『愛するということ』(あいするということ)はTBS系列で1993年1月8日~3月19日に放送されたテレビドラマ。
父子家庭で育った月村智美は、ある日、同じビルにある建材専門の三流商社に勤めている男性、森山良介に出会う。森山良介は、毎日をなんとなく過ごしているごく平凡なサラリーマンでおとなしいタイプの男性ではあるがそれなりの恋愛や遊びもしている若者であった。甲府の両親からは早く結婚するようにとうるさく言われうんざりしていた。一方、良介はある昼休みに、会社の近くで移動販売の弁当屋で弁当を買おうとして、弁当を買っている智美に一目ぼれし、今までにない情を抱く。智美のことを知りたくなり、智美に近づき彼女が同じビルにある製薬会社のOLだと分かった。その日から良介は気長にアタックをする。智美にはすでに結婚を約束している同僚がいることを知るが、それでも前に進み大胆な行動に出る。智美もそんな彼が徐々に気になり始め、動揺する。自分の気持ちをなかなか受け入れてくれない智美に良介は、一度でいいから最後にデートしてほしいと申し出る。デートをしてくれたらこれ以上智美にアプローチをしないと約束する。智美は迷うが翌日、彼の待つ新宿駅に向かう。どこへ行くかを尋ねた智美に良介は、日帰りで甲府と答える。智美は、一度は特急に乗るのをためらうがドアが閉まるのと同時に飛び乗った。智美は、動揺の気持ちを同僚のあおいに告げる。本心と理性との狭間で大きく揺れ動く気持ちがこの二人の人生を大きく変える。
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