『ココリコミラクルタイプ』(英称:Cocorico Miracle Type)は、2001年4月11日から2007年9月26日までフジテレビ系列で毎週水曜夜10時に「水10!」枠で放送されていたバラエティ番組である。ココリコらが視聴者の投稿や芸能人の体験談をもとにコントで再現する。ココリコの冠番組で、通称「ミラクル」「ミラクルタイプ」「ココミラ」。
番組はコントを見ながらココリコが司会進行役となってゲストや他のレギュラーメンバーとのトークセッションを繰り広げるというもの。「豹変する女」「折れない男」「夢のない男」「モーヲタ」「ドラマ気取り」など、再現ドラマ風コント(事実上、コントドラマ)が人気を博した。
スタジオ内ではコントとコントの間にゲストを交えてトークをする。30分番組でトークが短くなることが多く、テロップが挿入された。松下由樹のコント前のメッセージもかなり早口で読んでいる。
オープニングは出演者の写真をコマ送りで表現し、途中からはプロの漫画家(里中満智子、きうちかずひろ、いがらしゆみこ、土田世紀)のイラストを起用した。 終盤は、出演者がホスト・ホステス風に写真で登場する。登場順は、遠藤章造→田中直樹→松下由樹→坂井真紀→八嶋智人→大倉孝二→山口紗弥加→永田彬&品川祐&庄司智春&福田沙紀→村上知子&リリー・フランキーの順番となっている。
またこの番組の直前には同番組と同じコント番組「ワンナイR&R」を放送していた。
番組メンバーのことを「ミラクル劇団」と称していた(2007年2月放送より)。
1999年12月30日午前0時から関東ローカルのみで放送された、単発特番「ココリコ超特大号」が前身。内容はパロディやドキュメントタッチのコントで、遠藤・田中が扮する「チェッカー戦闘員」(何を言っても「ヒー」としか喋らない)などが登場した。
その後、単発の深夜番組「ココリコの投稿番長」が2000年4月5日・7月8日・10月5日・12月26日の計4回放送された。7月8日の放送は「2000FNS1億2700万人の27時間テレビ夢列島」の深夜コーナー「草彅・キャイ〜ン・ココリコの女子アナといろいろやってみるぞスペシャル!」の中で全国ネットで初の生放送。10月5日の第3弾からは後にレギュラーとなる松下が審査員ゲストとして参加している。
全国ネットになったのは2001年4月11日。番組タイトルを「ココリコミラクルタイプ」に改めた。放送時間は水曜23:00 - 23:30。(水曜バラパラ)放送開始当初の視聴率は一桁が続いたが3ヶ月経過してから2桁台になった。
翌年2002年4月の改編で水曜日夜10:00台の「水10!」の1パートとしてプライムタイムに進出(番組内ではゴールデンタイム進出と称していた)した。また、音声モードもモノラルからステレオに変更された。
サブタイトルの末尾には必ず「スペシャル」がつく。
このほか、ゲストの体験コントだけで進行するゲスト名を冠したスペシャル、「リリー'SBAR」「ミラクルNG裁判」などの特別編も。
総コント数は1185。
雪男を模したキャラクター。本来ならば「ミラクル唯一の観客」ということなのだが、実際は「影の進行役」である。声はピエール瀧が担当している。
言葉遣いは悪い。よく言うことばは「馬鹿っ!」。語尾には「○○だヌーン!」が付く。 また、進行の際「は〜いのは〜いのはいのはいのは〜〜〜い」とよく言っている。
「ココリコミラクルタイプ」では、「ミラクルさん家」は山奥にあった。だが、「with香取慎吾」の際はなぜか雪山。遠藤がミラクルさんに尋ねると、「俺の設定なんだったっけ?」と逆に質問したが、全員「わからない」という答え。それに対しミラクルさんが「俺の設定は俺は雪男」と言った。このことから、ミラクルさんは雪男であることがわかった。
2004年1月7日「二重生活(ダブルライフ)」と題された2時間ドラマが放送され、2005年・2006年には人気コントテーマ「こんな女は嫌われる」のドラマ版が放送された。2004年放送版が「ミラクルタイプ」にとって初の試みであるが、これ以前にも2003年9月26日24:55 - 25:25に八嶋智人・小日向しえ主演の短編ドラマ「私海」(「ミラクルタイプ」の冠ではないが、スタッフ班が同じ)が深夜帯で放送された。
