坂上 忍(さかがみ しのぶ、1967年〈昭和42年〉6月1日 - )は、日本の俳優、タレント、演出家、映画監督、司会者、コメンテーター、エッセイスト、ロック歌手、YouTuber。東京都杉並区出身。杉並区立荻窪中学校卒業。
4歳上の兄(元子役で現在は映画プロデューサーの坂上也寸志)が劇団に入っていたところ、九州から上京した父方の祖母が亡くなったときに忍が閉じこもりがちになったため、劇団で友達を作らせた方がいいとの教育方針で、2歳8か月で劇団若草(たまたま家から歩いて5分の所にあった)に所属した。テレビドラマの子役としてデビュー。石井ふく子プロデュース作品などで頭角を現し、当時世間では『天才子役』と評されていた。
しかし家庭面では、競艇狂いの父親の勝也(坂上精一郎名義の小説『歳月のかたみ』を代表作とする作家、2012年没)が出版社経営に失敗しての倒産、ギャンブル癖もあり借金を抱える。杉並区立桃井第三小学校の高学年時から杉並区立荻窪中学校時代にかけて暴力団が自宅まで借金の取立てに押しかける環境で育つ。15歳の時に両親が離婚。母親に引き取られるも、母親が父親の連帯保証人だったため、中学までで辞める予定が、1億円以上の借金返済のため子役の仕事を続ける。坂上だけでなく、母も仕事を3つ掛け持ちし、昼夜問わず働いた。有名人ゆえに苦悩があり、自殺を考えたことが100回以上ある。14歳の時に個人事務所を立ち上げ、中学卒業後もテレビ・映画・舞台などで活躍する。芸能活動で卒業に必要な日数を出席するのが困難と判断して東海大学付属高輪台高等学校に入学するも、入学式初日に体育館で取っ組み合いの喧嘩をし、退場させられそのまま自主退学。
泣く芝居はできるのに、笑う芝居は著しく不得手だったため、当時はとにかく早く子役をやめたかったと語っている。
役者業から逃げる口実として1984年にロック歌手(アイドル)の道へ一時転身するも、今度は取材の多さなどに苦痛を感じる。折しも尾崎豊、吉川晃司、本田恭章ら同じくロックミュージシャンが台頭した時期だった。子役イメージから抜け出すのにも苦しんだが、映画『クレイジーボーイズ』(1988年)のヤクザ役が転機になったという。
1996年、後述の不祥事に伴う半年間の謹慎期間中に父の勧めで小説『みのつく女』を執筆・刊行した。この題名は「名前に"み"がつく女」という意味で、坂上自身がそのような女性と交際することが多かったことに由来する。
1997年に『30 thirty』で初めて映画監督を務める。2000年に監督第2作『THE Junk Food Generation』を、2004年11月に監督第3作『John and Jane Doe』を発表した。
2005年6月4日に構成・演出を務める演劇集団「コントレンジャー・オニオンスライス」を旗揚げした。
2009年6月1日、芸能スクール・アーティストの発掘・育成プロダクション「アヴァンセ」キッズアクタープロダクションを開校。それと並行でネオモデルタレントスクールの特別講師も担当している。
2012年、フジテレビ『笑っていいとも!』内のコーナー「行列のまったくできない人生相談所」へ出演した際に「ブスは嫌い」と毒舌を吐いたことがきっかけでバラエティ番組の出演が相次ぐようになり、ニホンモニター社「2014上半期タレント番組出演本数ランキング」では、出演番組数216番組・総合16位となった。
2014年4月1日より、『笑っていいとも!』の後番組として放送開始された『バイキング』の月曜MCに就任。番組開始から1年間は総合MCが不在だったが、翌年2015年3月30日から総合MCに抜擢され、名実ともに「フジテレビのお昼の顔」となった。
『有吉ゼミ』の企画「坂上忍、家を買う。」「坂上忍、家を建てる。」で千葉県内に土地を購入。2015年に新居が完成した。毒舌で先にブレイクしていた有吉弘行とマツコ・デラックスと、肩を並べたという見方の報道も増えた。
2019年4月に週刊女性PRIMEが20~30代の女性200人を対象に行った、 「この人は嫌! 上司にしたら最悪な芸能人」というお題のアンケート調査では1位だった。
2020年4月17日午後に自身のブログにて、新型コロナウイルスの緊急事態宣言発令から解除までにおける個人としての収入全てを、何らかの形で寄付する宣言をした。
2021年3月、YouTubeチャンネル「坂上家のチャンネル」を開設。
2022年4月4日に動物保護ハウス「さかがみ家」をオープンさせる。これに伴い4月1日を以て『バイキングMORE』を卒業。
2023年9月下旬に一般女性と再婚した。
※太字は主要キャスト
※ 特記がない限りは、監督を担当。
※ 特記がない限りは、監督を担当。
※ 特記がない限りは、監督を担当。
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