センダイガールズプロレスリングは、宮城県仙台市を中心に活動している女子プロレス団体。コンセプトは「GLOCAL」(「GLOBAL」と「LOCAL」を掛け合わせた造語)。スローガンは「東北に希望を!日本一の女子プロレスへ!」。
2005年、みちのくプロレスの新崎人生がGAEA JAPANの里村明衣子に、みちのくプロレス女子部の責任者への就任を依頼。4月10日、GAEA後楽園ホール大会を最後にGAEAが解散したことにより里村が設立を表明。里村は新潟出身であるが新人選手時代に同期の新人選手と共に、みちのくプロレスへ修行に出たことで縁が深いことから実現。7月4日、里村が記者会見を行った。
2006年7月9日、仙台サンプラザで旗揚げ戦を開催。旗揚げ戦でデビュー戦となる新人選手にダイナマイト関西、尾崎魔弓、井上京子、吉田万里子らネームバリューのあるベテラン選手と対戦させるといった思い切った対戦カードを組んで現時点では当然のごとく新人選手が負けはしたものの注目を浴びることになる。
代表の新崎が年々衰退を続ける女子プロレスを発展させてかつてのように「女性が憧れる女子プロレス」という世界観を戻すために計画して仙台に地域密着型女子プロレス団体として設立。
新崎が仙台市の協力を取り付けるなど万端の準備の下で旗揚げするがプロレス経験者は里村のみで他の選手はスカウトもしくはオーディションで募集してコーチの里村が一から育成している。
所属選手同士の対戦は基本的に行わず「エネミー」と称するフリー、他団体の選手を招聘して「外敵を迎え撃つ」というコンセプトで従来のプロレス団体との差別化を図っている。
入門3年間は全日本女子プロレスでも掲げていた「男、酒、たばこ」を禁止しているが、それ以降は自己責任としている。スポンサーとの食事の席に参加すること奨励するなど社交性を養うように指導している。副業禁止規定もあり、これは「アルバイトしないとプロレスを続けられない」という程度の意識の人間が業界をよくできるはずがないという里村の考えによる。
2007年10月5日、里村の怪我による欠場で一時は活動休止の危機に陥ったが若手選手の活躍もあり活動休止は回避された。
2008年4月から6月、若手選手による「じゃじゃ馬トーナメント」を開催して以降は同世代のフリー、他団体の若手選手もエネミーとして招聘するようになる。
新崎が里村の考えから他団体からの移籍やフリーの選手を確保といった方法を取らないため新人選手の確保と育成が重要なテーマとなってくるがセンダイガールズとしては全くの未知数であり里村の手腕が試されることになる。
2011年8月1日、新崎が代表を辞任して里村が代表に就任。
プロレス興行の他にピンクリボン活動、エイズ撲滅運動、学校講演、イベントに積極的に取り組み地元密着で地域の活動に根付いている。こうした活動が認められて地元企業のスポンサーも多く信頼度が高い。
2018年6月12日、仙台市健康教育課・仙台市アスリート活用事業「体力向上教育」の講師として橋本千紘が選ばれた。
センダイガールズの試合会場で、統一された赤いTシャツを着用して太鼓を鳴らしながら所属選手を応援する団体公認応援団。旗揚げから当面の間は、センダイガールズ所属選手同士の対戦は行わずフリー、他団体の選手による対抗戦形式での試合が行われていたため、センダイガールズを応援し会場を盛り上げるべく私設応援団が結成された。野球やサッカーとは異なり、プロレス団体に私設応援団が存在するのは非常に珍しいことである。結成に際して、Jリーグ「ベガルタ仙台」のサポーターから応援のレクチャーを受けた。
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