田中 英雄(たなか ひでお、1983年3月1日 - )は、熊本県下益城郡豊野町(現:宇城市)出身のサッカー選手。
幼少期は桑田真澄に憧れ、小学4年生の時は野球部に所属していた。サッカーを始めたのは小学5年生の時であり、サッカー部の監督を務めていた当時の担任から誘われたことがキッカケだった。鹿屋体育大学時代には、九州学生選抜としてデンソーカップサッカーの準優勝(2004年)も経験している。
2005年、ヴィッセル神戸に入団。入団1年目からコンスタントに出場機会を得てきた。2006年、スチュアート・バクスター監督に信頼されレギュラーを獲得。7得点を挙げた。2013年、神戸から契約満了を告げられたが、その後再契約を結んだ。翌シーズンは新加入FWマルキーニョスが背番号18を背負うこととなったため、背番号8に変更となった。2014年7月31日、京都サンガF.C.へ期限付き移籍。翌年、移籍期間満了に伴い神戸に復帰。2017年シーズン限りで神戸を退団した。
2018年、JFL・テゲバジャーロ宮崎へ完全移籍。同年7月、カマタマーレ讃岐へ期限付き移籍。シーズン終了後、移籍期間満了により讃岐を退団。テゲバジャーロ宮崎からも退団が発表された。
2019年1月にFCティアモ枚方へ完全移籍。 2021年5月11日、練習中に負傷。右膝前十字靭帯断裂で手術後、約6~8か月を要する見込みとの診断を受ける。
2022年10月28日、2022年シーズンをもって現役を引退すると発表された。10月30日、鈴鹿ポイントゲッターズ戦で1年半ぶりに試合に復帰。試合後、2005年に神戸の強化部長として田中の獲得を決めた鈴鹿・三浦泰年監督は「彼のサッカー人生がここまで続いてきたことを本当に僕もうれしく思う。彼を選べたことを自分自身も誇りに思う」と最大級の賛辞で17年間の現役生活をねぎらうコメントをした。
無尽蔵のスタミナでDFラインから前線までアグレッシブにアップダウンするプレーが特徴であり、本人も持ち味に「運動量」と「躍動感」を挙げている。本職はボランチであるが、時にはサイドハーフのポジションでもプレーする。
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