一連合の外務次官の一人娘として育てられる。地球降下後に海に落ちたヒイロと出会う。
ゼクス・マーキス
声 - 子安武人
秘密結社OZの上級特尉で19歳。仮面をつけ、トールギスを操り、ガンダムと戦う。

登場兵器

スタッフ

(オープニングクレジットより)

  • 企画 - サンライズ
  • 原作 - 矢立肇、富野由悠季(『機動戦士ガンダム』より)
  • シリーズ構成 - 隅沢克之
  • キャラクターデザイン - 村瀬修功
  • メカニカルデザイン - 大河原邦男、カトキハジメ、石垣純哉
  • 衣装デザイン協力 - 出渕裕
  • 美術監督 - 佐藤勝
  • 撮影監督 - 大神洋一
  • 音楽 - 大谷幸
  • 音響監督 - 浦上靖夫
  • 制作協力 - 電通、創通エージェンシー
  • プロデューサー - 小泉美明(テレビ朝日)、植田益朗(サンライズ)、富岡秀行(サンライズ)
  • 監督 - 池田成
  • 制作 - テレビ朝日、サンライズ

主題歌

オープニングテーマ
『JUST COMMUNICATION』(第1話 - 第40話)
作詞・作曲・編曲・唄 - TWO-MIX(キングレコード)
実際の作詞は永野椎菜、作曲は馬飼野康二、編曲は永野椎菜,高山みなみが担当している。
テレビサイズはイントロの声がカットされている。
『RHYTHM EMOTION』(第41話 - 第49話)
作詞・作曲・編曲・唄 - TWO-MIX(キングレコード)
実際の作詞は永野椎菜、作曲は高山みなみ、編曲は永野椎菜,高山みなみが担当している。
エンディングテーマ
『It's Just Love』(第1話 - 第49話)
作詞 - 松本花奈 / 作曲 - 小泉誠司 / 編曲 - 多田光裕 / 唄 - 大石ルミ(アポロン)

テレビオンエアで、前期OPテーマ『JUST COMMUNICATION』のオープニング作画は、第1話から17話までは劇中のバンクシーンを一部共用したものを使っており、第18話から新しい作画になった。ビデオソフト版や再放送では、第17話までも第18話以降のものに差し替えられている。

後期OPテーマの『RHYTHM EMOTION』は、1995年11月に新オープニングテーマとしてCDが発売されていたにも関わらず、オープニングテーマとして使用されたのは翌年の2月からで、終盤の2か月間しか使用されなかった。そうなった明確な理由は不明だが、2010年発売のG-SELECTIONブックレットによると「池田監督が途中降板したため、キャラクターデザインの村瀬修功がオープニングの作画を担当することになったが、完成が大幅に遅れ、結局完成したのは最終回直前になったため」とのこと。なお、後期オープニング作画は、ほとんどが劇中のバンクシーンを編集したものだった。

また、オープニングテーマがなかなか変わらなかったことに関して、永野椎菜は後に「今でこそ笑えるが、当時は胃が痛んだ」と語っている。 同曲はオープニングとして使われる以前にも、36話、38話、39話でも挿入歌として使われている。

エンディングテーマが最終回まで変更されなかったのは、『機動戦士Zガンダム』以来である。

各話リスト

各話のタイトルが表示されるときの音楽は、第1話、第2話、第39話、第47話から49話だけ独自のものになっている。第1・2話は加えて、後半開始時(CM後)の音楽も独自のものである。第1話、第47話から49話の後半開始時の音楽は共通である。

第27、28話はそれぞれ総集編。

タイトルコールはヒイロ役の緑川光が担当した。次回予告ナレーションは2話分と4~48話分を同じく緑川光が、新番組予告(1話分)と3話分、49話分はリリーナ役の矢島晶子が担当した。

放送局

★印はサンライズ公式掲載の番宣ポスターより

その他の放送局

いずれも、本放送終了後の放送。

  • 東京都 MXTV TOKYO MX
  • 埼玉県 TVS テレビ埼玉
  • 全国 アニマックス、チャンネルNECO、BS-i(現・BS-TBS)、BS11(本局のみ『ガンダム・Gセレクション』のひとつとして4話分を放送)
インターネット配信
  • バンダイチャンネル(有料会員に限り、全話閲覧可能)
  • Amazon Prime Video、DMM動画、GYAO!ストアほか(各話、個別課金)
  • YouTube「ガンダムチャンネル」(期間限定配信)

