『saku saku』(サクサク)は、独立放送局ほかで放送されていたテレビ神奈川(tvk)制作のバラエティ仕立ての音楽情報番組。
前身の番組『saku saku morning call』の終了後、番組枠が30分に短縮され、パペットキャラクターのみの「小動物王国」として放送を開始し、MCとして引き続き「フトモモ」と「青木」が出演。また、「半田」などは一般に市販されているぬいぐるみを流用してキャラクターに仕立てていた。「小動物王国」時代はPVの合間にハガキを読むなど差異があったが、「小動物王国の国歌」が作られるなど、後に"屋根の上"で繰り広げられるような内容への伏線が存在した。
2001年4月からは出演者・セットなどをすべて一新。あかぎあいと「増田ジゴロウ」の2人がアパートの屋根の上で会話するという設定になる。次第に番組の人気が上がり、「日向夏」「チキン南蛮」「宮崎シーガイア」等が話題を呼ぶ。2年目にして初の番組イベントが開催され、その会場ではこれも初となる番組グッズなどが販売された。また、「牛角」で焼肉を食べながらのトークや、あかぎの出身地である宮崎で行った「宮崎クエスト」などロケ収録も多数あった。
2003年3月であかぎあいがMCを卒業。代わって4月から「入居」した木村カエラは最初の出演時はほぼ無名であり、ティーン向けファッション誌「セブンティーン」モデル(番組ではSTモと表現)だったことが語られる程度であったが、木村の物怖じしない天然な面白さとジゴロウのおもしろトークで人気が出始める。お互いサクサカーであることを確認するための合言葉として「巨神兵が」「どーん!」はこの頃作られた。その後木村が音楽活動を開始し、2004年以降メディアへの露出が増え人気がさらに上昇したこともあり、番組自体も広くに知られるようになった。その人気は神奈川県内にとどまらず、複数の地方局で放送を開始するなど、tvkの看板番組に成長。このころから雑誌などに番組の特集や出演者のインタビューが多く載るようになる。番組発のグッズも各地の東急ハンズや博品館などで販売されるようになった。
番組は基本的に以下の流れで進行する。
「屋根の上」形態との大きな違いは、1分半のCMが2回であったが1分のCMが3回となっている。また、占いコーナーが移動している。
2016年度からは、第2ブロックと第3ブロックの内容が入れ替わっており、占いコーナーも第3ブロックの後へ移動した。
「屋根の上」形態であった2014年3月28日までは基本的に以下の流れで進行していた。日テレプラスでは権利上の都合により音楽PVが全てカットされていた。
エンディングでは月曜日 - 木曜日は「また明日!」、金曜日は「また来週!」と挨拶する。
金曜日第4ブロックは、その週の最後の収録になるために疲労などで通常と一風変わったテンションになる場合があり、2004年頃から黒幕が「キンヨーヨン!」と叫びながらこのブロックのトークが開始されることもあった。2010年4月現在では、ネット局における放送が金曜分となったため、このようなことはない。
以下はトミタ栞時代からNANAE時代に跨って行われた。
屋根の上時代、番組内ではよく昔のゲーム音楽や「みんなでうたおう」等で作られた曲がBGM・SEとして用いられていた。ここではそのうちのいくつかを紹介する。
サクサクファン。サクサク視聴者のこと(sakusaku+er)。屋根の上時代は更に以下の通りに分類されていた。MC就任間もないトミタ栞への番組用語説明としてヴィンセントから改めて解説が行われた。屋根の上時代に作られた用語ではあるが、レンタルショップ形態でも引き続き同じ意味で使用されている。
以下の有名人は自身の発言や書籍、ウェブサイトなどでサクサカーを明言している。
前述の通り、日テレプラスでは放送されなかった。
レギュラー放送終了時点で、レギュラー(毎週)放送していた局は以下の通りである。
tvkでの再放送は、2004年3月最終週までは17:00から、2007年3月最終週までは0:05から、2009年3月最終週までは23:30から、2010年3月最終週までは0:00からだった。2010年春の番組改編で、2010年4月5日から再放送が30分繰り上がり現在の23:30 - 翌0:00の放送になっている。
tvk以外の局では金曜日放送分をネットしている(2003年1月 - 2009年3月は木曜日分が放送されていた)。年末年始にtvkにおける放送が休止になる場合、休止にならないネット局が木曜日分を放送することもあり、その場合「週末運勢ランキング」はテロップが消されPVのみを流す。2012年4月時点のネット局はtvkの他に7局となる。
放送開始以来、レギュラー放送の放送経験がない政令指定都市を抱える都道府県は、宮城県と静岡県であった。なお、静岡県では後述する通り、『saku saku 2022』を放送したため、当番組の放送全体の経験がないのは宮城県だけとなった。
なお、2017年4月から再放送の時間帯には黒幕役の菊谷宏樹が担当する番組『関内デビル』が放送され、本番組最終ネット局のうち千葉テレビ放送、三重テレビ放送、サンテレビジョンの3局が本番組から継続する形で月曜放送分をネットする。
Ver.1.0からVer.10.0までの発売元はアミューズソフトエンタテインメント。第14弾・第15弾の発売元はエピックレコードジャパン。
増田ジゴロウ時代からバンプレストが製造・販売を手がけており、現在は白井ヴィンセントのフィギュアやキーホルダー、トレーディングカードゲーム「VINCENTカードコレクション」等を販売している。
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