中央区(ちゅうおうく)は、新潟市を構成する行政区の1つ。新潟市の中で、最も面積が狭く、人口は最も多い行政区である。
新潟市の都心軸として位置付けられている「にいがた2km」(新潟駅周辺〜万代シテイ〜古町)を擁するほか、市役所や県庁の所在地となっている。
区役所は西堀通の超高層ビルNEXT21の2階 - 5階に置かれている。
区内には市役所や県庁のほか、新潟美咲合同庁舎をはじめとした国の出先機関など官公庁も数多く所在する。
新潟県内のテレビ局、ラジオ局(県域)計7社局はいずれも中央区に所在している。
古町を中心とした信濃川左岸側は江戸時代からの港町の町割りや芸能文化が残る市街地となっている(詳細は古町 (新潟市)を参照)。
北は日本海に面し、東は信濃川と栗ノ木川を境に東区、南は日本海東北自動車道を境に江南区、西は信濃川とその支流の関屋分水路を境に西区と接する。
海岸沿いは比較的標高が高いが、それ以外は平坦である。標高が高い地域の地名には、しばしば「山」が見られる(例︰紫竹山)。
信濃川は関屋分水路との分岐点より区を横断し日本海に注ぐ。区内の信濃川は岸が埋め立て整備されており、信濃川ウォーターシャトルの発着場のほか、ウォーキングロードややすらぎ堤として利用されている。
区域は新潟島を中心とする「中央地区」、沼垂・万代を中心とする「東地区」、鳥屋野・山潟を中心とする「南地区」の3地区に分かれておりこれらが一体となった形で区域のほぼ全域に市街地が形成されている。
1889年の市制施行時、新潟市の市域は新潟島の中流域から下流域にかけての地域のみで構成され、中心市街地は古町や本町を中心とした地域であったが、人口増加によって下流域へ向けて市街地が次第に拡大した。さらに萬代橋の架橋や沼垂町の編入合併などを経て東地区や関屋へと広がり、戦後からは新潟駅の移転によって万代や、当時「駅裏」と呼ばれた沼垂南部や鳥屋野東部へ、そして1970年代からは鳥屋野西部や山潟へと拡大し、特に新潟駅に南口が開設され「駅裏」から「駅南」と呼ばれるようになった1980年代前半以降、近郊部の市街地化が一層急速に進捗した。こうした経緯から現在の市街地構成は、新潟島の中流域や新潟駅を中心とした、ほぼ同心円状となっており、外郭部のほとんどが住宅地となっている。
住居表示は区内市街地の大部分で施行されているが、中央地区の関屋以西では、戦前来の町名を現在も使用しているところが大半である。東地区と南地区では大部分で施行されているものの、新潟駅南口周辺の笹口・米山・天神の各一部と堀之内には住居表示の未施行箇所や、町名整理のみが施行され、街区符号の整理が行われていない箇所が残存している。また南地区には山潟・鳥屋野・曽野木地区(日東道北側)の一部など、住居表示が未だ施行されていない地域も若干残存している。
中央省庁の県への出先機関の殆どが、中央区に集中している。
区内には2つの警察署があり、所轄地域は新潟中央署が新潟島全域、新潟署は新潟島を除く中央区全域となっている。
区内の主な病院は下記の通り。
中央区内には集配局が2局所在する。
郵便物集配地域は、新潟中央局新潟中分室が中央区のうち新潟島全域。新潟中央局(本局)は中央区のうち新潟島と曽野木地区等を除くほぼ全域と、東区の一部を除くほぼ全域、江南区の亀田地区全域と、集配地域が広く設定されている。
北陸地方における経済の中心地の1つでもあり、多くの企業の支店や製造の拠点を構えている。 かつて新潟証券取引所が置かれるなど、現在でも本州日本海側の貿易拠点都市として発展している。
南地区の女池(めいけ)は、コマツナの一種「女池菜」の産地として知られる。 また南地区のうち、日本海東北自動車道北側の鐘木、清五郎と山潟地区の姥ケ山、長潟など住宅地の外郭部には水田が広がり、稲作が盛んである。
秋田銀行(万代) 東邦銀行(上大川前通) 北陸銀行(東堀通) きらやか銀行(東万代)
みずほ信託(西堀通) 三井住友信託(上大川前通)
日本初の階層式配水池で、内部は高区用と低区用の上下2層に分割されており、また配水池上部には展望台「日本海タワー」が設けられている。 なお、その他の地区の上水道は江南区の信濃川浄水場と、同区の阿賀野川浄水場から東区の竹尾配水場を介して供給されている。
多くをNSGグループが占めている。
中央区の中心駅は、新潟駅である。現在駅舎の建て替え、及び駅前広場等の整備が進められている。また、白山駅はBRT萬代橋ラインとの接続駅となっている。
区内の一般路線バスは全て新潟交通グループが運行しており、同社の他、地域子会社の新潟交通観光バスも一部路線を運行している。新潟島北東部の入船町四丁目には入船営業所が、万代シテイ北側の八千代一丁目には新潟東部営業所の万代検車場がある。
新潟市中心部から市内外各方面に至る路線バスのほとんどが、区内の新潟駅(万代口、南口)、万代シテイ、新潟市役所前のいずれかを始終点としている。したがって、区内を経由するバス路線全てを記述すると新潟交通の運行路線を網羅することになってしまうため、ここではBRT・市内線、および区内のみを走る路線以外は割愛する。なお、各路線の詳細は「新潟交通のバス路線一覧」を参照(下記路線番号からもリンク可能)。
新潟市を発着する高速バスの大半が区内発着となる。県内線のときライナーは新潟駅万代口を発着点とし、区内にいくつかの停留所を設けている。新潟交通関連の県外線については万代シテイバスセンターが発着点となり、旧ツアーバス系は新潟駅南口等様々である。詳細はときライナーおよび新潟交通のバス路線一覧#県外線を参照。
区内に高速道路は走っていない。最寄のICは江南区との区境にある磐越自動車道の新潟中央ICもしくは新潟亀田IC。
新潟バイパスからは西区の北陸自動車道新潟西ICへ直接入ることが出来る。
本町通七番町の本町交差点に新潟市の道路元標がある(以下の※が付いている道路は道路元標が起点または終点)。
※県道4号の起点は中央区内であるが終点へは直通はしておらず、実質的な起点は東区臨港町二丁目。
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