続編

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
1997年に続編であるOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』が公開された。全3話。TVシリーズの物語から1年後を舞台に、真のオペレーション・メテオを実行せんとするデキム・バートンとマリーメイア軍の反乱を描いた。
ノベライズでは『EPISODE ZERO』の内容を詳細に描いた節がある。
1998年には再編集され、追加映像を加えた『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』が劇場公開された。

関連作品

ガンプラ

キャラクターグッズ

ムービック、アニメイトより、フィギュア・カード・アクセサリーなど、多数のキャラクターグッズが発売されている。同社は古くよりガンダムシリーズのグッズを発売しているが、明確に女性ファンを対象としたグッズを発売したガンダム作品は本作が初である。この商品展開の成功が後のガンダムシリーズのグッズ展開にも受け継がれている。

小説

ノベライズ
角川スニーカー文庫からアニメの内容をほぼ踏襲した形の小説版が、全5巻で出ている。神代創作。
新機動戦記ガンダムW外伝 〜右手に鎌を左手に君を〜
皆川ゆかによる小説。時系列などが本編と整合がとられていないため、パラレルワールド的作品として扱われる。
新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
『ガンダムエース』の企画「ガンダムW プロジェクト」第1弾の小説。2010年8月号にプロローグを掲載し、同年10月号から2016年1月号まで連載。隅沢克之作。イラストはあさぎ桜。『Endless Waltz』の数十年後を舞台にした続編作品である。

漫画

コミカライズ
ときた洸一の作画で『コミックボンボン』に連載、全3巻で単行本化されている。
小説版、漫画版ともに最後はヒイロ達がテラ・フォーミングのために火星へ行くところで終わっているが、これはTV版の初期のプロットをもとに描かれたためである。
漫画版は、海外版ではラストでヒイロたちが火星に行く部分が全く別の新作に差し替えられており、日本でも2003年に発売されたKPC版では海外版のものが使用されている。
ときた洸一の作画によるものとは別に、2021年4月23日に、海外の作家による第1話のコミカライズ(一部、第3話からの場面もある)が完成品フィギュア「ガンダムユニバース」の海外版公式サイト上にて公開された。アメコミ風の作画で描かれており、登場人物のデザインも目元などがやや小さめにアレンジされている。MSのデザインはTV版で描かれている。
新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO
かんべあきら作、『月刊アニメV』(『月刊アニメディア』増刊)連載の漫画。本編での時間(A.C.195年)の十数年前の、本作での主要登場人物の前史が描かれている。これは元々、アニメで使用される予定のストーリーだったが、スケジュールの都合上、棚上げ状態となっていた内容を漫画化したものである。また、巻末に『Endless Waltz』の後日談『PREVENTER 5(サンク)』が掲載されている。なお、小説版『Endless Waltz』では、本作との繋がりを意図的に含めた内容となっている。
新機動戦記ガンダムW グランドゼロ
TVシリーズとOVAの間を描く漫画。冬凪れく作、『ふぁんデラ』(『月刊Asuka』増刊)連載。
新機動戦記ガンダムW BATTLEFIELD OF PACIFIST
TVシリーズとOVAの間を描く漫画。ときた洸一作、『覇王マガジン』、『コミックボンボン』増刊に掲載。
新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET
TVシリーズとOVAの間を描くラジオドラマ及び漫画。あさぎ桜作、『月刊アニメV』連載。
新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT
本作の外伝作品として、プラモデルを中心とした企画および漫画。漫画版は2誌で発表され、『コミックボンボン』連載『新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT』は作画をときた洸一、MSデザインを阿久津潤一が担当。『コミックジャパン』掲載『新機動戦記ガンダムW外伝 G-UNIT』はみずきたつが担当したが、こちらは掲載誌の休刊により未完となっている。
新機動戦記ガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト
作画はときた洸一。『月刊ガンダムエース』2019年8月号から2021年11月号まで連載。単行本は全5巻。
新機動戦記ガンダムW〜ティエルの衝動〜
プラモデルの販促を核とした単発の冊子『新機動戦記ガンダムWエンドレスワルツ最強プレイングブック』掲載の外伝作品。
SATANAS
『ガンダムエース』で掲載された漫画。椎隆子作。TVシリーズの物語からおよそ100年前のA.C.94年を舞台にした外伝作品。打ち切りに近い状態で全2話で終了している。
新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光
『ガンダムエース』の企画「ガンダムW プロジェクト」第2弾の漫画。2010年11月号から2018年1月号まで連載。シナリオ隅沢克之、漫画小笠原智史。新訳『ガンダムW』を謳っており、ストーリーはTVシリーズをなぞっているが『EPISODE ZERO』など本編で説明される筈だった設定も反映され、MSのデザインはEW版に変更されている。

