北村 一輝(きたむら かずき、本名:北村 康(きたむら やすし)、1969年〈昭和44年〉7月17日 - )は、日本の俳優。フロム・ファーストプロダクション( - 2022年9月21日)を経て、株式会社PANDA所属(2022年9月22日 - )。
大阪府大阪市出身。弓削商船高等専門学校中退。 当初は本名で活動していたが、1997年の映画出演が縁で三池崇史監督によって「北村一輝」と改名する。
2人兄弟の次男として誕生。兄は演出家のキタムラトシヒロ。母方の祖父母は沖縄出身。
幼少期より映画好きで、中でも深作欣二監督の『蒲田行進曲』に衝撃を受ける。
タイロン・パワー主演の『海の征服者』を観て海賊に憧れを抱き、「海賊になるため」に商船高専(当時は、航海学科、機関学科の2学科、修業年限は5年6か月〈練習船実習1年含む〉)に進学。しかし、「海賊になれない」ことに気がついたため3年で中退し、「役の上ならどのような人間にもなれる。海賊にもなれる」から役者を志す。商船高専に通っていたため一級小型船舶操縦士免許を所持している。
19歳の時に上京。事務所やオーデションを片っ端から受けるもエキストラばかりであった。自らを売り込むために本人とマネージャーの一人二役をこなしていた時期もあったが知名度は上がらず、失意のうちに一度廃業する。オーストラリア、南アメリカ、東南アジアなど、およそ4年間海外で放浪生活をしたが、「これでは逃げ出したままで終わってしまう」と思い直し帰国。
俳優活動を再開し、やがて三池崇史や望月六郎作品と出合ったことがターニングポイントとなる。
1999年公開の『皆月』および『日本黒社会 LEY LINES』でキネマ旬報新人男優賞、ニフティ映画大賞助演男優賞受賞(『皆月』ではヨコハマ映画祭助演男優賞も受賞)。
2019年後期放送『スカーレット』で戸田恵梨香演じるヒロイン喜美子の父・常治を演じ、NHK連続テレビ小説初出演となる。
2022年9月23日更新の自身のInstagramにて、22日付で所属事務所フロムファーストプロダクションを退社し、担当マネージャーが設立した新事務所「株式会社PANDA」に移籍したことを報告した。
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