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和泉多摩川駅


和泉多摩川駅


和泉多摩川駅(いずみたまがわえき)は、東京都狛江市東和泉四丁目にある小田急電鉄小田原線の駅である。駅番号はOH 17

概要

新宿駅から17番目(新宿駅も含む)の駅。新宿駅からの距離は14.4 km。多摩川寄りホームからは登戸駅とよみうりランドが見える。多摩川の東京側最寄り駅(町田市を除く東京都に所属する最後の駅)。1990年代後半に路線の高架複々線化事業と駅前再開発事業が行われた。成城学園前管区成城学園前管内に属する。

歴史

  • 1927年(昭和2年)4月1日:開業。
  • 1937年(昭和12年)9月1日:片瀬江ノ島駅行「直通」の停車駅となる(小田原方面行「直通」は通過)。
  • 1948年(昭和23年)9月:桜準急が設定され、停車駅となる。
  • 1951年(昭和26年)4月:準急の停車駅となる。
  • 1964年(昭和39年)11月5日:準急の通過駅となる。
  • 1989年(平成元年)7月:喜多見 - 和泉多摩川間の複々線化着工。
  • 1995年(平成7年)3月26日:高架化(上り線は仮設ホームで営業)。
  • 1996年(平成8年)12月1日:上り線ホームを本設ホームへと移動。
  • 1997年(平成9年)
    • 4月27日:現駅舎供用開始。
    • 6月23日:複々線の使用開始。
  • 1999年(平成11年)4月:駅前ロータリー完成により路線バスの乗り入れ開始。
  • 2003年(平成15年)4月:狛江駅側の改札口が供用開始。
  • 2004年(平成16年)12月11日:区間準急が設定され、停車駅となる。
  • 2014年(平成26年)1月:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
  • 2016年(平成28年)3月26日:区間準急が廃止され、再び各駅停車のみの停車となる。
  • 2018年(平成30年)3月17日:東京メトロ千代田線直通列車(全区間各駅停車のみ)が設定され、停車駅となる。

駅名の由来

当初「多摩川」という駅名にする予定だったが、多摩川の対岸に「稲田多摩川駅(現・登戸駅)」が開設されることを受け、地名である「和泉」と「多摩川」を合わせて「和泉多摩川」と名づけられる。なお、「和泉」と付くが大阪府とは関係ない。

旧駅舎

駅舎、路線とも地上にあった。駅舎は上りホーム側にあり、下りホームとは跨線橋により連絡され、下りホームには臨時改札口があった。

駅構造

間に通過線をはさんだ相対式ホーム2面4線を有する高架駅である。線路・ホームは高架上に、改札口は地上にある。複々線区間にあり、当駅で各停が特急ロマンスカー・快速急行・急行などに追い越されることがある。また、複々線区間の末端であったため各駅停車が優等列車に抜かれるための時間調整をすることもあったが、2018年3月3日に登戸駅の1番線が使用開始となり、現在は隣の登戸駅で時間調整されている。

改札口は登戸駅側に1か所、狛江駅側に1か所、計2か所ある。狛江駅側は後から増設された簡易的なものである。臨時改札口はない。登戸駅側の改札口には北側と南側の出口がある。屋根はホームの全面を覆っているが、路線部分は覆っていない。

駅舎両脇の高架下を商業施設「小田急マルシェ」として利用している。

駅舎デザインは、内側外側とも淡いグリーン色を基調色としている。

出入り口付近の装飾(駅名が掲げてある個所)、改札階の窓枠、およびホーム階の窓枠は、淡いグリーン色(壁面のグリーン色よりやや濃い)で、上部が三角形状のデザインに統一されている。隣りの狛江駅では、ブラウン色、上部が半円形状となっており、両駅間のデザイン上の差異となっている。

また、ホーム上屋(屋根)については、喜多見駅などの世田谷区内の新設高架駅では、 横から見て丸みを帯びたものに統一されているが、狛江市内にある狛江駅と和泉多摩川駅は、直線状のものに統一されている。

ホーム有効長は10両編成に対応している。登戸側にある多摩川橋梁の架け替え工事と併せて、ホームの延伸工事を行ったため、同橋梁工事が完了するまで8両編成以下しか対応していなかった(165メートルから210メートルへ延伸)。

