Animelo Summer Live(アニメロサマーライブ)は、ドワンゴ・文化放送が主催する世界最大のアニメソングのライブイベント。2005年より毎年夏に開催されている。通称は「アニサマ」。
ドワンゴが携帯電話向けアニメソングコンテンツ配信サイト「アニメロミックス」での着うた配信に向けて、原盤権許諾をアニメソングメーカーから得る為のプロモーションイベントとしてアニメソング専門の音楽フェスティバルを計画し、2004年にアニメロミックスのCMソングを担当した奥井雅美が協力を快諾しその他井上俊次、影山ヒロノブ、三嶋章夫、矢吹俊郎らの協力を取り付け2005年に開始。
出演者はいわゆるアニソン歌手や声優(歌手活動または特定作品関連のキャラクターソングを歌ういわゆる声優ユニットなど)が中心で、レコード会社やレーベルの枠を超えて多数出演している。ライブで歌う曲はアニメソングだけでなく、ゲームや特撮の曲、オリジナル曲も含まれている。また、毎年ライブ参加アーティストの一部のメンバー名義によるライブ用のテーマソングを作成している。
異なるレーベルに所属しているアーティストのセッションが目玉の一つとなっており、特に毎回ライブの1曲目は複数アーティストによるセッションから始まることが恒例になっている(2012年の2日目・2014年の1日目・2017年の1日目・2021年の1日目・2023年の3日目は除く)。2007年までは奥井雅美と女性アーティスト一名がデュエットするのが定番であった。
アニメソングを歌う一般アーティストも出場しており、愛内里菜、m.o.v.e、AAA、中川翔子、大槻ケンヂ、GACKT、ももいろクローバーZ、氷川きよし、鈴木雅之、島津亜矢なども出演している。前述のように様々なレーベルに所属するアーティストのライブのため、映像化の際には版権や契約などの都合上カットされる曲が存在する場合がある。なお、2005年のみ映像化がされなかった。
2010年から事前公表されていないアーティストのサプライズでの参加も活発になって来ている。また、2011年のT.M.Revolutionのように、協力や後援に参加していない音楽レーベルの契約アーティストの参加の手段として使われる場合もある。
演奏は生演奏が基本であり、自分のバンドやダンサーを持っている出演者は一緒に出演することが多い。またバンドを持っていない出演者の曲は毎年選ばれる「アニサマバンド」が演奏することが多いが、2014年頃からは音源再生になっているアーティストもいる。
ライブ当日はさいたまスーパーアリーナの前にひろがるけやきひろばにてアニソンアーティストやアニメ関係者によるイベント、飲食物の出店などが行われている。
2010年のアニサマGIRLS NIGHTを皮切りに、派生イベントも多数行われている。
同種のイベントにアニマックスブロードキャスト・ジャパンが主催するANIMAX MUSIX(AMX)があるが、2014-15年度開催分のAMXに当時MAGES.が運営していたanimeloLIVE!が協賛していたり、以前、当イベントにアニマックスが後援していたことがあるなどの関係がある。その一方で、当イベントは基本的に国内では関東地方でのみの開催なのに対して、AMXは関西地方でも一時定期的に開催が行われたなど相違点も存在する。
2023年現在、ドワンゴ・文化放送・BS11による共催という形となっている。ドワンゴ(グループ)と文化放送(グループ)は当初から主催者となっているが、ドワンゴサイドの実際に企画する企業が幾度となく再編されており、経緯を以下に示す。
派生ライブは除く。2008年以降の出演者・来場者数は延べ人数。
Animelo Summer Live 2013 -FLAG NINE-3日目の終演時に発表された。
2007年のライブ開催発表と同時にニコニコ動画内に『アニサマチャンネル』が開設された。毎年のライブの関係動画が随時配信されている。
2009年から2010年にかけて主にキッズステーションにて前年のダイジェスト、2013年から2017年までNHK BSプレミアムにてライブ本編の大半を収録した複数回特番を放送。この他2014年からはBSフジ「ジャパコンTV」シリーズにて出演歌手やスタッフへのインタビューを中心とした密着特集、2016年から2017年はBSスカパー!にてスタジオインタビューを中心とした特集番組を放送。2018年はBSフジにてライブ本編の特番と密着特集、フジテレビではスタジオインタビューを中心とした特集番組を放送。2019年は密着特集の放送がBSフジ、ライブ本編の放送が2年ぶりにNHK BSプレミアムで『アニソン!プレミアム!』の一環として放送。2021年からはBS11で放送されている。
主に毎年3月ごろにその年のテーマ曲や出演歌手第一弾等を発表する記者発表会を実施。プロデューサーと第一弾発表出演歌手の一部が出演する。2010年から12年にかけてはニコニコ生放送で会見の様子が配信され、2015年以降は総合アニメイベント「AnimeJapan」のステージイベントの一環で公開会見として行われていた。コロナウイルスが流行した2020年以降は会見を非公開とし、ニコニコ生放送やYouTube Liveでの配信のみとなっている。
初回の2005年分を除き、毎年3月頃に前年開催分のBlu-ray(2008-2013はDVDと並売、2006、2007はDVDのみ)を発売している。1日当たり1商品となっており、各2枚組で前半と後半に分かれている(DVDは3枚組)。権利の都合で一部楽曲・アーティストが未収録となる場合がある。
初回限定盤には次回開催分のチケット最速先行受付シリアルナンバーが封入されている。
2014年以降は、MAGES.、ランティス、キングレコード、ソニー・ミュージックエンタテインメントの4社で共同製作(Blu-rayのエグゼクティブプロデューサーは4社の代表者連名)しており、発売はアニサマプロジェクト20XX(開催年号)名義、販売はMAGES.以外の3社で毎年持ち回りで担当している(2014・2017はランティス/バンダイビジュアル、2015はソニー・ミュージックマーケティング、2016はキングレコード)。なお、2006はキングレコード担当のIとビクターエンターテインメント担当のIIに分かれ、2007はランティス発売・キングレコード販売、2008-2013はキングレコードが担当した。
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