プリメイラ・リーガ(ポルトガル語: Primeira Liga、ポルトガル語: [pɾiˈmɐjɾɐ ˈliɣɐ], 英語: Premier League)は、ポルトガルにおけるプロサッカーの最上位リーグである。スポンサーシップにより、リーガ・ポルトガル Betclic(Liga Portugal Betclic)の名称が用いられる。
1934年に創設され、2023-24シーズンには90年目を迎える。2014-15シーズンから18チームによって争われているが、これまで5チームしかタイトルを勝ち取ったことはない。歴史上、リーグはSLベンフィカ、FCポルト、スポルティングCPの「トレス・グランデス (三強)」によって支配され、これら3クラブで87の優勝タイトルを分け合っている。
近年においてリーグは評価を高めており、一時は2012年のUEFAランキングで1990年以来初めて、歴史的な「5大リーグ」の一角であるフランスのリーグ・アンを追い抜き、第5位となった事もある。なお、現在はリーグランキングでは第6位が定位置となっている。
ポルトガルには1930年代まで国内リーグがなく、カップ戦のタッサ・デ・ポルトガルが国内最大の大会だった。競技レベルの向上を目指して全国規模のリーグ戦創設が模索されるようになり、まずは1934-35シーズンより試験的なリーグ戦が実施され、1938年に公式な地位を与えられた「国内選手権1部 (Campeonato Nacional da Primeira Divisão)」が始まった。
1938年のポルトガルサッカーリーグ改革前、すでに総当たり方式による新機軸の大会、プリメイラ・リーガが開催されており、この大会の優勝クラブはリーグチャンピオンと呼ばれた。しかし、もっとも人気があったのはトーナメント方式によるカンペオナート・デ・ポルトガル(タッサ・デ・ポルトガルの前身)であり、この大会の優勝クラブがポルトガルチャンピオンと定義された。1938年にプリメイラ・リーガが改革され、総当たり方式による大会が1年でもっとも重要な大会として実施され、ポルトガルチャンピオンと定義されるようになった。この大会は1938年から1999年まで、「カンペオナート・ナシオナル・ダ・プリメイラ・ディヴィゾン」もしくは「プリメイラ・ディヴィゾン」という名称が使われた。
1999年には統括組織のリーガ・ポルトガル(LPFP)が全国リーグ(1部・2部)を管理下に置き、「カンペオナート・ナシオナル・ダ・プリメイラ・リーガ」もしくは「プリメイラ・リーガ」という名称に変更された。
18クラブによるホーム・アンド・アウェー方式。上位3クラブには翌シーズンのUEFAチャンピオンズリーグの出場権が与えられ、4位チームと5位チームにはUEFAヨーロッパリーグの出場権が与えられる(2014-15シーズン)。17位と18位の2クラブはセグンダ・リーガ(2部)に自動降格となる(2018-19シーズンは下位3クラブ)。
2002年、エネルギー関連会社のガルプ・エナージアがリーグのネーミングライツを取得し、スーペルリーガ・ガルプエナージアと命名した。2005年8月18日にはオーストリアのオンラインブックメーカーであるbwinとの4年契約が発表されたが、ポルトガルの他のギャンブル団体(サンタ・カーサ・デ・ミゼリコルディアとポルトガルカジノ協会)は、自らがポルトガル国内での合法ギャンブルの独占権を保有していると主張して異議を唱えた。2005-06シーズンはリーガ・ベットアンドウィン.comという名称だったが、2006年7月にはビーウィン・リーガに名称変更された。
2008年にはビール銘柄のサグレスを用いたリーガ・サグレスという名称になった。2010年には衛星放送局のゾン・ムルティメディアもスポンサーに加わり、スポンサー名をつなげたリーガ・ゾン・サグレスという名称に変更された。2015年からはゾンとオプティマスが合併して出来たポルトガルメディア企業のNOSがスポンサーに加わり、リーガ・NOSとなった。2021-22シーズンからは、再びbwinがスポンサーとなり、リーガ・ポルトガル・Bwinとなった。その後2023-24シーズンからは、Betclicがスポンサーとなり、リーガ・ポルトガル・Betclicとなる。
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