ゲーム

新機動戦記ガンダムW ENDLESS DUEL
1996年3月29日にバンダイから発売されたスーパーファミコン用対戦型格闘ゲーム。他の格闘ゲーム作品にはあまり見られない独特のシステムを採用しており、ボタン同時押しと十字キーの組み合わせで、ガードしながらのダッシュや、空中ダッシュ、ジャンプ後の落下速度の減少といった特殊アクションが可能で、スピーディーなゲーム展開となるのが特徴である。カプコンからリリースされた格闘ゲーム版『X-MEN』の影響を強く受けており、多くの共通したシステムを有する。
そのほか、「スーパーロボット大戦シリーズ」などの、ガンダムやロボットアニメのクロスオーバー作品にも登場している。
新機動戦記ガンダムW THE バトル
2002年10月10日にバンダイから発売されたPlayStation用対戦型格闘ゲーム。北米のみで発売されていた『Gundam Battle Assault 2』から『新機動戦記ガンダムW』を分割し、国内向けにローカライズされ「SIMPLEキャラクター2000シリーズ」の13作目として単独商品化された。同様に『機動武闘伝Gガンダム』も単独商品化されている。

カセットコレクション

ドラマCD以前のカセットテープによるボイスドラマ。どちらもコメディー作品になっている。

なおどちらも男性キャラのみの出演となっている。後者に関してはGチームのみの出演。

アニメイトカセットコレクション 新機動戦記ガンダムW シークレットオペレーション
女性疑惑が浮上したカトルにどぎまぎするWチームや正しい青少年の明るい喋り方をする五飛、正しい「任務完了」の使い方を描いたエピソードなどが収録されている。
  1. オペレーション0「任務了解」
  2. オペレーション1「ウィナー家の秘密」
  3. オペレーション2「基礎知識講座」
  4. オペレーション3「五飛の修行」
  5. オペレーション4「果てしなき戦い」
  6. オペレーション5「任務完了」
  7. 声優コメント
各話の間に、アイキャッチ代わりにGチームがそれぞれの台詞を交換して喋る企画がある。
アニメイトボイスカセット 新機動戦記ガンダムW ボイスコレクション Gチーム編
"番組"という名目で、Gチームがそれぞれのお題に沿った台詞を喋る、といった内容のカセット。
上記の「アニメイトカセットコレクション 新機動戦記ガンダムW シークレットオペレーション」と比べ、再生時間が短い。
  1. モーニングコール
  2. 留守電メッセージ
  3. 励ましメッセージ
  4. ラブコール

