株式会社ポーラ(英: POLA Inc.)は、東京都品川区西五反田のポーラ五反田ビルに本社を置き、化粧品の製造販売を行う企業である。グループ全体の売上高は国内化粧品メーカー第4位。
1929年(昭和4年)に静岡市で創業する。1940年にポーラ化成工業株式会社(ポーラかせいこうぎょう、POLA Chemical Industries, Inc.)として法人化した。
戦後の1946年にポーラ化成工業から化粧品販売事業を分離し、株式会社ポーラ化粧品本舗が設立。化粧品の訪問販売事業で飛躍的な躍進を遂げるとともに、女性の肌を追究したオーダーメード化粧品シリーズ「ポーラ・アペックス(発売当初はAPEX-i)」でも知られる。
2006年9月に純粋持株会社である、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスを設立。翌2007年1月より、同社グループは持株会社制に移行した。その後同年7月、株式会社ポーラ化粧品本舗は、株式会社ポーラに社名を変更した。
近年は訪問販売だけでなく、百貨店の化粧品売り場やファッションビルに「ポーラコーナー」を設けたり、エステティックサロンを併設した小型店舗「POLA THE BEAUTY(ポーラ・ザ・ビューティ)」を展開するなど、店頭販売にも力を入れている。
文化・芸術の分野にも積極的な支援をしており、ポーラ文化研究所や関連財団法人の財団法人ポーラ美術振興財団によってポーラ美術館などを運営している。
1985年には、通販部門として「オルビス株式会社」を設立し、通販化粧品の分野でも大きく業績を伸ばしている。1993年には、コンビニエンスストアやスーパーで販売される基礎化粧品・トイレタリー商品部門を扱う子会社「ポーラデイリーコスメ」(2005年に、社名の頭文字をとった株式会社pdcへ社名変更、2016年に売却)を設立している。
また、かつては食品事業の子会社・ポーラフーズも存在したが、2002年にアサヒビール(当時。現アサヒグループホールディングス)の子会社・アサヒビール薬品(のちのアサヒフードアンドヘルスケア、現アサヒグループ食品)に売却され、翌年の2003年に同社に吸収合併されている。
2011年10月より、日野自動車製の大型バス・セレガ(2代目・スーパーハイデッカー)の車両を改造し、移動型ブティックとして全国各地を巡回する「ムービングサロン」の運用を開始した。2012年6月には2台目の車両も導入された。
2012年より「美肌県グランプリ」を公表している。
五反田の本社にある社員食堂では、美肌・アンチエイジング効果のある食材・レシピを用いたランチが提供されており、「社員食堂巡りツアー」で取り上げられることがある。2012年4月には、実際に食堂で提供されたメニューを紹介するレシピ本「POLAの美肌食堂」が発売された。
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