日立自動車交通株式会社(ひたちじどうしゃこうつう)は、乗合バス・貸切バス・乗合タクシー・福祉タクシーを運行する日本の企業。日立自動車交通株式会社、タクシー・観光タクシーを運行する日立自動車交通第二株式会社、日立自動車交通第三株式会社、日立オートサービス株式会社を総称して日立自動車交通グループという。
日立自動車交通株式会社の本社は、東京都足立区綾瀬にあり、乗合バスの営業所は本社となる。東京23区内でコミュニティバスを運行受託し、その後一般路線バスとして2路線を開業している。
2002年(平成14年)に足立区のコミュニティバス「はるかぜ」の運行を受託したのを契機に、乗合バス事業に進出。現在では台東区「めぐりん」、文京区「Bーぐる」、中央区「江戸バス」、北区「Kバス」、葛飾区「レインボーかつしか」、千代田区「風ぐるま」の7区で運行している。
東京都千代田区九段南の千代田区役所3階に千代田営業所があり、「風ぐるま」の運行管理や定期券販売業務が行われている。
新規自主路線としては、晴海ライナー(晴海トリトンスクエア - 有楽町駅 - 東京駅八重洲口 - 日本橋高島屋)、AKIBA SHUTTLE(秋葉原 - 浅草雷門 ・ 東京スカイツリータウン前)がある(AKIBA SHUTTLEは運行休止中)。
また、特別支援学校の送迎バス(スクールバス)や福祉タクシーも運行している。
タクシー事業としては、日立自動車交通第二株式会社は東京都足立区、日立自動車交通第三株式会社は東京都葛飾区に本社があり、いずれも日本交通グループに加盟する。車体表記はどちらも「HITACHI KOTSU」で、第二・第三で区別はない。2005年までは藤田無線に加盟しており、その当時の車体表記は「日立交通」であった。当時のロゴは車体表記としてはハイヤーにのみ現存する。東京都観光タクシーも運行している。
社名に「日立」を称するが、日立グループとの関係はない。
日立自動車交通はコミュニティバスを中心として、7種類21路線の乗合バスを運行している。路線の詳細については、各コミュニティバスの記事を参照のこと。
料金は一律210円(小児110円)で、PASMOやSuicaなど相互利用可能な交通系ICカードも利用可能である(ICカード運賃は大人206円、子供103円)。また、バス特典サービスにも対応している。
料金は一律210円(小児110円)で、PASMOやSuicaなど相互利用可能な交通系ICカードも利用可能である(ICカード運賃は大人206円、子供103円)。また、バス特典サービスにも対応している。
開業当時は大型ノンステップバス(三菱ふそう・エアロスター)が導入されたが、その後、小型ノンステップバスの日野・ポンチョ(1ドアショートボディ)に変更された。2ドアロングタイプで運行されることもある。 一部の車両には、今戸神社で祈祷された恋愛祈願のハート形の吊り革が設置されている。
2010年(平成22年)春に完成した東京都江戸川区平井7丁目の大規模分譲マンション「アクラス」と、最寄り駅の平井駅を結ぶ特定輸送である。マンション入居者専用の送迎バスで、一般の利用はできない。
通常はアクラス専用車両(アクラス管理)が使用されるが、車検などの際は中型の貸切車両を使用している。運行開始当初も中型の貸切車両が使用されていた。
現在、乗合バスでは日野自動車、三菱ふそうトラック・バスの車両を使用しているほか、2019年冬よりトヨタ自動車製のSORAが導入された。[1] 2023年5月には、比亜迪汽車製のBYD・K8も2台が導入されている。貸切にはいすゞ自動車製もあるほか、トヨタ自動車製の乗合タクシーも保有する。車両の導入時期により塗装が異なる。(旧塗装は金・赤・黒の直線であるが、新塗装は金・赤・黒・グレーの輪になっている)
「はるかぜ」「レインボーかつしか」では同社一般塗装の車両を使用しており、その他の路線はそれぞれの専用デザインで運行している。
特に「めぐりん」については車外装・内装共に個性があり、路線により塗装が異なる。ヘッドライト周辺と屋根が改造されたファンタスティックバスとなっている。
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