ホータン地区(ホータンちく)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区南西部に位置する地区。
歴史
1959年に専区名が和闐より和田に改称された。1975年にホータン専区はホータン地区に改称される。
中華人民共和国成立後、新疆には大量の漢族が移住したが、ホータン地区におけるウイグル族の人口比率は今もなお高い。
行政区画
ホータン県にはインドとの国境紛争地域であるアクサイチン(阿克賽欽)(図中の「Disputed Area」)が含まれているが、中国が実効支配している。
年表
この節の出典
新疆省ホータン専区
- 1949年10月1日 - 中華人民共和国新疆省ホータン(和闐)専区が成立。ホータン(和闐)県・カラカシュ県・グマ県・ロプ県・チラ県・ケリヤ(于闐)県・ニヤ県が発足。(7県)
- 1954年2月1日 - ホータン専区が南疆行政公署ホータン専区に改称。
新疆省南疆行政公署ホータン専区
- 1955年9月13日 - 新疆ウイグル自治区の成立により、新疆ウイグル自治区南疆行政公署ホータン専区となる。
新疆ウイグル自治区南疆行政公署ホータン専区
- 1956年4月21日 - 南疆行政公署ホータン専区がホータン専区に改称。
新疆ウイグル自治区ホータン地区
- 1959年6月16日 - ホータン(和闐)専区がホータン(和田)専区に改称。(7県)
- ホータン(和闐)県がホータン(和田)県に改称。
- ケリヤ(于闐)県がケリヤ(玉田)県に改称。
- 1959年8月3日 - ケリヤ(玉田)県がケリヤ(于田)県に改称。(7県)
- 1975年1月30日 - ホータン専区がホータン地区に改称。(7県)
- 1983年9月9日 - ホータン県の一部が分立し、ホータン市が発足。(1市7県)
- 2006年 - ロプ県・ホータン県の各一部がホータン市に編入。(1市7県)
- 2016年1月8日 - カラカシュ県・グマ県の各一部が合併し、自治区直轄県級行政区の崑玉市となる。(1市7県)
- 2019年12月20日 - カラカシュ県・グマ県・チラ県・ケリヤ県の各一部が崑玉市に編入。(1市7県)
脚注
参考文献
- 新免康「ホータン」『岩波イスラーム辞典』岩波書店、2002年2月。ISBN 4-00-080201-1。
外部リンク
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