
品川区(しながわく、英語: Shinagawa Ward、Shinagawa City)は、東京都の区部南部に位置する特別区。
旧品川区と旧荏原区が合併して発足した。新しい区名は、「大井区」「東海区」「城南区」「八ツ山区」「港区」などの候補があったが、旧品川区が踏襲された。同時期に東京都内に誕生した特別区の中で唯一、これまでの区名が新たな区名に採用された。
東京都区部では南寄りにあり、西は山の手台地、東は東京湾に面する。区域は東海道の旧品川宿を含む。
台地と低地があり、東部は東京湾(東京港)に面する埋立地である。 台地は、目黒川の北に芝白金台、目黒川と立会川の間に目黒台、立会川の南には荏原台がある。どれも武蔵野台地の末端である。 低地は、品川地域や大井地域および川沿いに広がっている。 また、飛び地状の孤立した位置関係に東八潮が存在し、東京港トンネルにて接続している。
北は港区と渋谷区に区境を接する。西は目黒区、南は大田区で、東は港区、江東区と接する。
『東京23区生活実感ランキング2006』(2006年9月、HOME'Sリサーチ)で東京23区の中で各区住民による総合満足度ナンバーワンに選ばれた。
区内は旧町の地域をもとにした5つの地区に分けられる。
品川区では、全域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。
1964年(昭和39年)をピークに減少が続いた後、1998年(平成10年)から上昇へ転じ、2019年(令和元年)7月1日時点の統計で40万人を突破した。
区民の平均年齢は43.82歳である(2008年(平成20年)1月1日時点)。
2015年(平成27年)国勢調査の結果によると夜間人口(居住者)は386,855人で、区外からの通勤者と通学生および居住者のうちの区内に昼間残留する人口の合計である昼間人口は544,022人。昼間人口は夜間人口の1.406倍である。
なお東京都編集『東京都の昼間人口2005』(平成20年発行)128,129ページによると、国勢調査では年齢不詳の者が東京都だけで16万人いる。上のグラフには年齢不詳の者を含め、昼夜間人口に関しては年齢不詳の人物は数字に入っていないので数字の間に誤差は生じる。
品川の名の起こりについては目黒川を参照。
古墳時代以後の奈良時代、平安時代には既に平安京と国府の中継地点や駅家(うまや)として機能していたという記録があり、交通拠点となっていたと考えられる。令制国としては武蔵国の一部。
五街道中で最も交通量が多い東海道の、江戸から数えて第一の宿場(品川宿)として発展していった。
幕末の文久2年(1863年)には英国公使館焼き討ち事件が起きた。
住民票、印鑑証明、戸籍証明等の交付業務を行う。
東京消防庁 第二消防方面本部 (大田区大森東一丁目32番8号)
高層ビルは品川区の超高層建築物・構築物の一覧も参照。
五反田駅周辺を中心にベンチャーの起業が進んでおり、米国シリコンバレーにちなんで「五反田バレー」と呼ばれている。2018年7月には、その名称をとった団体が発足した。
職業能力開発促進法に基づく職業訓練施設として以下のものがある。
延べ40の鉄道駅が区内にあり。大井町駅や五反田駅、目黒駅はターミナル駅になっている。なお区名と同じ品川駅は港区に所在する。
山手線の南端部が通るほか、東京都心と大田区(羽田空港を含む)、神奈川県を結ぶ複数の鉄道路線が南北を縦貫する。
大森駅の所在地は大田区大森北だが、北口出入口が品川区南大井である。
路線バスが61系統走っているほか、2022年3月にコミュニティバス「しなバス」の試験運行が西大井駅前-大森駅前で始まった。
品川区は東京運輸支局本庁舎の管轄エリアで、品川ナンバーを交付される。
品川区内には、東海七福神と荏原七福神の2つの七福神めぐりのコースがある。
区内各地に寺院があり、特に旧東海道付近に多く見られる。
上大崎の寺院群は芝増上寺下屋敷に由来し、幕末の江戸の七大荼毘所(火葬場)の一つである。
例祭・例大祭・大祭等で呼ばれる祭りで、神輿の練り歩きが行われ、各地で見物できる
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