キャイ〜ンは、浅井企画に所属する日本のお笑いコンビ。
2人共お笑い芸人として浅井企画に所属。同い年だが、ウドの方が1年先に事務所へ入っている。当初はそれぞれ別々のコンビを組んでいたが、解散を経て山中伊知郎の助言により1991年に現在のコンビを結成。捉えどころの無いウドのボケとそれを転がす天野のコンビネーションによってキャイ〜ン独自の笑いのスタイルを作り上げ、『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』(日本テレビ系)の若手新人芸人ネタを披露するコンテストコーナーと、その後に行われた大喜利コーナーにて人気・知名度が急上昇した。登場する時に行う「キャイ〜ンポーズ」も当番組で一般によく知られるようになり、現在は数々のバラエティ番組へ出演中。
コンビにおける同期(これは天野のデビューと一致する)は、ナインティナインや宮川大輔といったNSC大阪校9期やよゐこ、日村勇紀(バナナマン)など。しかしウドは天野の1年先輩であり、同期は千原兄弟、FUJIWARA、なだぎ武などのNSC大阪校8期や堀内健・原田泰造(ネプチューン)があたる。しかしネタ作りなどを天野に任せていたり、天野に対し『天野くん』と溺愛する仕草をしたりするため天野含め芸人はウドと同期として接している。ウド曰く漢字表記の『天野君』では硬くなりすぎるため『天野くん』と、「くん」は平仮名表記が適している。
先述の通りネタは天野が全て書いており、天野曰く「ウドならこう言う」とイメージしながら作っている。結成当時は時事ネタの爆笑問題と、ボケの玉袋筋太郎によるバカキャラが売りの浅草キッドが最も勢いのある漫才師とされ、天野はその中間を狙って難しい時事ネタをウドというバカキャラを通して解りやすく伝えるのを根底にネタを書くとのこと。またウドはネタの覚えが悪いため、ネタ中のフリのほとんどは天野が行っている。
例えるなら漫才ブームで見られた「ボケが主導で、それにツッコミが一言ツッコミを入れる」と同様に「ツッコミが主導で、ボケが一言ボケてからツッコミがツッコむ」スタイルであるといえる。
コンビ名は漫画『マカロニほうれん荘』に登場するキャラクターのセリフからとったもので、天野が命名。「〜」の部分だけはウドが考えた。その時のコンビ名候補としてウドは「ヒトエーズ(2人とも目が一重だから)」を推していた。
初舞台は「チャネリングファック1号2号」という適当につけたコンビ名を名乗りギャグを多用した漫才を演じていたが、この名前ではテレビには出られないことに気付いてコンビ名を改めた。
ウドの天野に対する溺愛ぶりが有名で、「お笑い界一仲の良いコンビ」と称される。同じく仲良しのコンビとして知られる三村マサカズ(さまぁ〜ず)からも「デビューからこれだけ変わらないコンビも珍しい」と言われるほど仲が良い(詳細はウド鈴木を参照)。
デビューしたての頃にビートたけしのお笑いウルトラクイズで共演したことがきっかけで出川哲朗と親しくなり今でも「隊長」と呼び、自分たちのことを「出川ファミリー」と称するほど慕っている。
明石家さんまのことを「師匠」と呼び慕っている。関根勤主催のライブ「カンコンキンシアター」に出演した際には毎年さんまがダメ出しに来ており、そのダメ出しを2人していつも楽しみにしているという。
ブレイクした時期が近いナインティナインやよゐことも仲が良い。
事務所こそ違うものの『ウンナン世界征服宣言』で初共演して以来、ウッチャンナンチャンは師匠的な存在とされ共に慕っている。内村光良を「師匠」、南原清隆を「兄貴」(主に天野)と呼ぶことも多い。さんまや笑福亭鶴瓶などを師匠と呼ぶことは多いが、兄貴と呼ぶのは南原だけである。
『香取慎吾の特上!天声慎吾』で共演した香取慎吾の電話番号を知る、数少ない人物。(香取は原則、先輩後輩に関わらず、役者やスタッフにも電話番号を教えない為)
「キャイ〜ン」の言い方だが、初期はキャイ〜ンポーズをする瞬間に言っていた。しかし2000年代に入ってから「キャ」と「イ〜ン」のあいだに間を置くようになり、「イ〜ン」を言いながらキャイ〜ンポーズをするようになった。現在では(ライブビデオやDVDに収録されているものでは)「キャッイ〜ン」となっている。
2002年10月5日の番組開始当初から出演し続けた『もしもツアーズ』が2022年9月24日の放送分を以って番組が終了。約20年間も続いた番組で唯一初回から最終回まで全て出演し続けた。
コンビでは上記の「もしもツアーズ」、ピンではウドが「ウドちゃんの旅してゴメン」、天野が「プレミアの巣窟」「うまいッ!」、ラジオでは「キャイ~ンの家電ソムリエ」など、コンビでもピンでも両方とも放送期間10年を越えるメイン番組を持ったことのある稀有なコンビである。
単独での出演歴については「天野ひろゆき#出演」「ウド鈴木#出演」を参照
※声優として出演。
※フジテレビ系列の番組を題材にしたコラムシリーズ。過去には「100%に賭けるキャイ〜ンの戦記」「ザ・レターズ〜みんなの愛にありがとう」を連載。番組自体は続くが、2007年5月に連載は終了。
※2001-2003年のLIVEビデオ/DVDは翌年のLIVE会場で販売されたが、市販はされていない。
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