株式会社テレビ山梨(テレビやまなし、Television Yamanashi Co., Ltd.)は、山梨県を放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。 略称はUTY(UHF Television Yamanashi)。
コールサインはJOGI-DTV(甲府 27ch)。TBS(JNN)系列のテレビ局であるが、先発局で日本テレビ系の山梨放送と同様に県内に系列局がないフジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京系列の番組も一部放送。ゴールデン・プライム枠のネット受けは、TBS(JNN)の番組が占めている。また、番組表サービス「Gガイド」の配信も行っている。
金丸信の長男・金丸康信が代表取締役社長を務めていた。主要株主は富士急行、山梨トヨタ自動車、金丸康信、朝日新聞社、読売新聞社である。また康信はエフエム富士の取締役も務めているため、UTYとの繋がりは特に強い。
1985年(昭和60年)から、北京放送日本語部アナウンサーの研修受け入れを行っていて、共同で番組制作や中華人民共和国への取材も積極的である。
JNNは、特定の新聞色を出さないとしながらも、結成後に開局した新規加盟局には本来、地元新聞社の出資が必要とされていた。このため開局準備段階では、山梨県内唯一の県紙である山梨日日新聞社(山日)も株主に名を連ねていた。
しかし、山日は山梨放送と報道局を一体化するなど、事実上直営下に置いているという事情から、マスメディア集中排除原則の解釈もあり、かつ第2県紙の『山梨時事新聞』も、当社開局の直前の1969年(昭和44年)2月21日に、富士急行から買収する形で山日に合同されてしまっていた事情も加わったため、見返りとして山日保有のUTY株を富士急行に譲渡する形で、資本関係を解消することになった。
どうしてもやむを得ない場合には、TBSに出資した経験のある朝日、読売、毎日といった全国紙か、最悪TBS自体が出資ないしは経営に関与する形でJNN加盟に漕ぎ着けた例があるものの、系列に県紙がない状況でJNNへの加盟が認められたのは、金丸信や筆頭株主の富士急行、更には同社創業家出身の自民党衆議院議員堀内一雄(元自民党総務会長堀内光雄の実父)らの政治的影響も大きかった。
このため、UTYはTBSから辰繁存を常勤取締役として受け入れると共に(後に専務取締役を経てFM富士初代社長)、1973年(昭和48年)、日刊『山梨新報』を創刊し系列新聞を保有する。暫くして全国紙への折込形式で配布される週刊誌に移行するが、これによってJNN加盟の条件である地元新聞社の支援が、名目上ながらも実現した。
※今後も順次、中継局を設置する予定。
企業・団体の名称、個人の肩書は当時のもの。出典:
筆頭株主は富士急行。かつては富士急グループ各社で分割所有していた。
特記なき限りTBS制作。太字は同時ネット。
☆印は、番組自体は継続中。
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同局はTBS系列に属するため、基本的にTBS系列の番組をネットしているが、民放2局地域の関係上、日本テレビ系列を除く各系列の番組の時差ネットも行っている。そのため、TBS系列局の中では情報番組が比較的少ないことがこれまでの特徴であったが、2009年4月からの『サンデージャポン』と『サタデーずばッと』 の、2020年4月からの『ゴゴスマ -GO GO!Smile!-』(CBCテレビ制作)の同時ネットが開始されたことである程度は解消された他、2021年10月2日からは長年にわたり非ネットであった『王様のブランチ』の第2部の同時ネットも開始した(それでも、「プチブランチ」『ひるおび・午前』などの一部未ネットの番組も存在する)。
2006年12月30日に放送された、『あなたを家で看取りたい~在宅ホスピス医 内藤いづみ~』が第3回日本放送文化大賞関東・甲信越・静岡地区で最優秀賞を獲得。2007年10月の最終審査に進んだ。
同局で放送されたローカル番組『ウッティ発!』(2009年8月5日 - 2014年9月10日)では、2009年8月に放送されたドキュメンタリー作品「わだつみのこえよ永遠に」が、TBS系列で2009年に制作された自社制作番組の中から、最も優れた作品に贈られるJNNネットワーク大賞を受賞。受賞後の2010年3月に同じ時間枠で再放送されたほか、TBS系列全局で放送。また日本で最も権威のあるといわれている第6回日本放送文化大賞でも関東・甲信越・静岡地区で最優秀賞を獲得。2010年11月の全国審査に進んだ。
2011年4月に放送の「一枚の写真〜左手一本のシュート〜」は、2011年日本民間放送連盟賞特別表彰部門青少年向け番組で最優秀賞を受賞。同賞で最優秀賞を受賞するのは初めてだった。2011年9月21日放送の「新体操ボーイズ 〜汗と涙と努力の日々〜」でも2012年日本民間放送連盟賞特別表彰部門「青少年向け番組部門」において優秀賞を受賞した。
2012年8月22日に放送された「アンニョンハセヨ!ワタシ桑ノ再生請負人」が2013年の日本民間放送連盟賞青少年向け優秀賞を受賞した。同作は続編として「ウッティ発!アンニョンハセヨ!ワタシ桑ノ再生請負人」が2015年の日本民間放送連盟賞青少年向け番組最優秀賞 を受賞し2017年5月22日に放送された「ウッティ発! アンニョンハセヨ!ワタシ桑ノ集落再生人 2011 - 2017」でも第13回日本放送文化大賞関東・甲信越・静岡地区で最優秀賞を獲得。2017年10月の全国審査に進んだ。更にその続編として2022年12月30日に放送された「ワタシ桑ノ集落再生人~限界集落で挑戦した11年~」が2023年の日本民間放送連盟賞番組部門テレビ教養番組優秀賞を受賞した。
2014年には、同年3月に閉校した大月短期大学附属高等学校の野球部の部員8人と監督の姿を追った『最後まであきらめない~大月高校8人の野球部~』で2014年日本民間放送連盟賞番組部門テレビエンターテインメント番組優秀賞 を、『ウッティ発! 最後まで全力プレー~大月高校8人の野球部~』で同賞特別表彰部門青少年番組優秀賞を受賞 するなど良質な番組を送り続けている。
JNN・JRN加盟局の優れたアナウンサーに送られるアノンシスト賞においては2012年1月25日に放送された「孤高の三絃師」で小田切いくみアナウンサーが受賞した。
退社後にtvkに転籍した人物が3人いる。
Uの字をかたどったもので「ライジングU」と言う。UTYの“U”を表している。そして、緑濃い山々とそこから流れ込む清流に縁取られた、山梨県の恵み豊かな県土を緑と青のカラーで表現している。
「ウッティ」と「クルリン」。“UTY”をもじって「ウッティ」と命名。CGで制作されておりゲームや音頭、絵描き歌など多彩に展開。
2020年よりUTY開局50周年に合わせUTYの新入社員という設定の新マスコット「Uバク」が登場している。
2023年3月1日にバーチャルYouTuber事業に参入のためユニバースプロダクションと協業し、同年8月11日に公認バーチャルYouTuberとして「山奈しずく」(やまなしずく)がデビューした。
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