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北松浦郡


北松浦郡


北松浦郡(きたまつうらぐん)は、長崎県の郡。長崎県内では所在・管轄する地域を示す郡名の略称として北松(ほくしょう)とも呼ばれる。

人口15,813人、面積57.76km²、人口密度274人/km²。(2024年4月1日、推計人口)

以下の2町を含む。

  • 小値賀町(おぢかちょう)
  • 佐々町(さざちょう)

郡域

1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町のほか、下記の区域にあたる。

  • 佐世保市の一部〔俵ヶ浦町、下船越町、船越町、鹿子前町、長坂町、母ヶ浦町、小野町、中里町、吉岡町、瀬戸越町、瀬戸越、松原町、矢峰町、小舟町、下宇戸町、里美町より北西および烏帽子町の一部、黒島町、宇久地区(宇久島、寺島)〕
  • 平戸市・松浦市の全域

歴史

郡発足までの沿革

  • 「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での、松浦郡のうち後の本郡域の支配は以下の通り。(1町49村)
  • 明治3年(1870年)9月 - 旗本領が長崎県の管轄となる。
  • 明治4年
    • 7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により、藩領が平戸県福江県の管轄となる。それにともない平戸城下が平戸村に合併。(50村)
    • 11月14日(1871年12月25日) - 第1次府県統合により長崎県の管轄となる。

郡発足以降の沿革

  • 明治11年(1878年)
    • 10月28日 - 郡区町村編制法の長崎県での施行により、松浦郡のうち平戸町ほか1町49村の区域に行政区画としての北松浦郡が発足。郡役所が平戸町に設置。
    • 平戸村の一部(旧・平戸城下)が分立して平戸町となる。(1町49村)
  • 明治18年(1885年) - 前津吉村の一部(黒島)が分立して黒島村となる。(1町50村)
  • 明治22年(1889年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。[ ]は合併もしくは改称した村。(1町36村)
    • 平戸町平戸村[平戸村・度島村]、大島村[大島村・的山村]、生月村[生属村・山田村]、中野村獅子村紐差村[紐差村・宝亀村]、中津良村津吉村[古田村・前津吉村]、志々伎村[浦志々伎村](現・平戸市)
    • 黒島村(現・佐世保市)
    • 笛吹村前方村柳村(現・小値賀町)
    • 平村神浦村(現・佐世保市)
    • 南田平村[小手田村・下寺村]、田平村(現・平戸市)
    • 星鹿村御厨村[御厨村・大崎村・田代村]、志佐村上志佐村[高野村・横辺田村]、調川村今福村福島村鷹島村(現・松浦市)
    • 江迎村[長坂村・猪調村]、鹿町村小佐々村(現・佐世保市)
    • 佐々村[佐々村・市瀬村](現・佐々町)
    • 吉井村[吉田村・福井村]、世知原村中里村山口村[山口村・新田村]、大野村皆瀬村柚木村[柚木村・里美村](現・佐世保市)
  • 明治30年(1897年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 大正10年(1921年)11月1日 - 志佐村が町制施行して志佐町となる。(2町35村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正14年(1925年)4月1日 - 平戸町・平戸村が合併し、改めて平戸町が発足。(2町34村)
  • 大正15年(1926年)
    • 4月1日 - 笛吹村・前方村・柳村が合併して小値賀村が発足。(2町32村)
    • 7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和4年(1929年)4月1日 - 今福村が町制施行して今福町となる。(3町31村)
  • 昭和5年(1930年)4月3日 - 山口村が町制施行・改称して相浦町となる。(4町30村)
  • 昭和13年(1938年)4月1日 - 相浦町が佐世保市に編入。(3町30村)
  • 昭和15年(1940年)
    • 2月11日(5町28村)
      • 小値賀村が町制施行して小値賀町となる。
      • 江迎村が町制施行して江迎町となる。
    • 4月17日(7町26村)
      • 大野村が町制施行して大野町となる。
      • 生月村が町制施行して生月町となる。
    • 11月3日 - 世知原村が町制施行して世知原町となる。(8町25村)
  • 昭和16年(1941年)1月1日(10町22村)
    • 佐々村が町制施行して佐々町となる。
    • 星鹿村・御厨村が合併して新御厨町が発足。
  • 昭和17年(1942年)5月27日 - 大野町・中里村・皆瀬村が佐世保市に編入。(9町20村)
  • 昭和22年(1947年)10月1日 - 鹿町村が町制施行して鹿町町となる。(10町19村)
  • 昭和24年(1949年)
    • 1月1日 - 調川村が町制施行して調川町となる。(11町18村)
    • 8月1日 - 平村が町制施行して平町となる。(12町17村)
  • 昭和25年(1950年)5月3日 - 小佐々村が町制施行して小佐々町となる。(13町16村)
  • 昭和26年(1951年)12月1日(15町14村)
    • 福島村が町制施行して福島町となる。
    • 吉井村が町制施行して吉井町となる。
  • 昭和29年(1954年)4月1日(16町9村)
    • 南田平村・田平村が合併して田平町が発足。
    • 志佐町・上志佐村が合併し、改めて志佐町が発足。
    • 柚木村・黒島村が佐世保市に編入。
  • 昭和30年(1955年)
    • 1月1日 - 平戸町・中野村・獅子村・紐差村・中津良村・津吉村・志々伎村が合併して平戸市が発足し、郡より離脱。(15町3村)
    • 3月31日 - 新御厨町・志佐町・調川町が合併して松浦市が発足し、郡より離脱。(12町3村)
    • 4月1日 - 平町・神浦村が合併して宇久町が発足。(12町2村)
    • 4月15日 - 今福町が松浦市に編入。(11町2村)
  • 昭和33年(1958年)10月1日 - 鹿町町(ししまちちょう)が改称して鹿町町(しかまちちょう)となる。
  • 昭和50年(1975年)1月1日 - 鷹島村が町制施行して鷹島町となる。(12町1村)
  • 平成17年(2005年)
    • 4月1日 - 吉井町・世知原町が佐世保市に編入。(10町1村)
    • 10月1日 - 大島村・生月町・田平町が平戸市と合併し、改めて平戸市が発足、郡より離脱。(8町)
  • 平成18年(2006年)
    • 1月1日 - 福島町・鷹島町が松浦市と合併し、改めて松浦市が発足、郡より離脱。(6町)
    • 3月31日 - 宇久町・小佐々町が佐世保市に編入。(4町)
  • 平成22年(2010年)3月31日 - 江迎町・鹿町町が佐世保市に編入。(2町)

変遷表

行政

歴代郡長

脚注

参考文献

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 42 長崎県、角川書店、1987年6月1日。ISBN 4040014200。 
  • 旧高旧領取調帳データベース

関連項目

  • 南松浦郡
  • 東松浦郡
  • 西松浦郡
  • 免 - 市町村下の行政区画である字(あざ)の単位の一種。長崎県のうち旧平戸藩領(壱岐国を除く)に属した地域で用いられる。
  • 郷 - 市町村下の行政区画である字の単位の一種。旧大村藩領、及び旧福江藩領に属した地域で用いられる。

Text submitted to CC-BY-SA license. Source: 北松浦郡 by Wikipedia (Historical)



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