その他書籍

角川書店
  • 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別編 フィルムブック
  • 新機動戦記ガンダムW 写真集
  • 新機動戦記ガンダムW COMPLETE OPERATION
旭屋出版
  • 新機動戦記ガンダムW コンプリートフィルムブック
  • NEW MOBILE REPORT GUNDAM W THE MOVIES IX ENDLESS WALTZ SPECIAL EDITION
講談社
  • 新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツ パーフェクト・ファイル(1)-(3)
  • 新機動戦記ガンダムW パーフェクトアルバム
  • 新機動戦記ガンダムW 公式MSカタログ
  • 新機動戦記ガンダムW ポストカードブック
  • 新機動戦記ガンダムW 超百科
ケイブンシャ
  • 新機動戦記ガンダムW キャラクターズコレクション(1),(2)
ラポート
  • 新機動戦記ガンダムW キャラ・コレクション
  • 新機動戦記ガンダムW 大事典
青磁ビブロス
  • 新機動戦記ガンダムW 1st OPERATION
  • 新機動戦記ガンダムW 2nd OPERATION
メディアワークス
  • 新機動戦記ガンダムW 〜Wing Season A.C.195〜
  • 新機動戦記ガンダムW データコレクション(1)
  • 新機動戦記ガンダムW 完全収録 ヒストリー・オブ・サンクキングダム
学習研究社
  • 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
ムービック
  • 新機動戦記ガンダムW 設定記録集 PART-I、PART-II
  • GUNDAM WING MEMORIALS 〜Final Wing 195〜
  • GUNDAM WING MEMORIALS II 〜The Legend of Forever〜
  • GUNDAM WING DIGITAL MEMORIALS CD-ROM ISBN-4-89601-306-9 C0876(制作協力:リンク工房)
  • THE GUNDAM ON THE AFTER COLONY GUNDAM WING ENDLESS WALTZ THE OFFICIAL ART BOOK(非売品)
実業之日本社
  • 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 最強プレイングブック
徳間書店
  • 新機動戦記ガンダムW FIVE G BOYS
一迅社
  • 新機動戦記ガンダムW MSエンサイクロペディア
竹書房
  • 新機動戦記ガンダムW
ブッキング
  • サンライズアートワークス 新機動戦記ガンダムW
プラモデル解説ムック
  • 新機動戦記ガンダムW Wファイル キャラクターサイド(ハイコンプロプラモデルウイングガンダム特典)
  • 新機動戦記ガンダムW Wファイル モビルスーツサイド(ハイコンプロプラモデルガンダムデスサイズ特典)
アニメビジュアル
  • 新機動戦記ガンダムW 劇場公開記念 VISUAL BOOK(1998年6月号)
アニメージュ
  • NEW WORLD GENERATION(1997年10月号)
  • GW おたからBOOK(1995年11月号)
アニメディア
  • 新機動戦記ガンダムW (秘)オペレーション(1995年9月号)
  • 新機動戦記ガンダムW VISUAL BOOK(1995年11月号)
  • 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(1997年8月号)
  • 新機動戦記ガンダムW クライマックスBOOK THE MEMORIAL(1996年4月号)

アンソロジーコミック

多数の公式アンソロジーが、複数の出版社より刊行されている。アニメ雑誌などで掲載された作品を編集したものと、一般公募で集められた同人誌を集め掲載した同人誌競作集の二種が存在する。サンライズ公認のアンソロジーであるが、表現規制はほとんど無いに等しく、様々なジャンルの作品が掲載された。特に青磁ビブロス、ラポート、ムービック等から発刊されたものには、一般的に企業から認可されづらい、やおい同人誌専門の競作集が多数存在する。延べ50冊以上に渡り刊行され続けたが、1998年を境に各社からの発行が停止している。なお、サンライズは同じ1998年に、同人誌等の二次創作の禁止を含む著作権規定を打ち出している。

学習研究社
  • 新機動戦記ガンダムW 1st - 7th ISBN 4-05-601076-5
    • ノーラコミックスぽっけシリーズより全7巻。描き下ろし作品と『月刊コミックPocke』本誌で連載されていた作品で構成されている。
ムービック A-cllection
  • ダブルユー ガンダムW アンソロジーコミック(全9巻) ISBN 4-89601-173-2
  • WING SHOT!!(全2巻) ISBN 4-89601-208-9
  • Crystalize 新機動戦記ガンダムW オリジナルコミック ISBN 4-89601-233-X
  • Over the wing 少年は翼を超えて 新機動戦記ガンダムW オリジナルコミック ISBN 4-89601-232-1
  • OZ学園幼児部 新機動戦記ガンダムW オリジナルコミック ISBN 4-89601-231-3
  • 天使の受難 新機動戦記ガンダムW オリジナルコミック ISBN 4-89601-234-8
星雲社
  • ウイング・プロジェクト ガンダムコミックアンソロジー 新機動戦記ガンダムW ISBN 4-7952-1836-6
ラポート ラポートコミックス
  • 世紀末ウイング伝説 新機動戦記ガンダムW パロディ作品集 ISBN 4-89799-270-2
  • Wビート 新機動戦記ガンダムW パロディ競作集(全4巻) ISBN 4-89799-189-7
  • 風の行方 新機動戦記ガンダムW パロディ競作集 ISBN 4-89799-281-8
  • オペレーションW 新機動戦記ガンダムW パロディ競作集(全8巻) ISBN 4-89799-173-0
  • オペレーションW Endless Waltz 新機動戦記ガンダムW パロディ競作集(全3巻) ISBN 4-89799-243-5
  • オペレーションW THE NEXT 新機動戦記ガンダムW パロディ競作集 ISBN 4-89799-268-0
  • LAGRANGE 新機動戦記ガンダムW パロディ作品集 ISBN 4-89799-202-8
ホビージャパン ホビージャパンコミックス アミューズメント・アンソロジー・シリーズ
  • 新機動戦記ガンダムW ISBN 4-89425-104-3
ラポートデラックス
  • 新機動戦記ガンダムW イラスト競作集 Wパーティ ISBN 4-89799-191-9
太田出版 OHTA COMICS
  • ガンダムボーイズ 新機動戦士ガンダムW YAOI小説&コミックアンソロジー ISBN 4-87233-262-8
キャロット出版
  • プロジェクト0 新機動戦記ガンダムW コミックアンソロジー(全4巻) ISBN 4-906533-20-5
オークラ出版 OAKコミックス
  • MOVING ACTION 新機動戦記ガンダムW パロディアンソロジー(全2巻) ISBN 4900780588
青磁ビブロス F' PACKS
  • RISING EARTH 新機動戦記ガンダムW 同人誌アンソロジー(全13巻) ISBN 4-88271-401-9
桜桃書房 GAコミックス
  • WILD WINGS 新機動戦記ガンダムW パロディアンソロジー(全3巻) ISBN 4-7567-0283-X
メディアワークス メディアコミックス
  • 電撃ガンダムW ISBN 4-07-304266-1
  • 私立ガンダム学園 ISBN 4-07-304042-1
ブロッコリー
  • METEOR LIGHT ガンダムW パロディ集(全3巻)
大洋図書
  • 超新星 〜SUPER NOVA〜 新機動戦記ガンダムW コミックアンソロジー ISBN 4-88672-834-0

