『ガンダムバトルロワイヤル』 (GUNDAM BATTLE ROYALE) は、バンダイナムコゲームスのバンダイブランドで2006年10月5日に発売されたPlayStation Portable用のゲームソフト。ジャンルは3Dアクションシューティング。アートディンク制作の「ガンダムバトルシリーズ」の第2作目。「ガンロワ」「GBR」と略される。
パッケージイラストは前作と同じく森下直親によるもので、パーフェクト・ジオング、メッサーラ、ガンダムMk-II、フルアーマーガンダムが描かれている。
アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズを題材にした3Dアクション。2005年に発売されたPlayStation Portable用ゲーム『ガンダムバトルタクティクス』の続編だが、様々な面が改良、グレードアップしている。
メインとなるキャンペーンモードは宇宙世紀(U.C.)0079から開始する。まずは地球連邦軍かジオン公国軍を選択し、キャラクターを作成する。その後、モビルスーツを選択し、ミッションへと向かう。ミッションは「時間内に敵機を全滅させる」「大型モビルアーマーを撃墜する」「味方を護衛する」など様々なものがありそれらを達成していく。相手の攻撃をある程度受け、HPが0になると、機体が撃墜されミッションは失敗となる。ミッションに成功すればそれに応じて機体のチューニングポイントを得ることができたり、パイロットが成長したり、新たなMSやパイロットが使用可能になることもある。キャンペーンをクリアしていくと、舞台はU.C.0079からU.C.0087へと移り、新たな組織のエゥーゴかティターンズへと所属するようになる。ミッションは全部で100以上ある。
2007年8月には廉価版である「PSP The Best」版が発売された。
ゲームシステムには従来のガンダムのアクションゲームになかった以下の特徴がある。
時間とともに増加していくSPゲージがあり、これを消費してチャージ射撃、チャージ格闘、ブーストダッシュ、SPアタック、ハイパー化が可能。SPゲージは前作では100%までだったが、本作では200%まで貯めることが可能になった。
MSの改造が可能で、ミッション終了後に成績に応じて振り分けられるポイントでHP、機動力、バランサー、射撃攻撃、射撃精度、格闘攻撃、格闘精度、レーダーなどのさまざまな能力を強化できる。またパイロットの能力も成長し、これらの育成もゲームの楽しみとなっている。
対戦モードでは4人までの対戦が可能で、2チームに分かれた対戦、4人のバトルロイヤルや、ビグ・ザムやアプサラス、サイコガンダムといった大型MAを協力して撃墜するミッションもある。これらの協力ミッションで機体やパイロットを育成することも可能。CPUとの対戦や協力プレイも可能。
前作はミッション開始時に武装を選択したが、本作では戦闘中に武器の持ち替えが可能になっており、例えばΖガンダムならメイン射撃武器をビームライフル、グレネードランチャー、ハイパーメガランチャーから持ち替えることが可能になっている。
本作のキャンペーンモードでは一年戦争が最後まで描かれるようになった。これに伴い、コロニー外壁やア・バオア・クーなどの足場のある宇宙空間のマップが追加されている。また、『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』や『MSV』を題材としたミッションが新たに導入されている。
『機動戦士Ζガンダム』を題材にしたグリプス戦役は中盤の「キリマンジャロの嵐」まで描かれている。『ガンダム・センチネル』からは一部のMSがゲスト参戦している。
作中に登場した超量産型モビルスーツのサクとSM(サム)が登場。ユーザーに予想外の笑撃を与えた。
ユニット総数は全80種。アッグ、パーフェクトジオング、Ζプラスなど従来のガンダムのアクションゲームには登場していなかったMSも操作可能になっている。
主人公がニュータイプ(NT)かノーマルか選択可能になり、さらに男女2種類ずつから選択できるようになった。ニュータイプは最初は能力が低いが、成長が早い。ノーマルは最初から能力が高いが成長が遅い。一部NT専用のMS、逆にNT使用不可のMSも存在する。
主人公以外にゲストパイロットとして登場するキャラクターは合計30人。当初はゲストパイロットの能力は固定されているが、本編クリア後には成長させることが可能になる。
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