のりば

※下りの東北沢 - 登戸間、上りの向ヶ丘遊園 - 東北沢間の急行線・緩行線は原則として以下の通り使い分けられている。

〔急行線〕
特急ロマンスカー・快速急行・通勤急行・急行が使用する。成城学園前駅 - 経堂駅間のみ通勤準急も使用する。
〔緩行線〕
準急・各駅停車が使用する。通勤準急も上記以外の区間で使用する。
ただし、千代田線直通の上り急行は、経堂駅以東で緩行線を使用する。

出入口

  • 登戸駅側改札口 - 駅前より改札階の方が高く、階段とスロープがある。
  • 狛江駅側改札口 - 駅前より改札階の方が高く、緩やかな坂になっている。

駅構内設備

駅舎は、1990年代後半に新築された。多目的トイレはオストメイトに対応している。

  • トイレ - 改札内改札階山側にあり、多目的トイレも設置されている。
  • 水飲み場 - 各ホームに1か所ずつ、合計2か所ある。
  • 休憩コーナー - 改札内側改札階に2か所ある(旧・喫煙所)。
  • 待合室 - 各ホームに1か所ずつ、合計2か所が2004年冬に設置された。
  • エレベーター - 改札階と各ホーム階を連絡する2基がある。
  • エスカレーター - 改札階と各ホーム階を連絡する両方向に計4基がある。

商業設備・施設

  • 売店 - OX SHOPが改札内側に1店舗ある。
  • ATM - 改札外側に1か所ある。
    • 横浜銀行 - 登戸支店小田急和泉多摩川駅出張所。
  • 公衆電話 - 改札外側に1か所ある。
  • コインロッカー - 改札外に1か所ある。

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は13,358人であり 、小田急線全70駅中56位。

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は下表の通り。

駅周辺

登戸駅側改札(西口)の北側に駅前広場、ロータリーがある。ロータリーは世田谷通りに通ずる。

再開発前は駅周辺の道路は狭隘で、最寄りバス停留所も200mほど離れていたが、1999年4月に新道およびロータリーが完成し、路線バスの乗り入れが始まった。

西口

  • 警視庁調布警察署和泉多摩川交番
  • 東京都立狛江高等学校
  • 多摩川 - 駅近くの河原には、多摩川水害(1974年)の堤防決壊を伝える「多摩川決壊の碑」が建つ。
  • 和泉多摩川商店街
  • 玉泉寺
  • 狛江市南部地域センター
  • 多摩川橋梁
    • かつては、多摩川橋梁手前の堤防上に和泉多摩川2号踏切が設置されていた。1961年1月17日にはここで立ち往生していたダンプカーに列車が衝突し、列車(2400形2460編成)が橋梁から転落する事故が起きている。詳細は「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#小田急線列車衝突転落事故」および「小田急2400形電車#登場当初」を参照。
    • 複々線化に伴う改良工事により、多摩川橋梁は上下線ともに新規に架け替えられた。新しい橋梁は従来よりも高い位置に建設されており、2004年秋に和泉多摩川2号踏切も廃止となった。

東口

  • 和泉多摩川駅前 郵便局

高架下

駅両脇の高架下に商業施設の小田急マルシェ和泉多摩川がある。2004年に小田急電鉄グッズ販売店「TRAINS(トレインズ)」がオープンした。出店テナントの一覧・詳細情報は公式サイト「小田急マルシェ和泉多摩川」を参照。

バス路線

駅前ロータリーの「和泉多摩川駅」に小田急バスの路線が乗り入れる。

  • 狛11系統 - 狛江駅南口行、喜多見住宅行
  • こまバス - 狛江市内循環(南ルート)

ギャラリー

隣の駅

小田急電鉄
小田原線
快速急行・通勤急行・急行・通勤準急・準急
通過
各駅停車
狛江駅 (OH 16) - 和泉多摩川駅 (OH 17) - 登戸駅 (OH 18)
  • なお、「狛江・多摩川花火大会」開催のため、急行・準急が当駅に臨時停車することもある。

脚注

注釈

出典

小田急電鉄の1日平均利用客数
東京都統計年鑑

関連項目

  • 日本の鉄道駅一覧
  • 小田急小田原線多摩川橋梁
  • 岸辺のアルバム

外部リンク

  • 小田急電鉄 和泉多摩川駅

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 和泉多摩川駅 by Wikipedia (Historical)


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