ソフト展開

VHS・LD・DVD・BD
VHSは全13巻、その他にEVEN NUMBERS・ODD NUMBERS(総集編)の4巻が1995年に順に発売された。翌々年の1997年には続編であるOVA、Endless Waltzが全3巻で順に発売された。さらに1999年にはEndless Waltz特別篇(劇場版)が発売された。
LDは全7巻。第1巻と第5巻の初回版にはEndless Waltzを含めた全巻が収納可能なBOXが付属している。Endless WaltzもVHSと同じく全3巻で発売された。
DVDはDVD-BOXとして「COLLECTION NUMBER」がIからVまでの5巻で2000年に発売された。IからIVがテレビシリーズで、Vは総集編であるEVEN NUMBERS・ODD NUMBERSとEndless Waltzで構成されている。2001年にはEndless Waltz特別篇、2007年には映像にHDリマスターを施した全12巻と総集編2本とEndless WaltzのDVD、及びそれらをまとめた3つのDVDメモリアルボックスが発売された。この内BOX Iには1巻から6巻まで。BOX IIには7巻から12巻まで。BOX IIIには総集編2巻とEndless Waltz(OVA版)が入っている。このボックスにはEndless Waltz特別篇は入っていない。また2010年には歴代ガンダムシリーズの廉価版DVD-BOX、G-SELECTIONの発売の一環として、HDリマスター版BOXのIとII(全49話)を1つにまとめた物とIIIの廉価版の本作のBOXが発売された。なお、Endless Waltz特別篇のみDVD商品でHDリマスターが施された物は発売されていない。
BDは2011年にHDリマスターを施したEndless Waltz特別篇が発売された。
TVシリーズのBlu-ray BOXは2013年11月22日に「Box1」(第1話 - 第25話)と2014年1月29日に「Box2」(第26話 - 第49話)が発売された。こちらはBDBoxのために制作されたHDリマスター版を収録している。

ネットラジオ

HDリマスターDVDボックスの販促としてBEAT☆Net Radio!にてトークラジオ『新機動戦記ガンダムW 緑川光の任務、了解』が配信された。全10回。

また.ANIME限定購入者特典としてオリジナルショートドラマがボックス各巻の発売に合わせて計3話配信された。

キャラホビ2007のステージイベントでは緑川光・置鮎龍太郎がゲストで参加し、後日デジタルビート上で一部その模様が公開された。

パーソナリティ

  • 緑川光

ゲスト出演者

  • 関俊彦(3回、4回)
  • 置鮎龍太郎(6回、7回、9回、10回、ドラマ2話)
  • 折笠愛(9回、10回)

脚注

注釈

出典

外部リンク

  • 新機動戦記ガンダムW
  • サンライズ公式Web
  • バンダイチャンネル
  • 新機動戦記ガンダムW (@GundamW_Info) - X(旧Twitter)
  • 第1話|ガンダムW【ガンチャン】 - YouTube

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