『ドドンパ酔虎伝』(ドドンパすいこでん)は、1961年6月7日に大映が配給した、中山安兵衛の逸話である「高田馬場の決闘」を扱った、田中徳三監督によるミュージカル時代劇映画で、主演は勝新太郎。
当時ミュージカル調の映画がヒットしていたことから、大映が監督・田中、主演勝で製作を決めたが、田中も勝も製作に気乗りせず、大映から半ば強制される形で製作された。事実、興行成績は振るわなかったという。
江戸の町では、中山安兵衛が作曲した「どどんぱ音頭」が流行したが、権十郎という男がその唄を悪用し、新興宗教を創設する。同じ頃、赤穂浪士による盗賊集団とさせる「台風組」が街を荒らしていた。赤穂浪士の汚名をそそぐため、安兵衛は台風組の行方を探す。そして台風組の首領と新興宗教の教祖が同一人物であことを突き止める。
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