『いろはの"い"』は、1976年8月10日から1977年3月29日まで、毎週火曜日21:00 - 21:54に日本テレビ系で放送された事件記者ドラマ。全34話。
概要
城西警察署記者クラブに属する4社8人の新聞記者がスクープで競い合いながら、時には協力して事件を追う姿を描く。同じく岡田晋吉がプロデュースした前番組『大都会 闘いの日々』(石原プロモーション制作)の舞台であった城西署記者クラブの設定を転用した作品であり、同作から高品格、寺尾聰、神田正輝、柳生博がスライド出演している。一方、娯楽色を抑えていた『闘いの日々』とは対照的に、警察サイドと犯罪者による銃撃戦やカースタントなどのアクションシーンも多く盛り込まれている。
出演者
記者クラブ
- 東洋新聞
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- 竹脇無我 - 神谷章(通称:コベソ、達吉の息子)
- 金子信雄 - 神谷達吉(通称:ヘソタツ)
- 中央新報
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- タイムス
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- 藤岡琢也 - 鬼頭隆一キャップ(通称:オニトウ)
- 寺尾聰 - 小泉明夫(通称:ハイドン)
- 神田正輝 - 奥田次郎(通称:オク)
- 大都日報
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- 森本レオ - 菊池秀夫(通称:キクやん)
- 三景啓司 - 杉浦昭平(通称:スギ)
城西署
- 高品格 - 大森康治巡査部長(通称:モリチョウ)
- 寺田農 - 野々村京助刑事(通称:ノノさん)
- 片岡五郎 - 松本刑事(通称:まっちゃん)
- 柳生博 - 清水健三広報課長
- 戸浦六宏 - 鑑識係長
周囲の人たち
- 津島恵子 - 神谷章の母・あき子
- 藤野節子 - 鬼頭の妻
- 中田喜子 - 鬼頭の娘・のり子
- ホーン・ユキ - 記者クラブの庶務・谷川ユリ
- 夏桂子 - 記者陣行きつけのスナックバー「えんぴつ」のママ
- 重村博子 - スナックバー「えんぴつ」店員・あい子(通称:アイちゃん)
- 井原千寿子 - 小泉の妻・ひさ子
- 高城淳一 - 東洋新聞社会部長
- (出典:)
スタッフ
- 企画 - 岡田晋吉(日本テレビ)、梅浦洋一(東宝)
- プロデューサー - 長富忠裕(日本テレビ)、山本悦夫(東宝)
- 音楽 - ミッキー吉野
- 撮影 - 小泉健一郎、稲垣久夫
- 照明 - 前原信雄、木村節二、隠田紀一
- 美術 - 末広富
- 録音 - 西村和彦、牛窪秀夫
- 編集 - 神島帰美
- 整音 - 黒丸治夫、豊田博
- 選曲 - 山川繁
- 効果 - 東洋音響
- 現像 - 東洋現像所
- 助監督 - 小俣尭、渡辺拓也
- 擬斗 - 林邦四朗
- 衣裳協力 - プレイロード
- 製作協力 - 国際放映
- 制作 - 東宝株式会社
音楽
『「いろはの"い"」オリジナル・サウンドトラック』は、日本のロックバンド・ゴダイゴが1976年11月25日にコロムビアレコードから発売した1枚目のサウンドトラックである。
内容
前作『新創世紀』から4か月ぶりにして、初のサウンドトラック。
ジャケットはテレビドラマの宣材スチル写真となっている。
アルバムとしては初のセルフプロデュースで、ジャズやファンクを基調とした作品となっている。また、今作でタケカワユキヒデは制作とボーカルに関与しておらず、「家路」と「愛のテーマ」でコーラスを担当しているのみとなっている。
収録曲
解説
- いろはの"い"
- 2ndシングルの表題曲。
- 新しい顔
- 追跡
- 男のバラード
- ミッキー吉野によるソプラノサックスを取り入れている楽曲。
- 家路
- タケカワユキヒデがコーラスで参加している。
- 警察のテーマ(都会の叫び)
- 2ndシングルのカップリング曲。
- ノスタルジア
- そっとしておきたい男の話
- 悪夢
- 愛のテーマ
- 「家路」同様、タケカワがコーラスで参加している。
- いろはの"い"(フィーネ)
参加ミュージシャン
- ゴダイゴ
- タケカワユキヒデ:Chorus (#5,10)
- ミッキー吉野:Keyboards、Soprano Sax (#4)
- スティーヴ・フォックス:Electric Bass
- 浅野孝已:Guitars
- 浅野良治:Drums
放映リスト
放送局
- 日本テレビ:火曜 21:00 - 21:54
- 北日本放送:火曜 21:00 - 21:54
- 福井放送:火曜 21:00 - 21:54
- テレビ静岡:日曜 22:30 - 23:25※本放送終了後の1977年4月から『特別機動捜査隊』の後番組として放送。
関連項目
- ゴジラ対ヘドラ - 本作オープニングタイトルのガスタンク爆発シーンの流用元。
脚注
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