2004年10月6日、10月13日には、サスペンスドラマを題材にした特別企画。6日を前編(本編)、13日を後編(解決編)へと分けて放送。上記のドラマスペシャルと異なる点は普段の番組で登場するコントキャラが刑事に扮して笑い声は入らないものの、ドラマよりコント寄りした構成となっていた。福田雄一脚本、サブタイトルは「遺産を巡る美人姉妹殺人予告の宴に日本の名刑事揃うサスペンスのはずが世にも笑えるミラクルな殺人事件」
2006年9月13日・2007年3月28日に、本番組終了後各地の放送局のミニ番組を挟んで放送される関西テレビ制作の「グータンヌーボ」と合体した特別番組。「水10!」の中では字幕放送はないが、こちらの場合は字幕放送あり
FNS27時間テレビ みんな“なまか”だっ!ウッキー!ハッピー!西遊記!内で放送された「ココリコミラクルタイプ」のスペシャル版。3:00 - 5:00の2時間の予定だったが番組進行が遅れていたため短縮された。この調整により後の企画ではタイムテーブルどおりに番組が進行した。
番組内では時間の都合で未放送になったが、2007年8月29日の「ココリコミラクルタイプ」レギュラー回で放送された。
略称は「ジッパチ」。吉本興業が運営、メロディック・ハードコアを専攻するR and Cレーベル所属のロックバンド(ボーカルユニット)。名前は、MONGOL800のパロディー。
当初はピエール瀧がプロデュースした謎の歌手として2003年4月〜6月期のEDテーマ『死ぬほどあなたが好きだから』を歌い、番組に問合せが殺到。インディーズ盤も密かにリリースされていたが、話題になるとともに即完売。多大な問合せの声に応え、急遽コロムビアミュージックエンタテインメントから2003年7月23日にシングルを発売。
「ミュージックステーション」(2003年8月22日放送)に出演し、正体が遠藤・八嶋・品川の三人演じる土木作業員のコントキャラ(ミラクルダイアリー、2003年3月放送分)と明らかに。発売1ヶ月後にしてオリコンチャート最高11位のヒットを記録。
2004年11月25日リリースの2ndシングル『たまには泣いてもいいですか?』より、在籍レコード会社をR and Cに移した。
2006年3月8日、3rdシングル『さくらいろ』をリリース。同曲リリース直後、「3人が天狗になってきた」とプロデューサーが解散を決断。逸話としてメンバーがあまり歌詞を覚えていない様で2006年4月3日放送のHEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMPスペシャルで歌う際、歌詞をカンニングして歌う所を司会の浜田雅功に暴露された。
2006年4月26日、6曲入り初アルバムにしてラスト・アルバム『GREATEST HITS』をリリース。初回盤のみMV・特典映像収録のDVD付。
時給800円に関連し、加藤夏希と村上知子によるデュオユニット日給8000円(にっきゅう・はっせんえん R and C所属)がある。
そもそもは「時給800円」の第2弾シングル「たまには泣いてもいいですか?」(番組挿入歌、2004年11月24日放送の番組サブタイトルに)が2004年11月25日に発売されるのに合わせて、「ならば私たちもユニットを」ということで2004年11月3日放送分で夏希と村上がこのデュオユニットを結成したことを発表。デビューシングルとなる「未来がなくても抱きしめて」(2004年10月27日〜のエンディングテーマ)との売り上げ競争を行うことになったという。
発売日の2004年11月25日付オリコンデイリーチャートでは時給800円が3位、日給8000円が15位。実質、発売週に在庫が少なくなりバックオーダーがかかった、時給800円が勝利していた。なお、日給8000円は「ポップジャム」の企画「ブレイクレーダー」で、4週連続1位になった。また、衣装はかつてのアイドルデュオ・Winkをイメージしたものである。
ポニーキャニオンから発売
ポニーキャニオンから発売
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